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フリートーク:俳優の死去報道について

俳優の死去報道について

2008/03/31 by 夢寝由来

先週末スポーツ新聞に『リチャード・ウィドマークさん死去』と一応カラー写真いりで報道されていた。
“一応”と書いたのは一昨年秋に亡くなった写真無しで見落とすような小さな扱いだったグレン・フォードやジャック・パランスに比べてマシに感じたからだが同時に今世紀に亡くなったアンソニー・クインやグレゴリー・ペックの一面報道+評論家の追悼文入りの扱いに比べると雲泥の差だったのが悲しい。
受賞歴という肩書きに影響されてしまうのでしょうか?

ウィドマークは赤狩りの1947年にイジメの標的にされていた戦前からのギャングスターであるエドワード・G・ロビンソンの凋落と入れ替わる形でデビューしカラー・ワイドスクリーン時代の1950年代に頂点を極め、1960年代後半イタリアンウエスタンの台頭やアメリカンニューシネマの登場によって活動の場を奪われドン・シーゲル監督を経由してクリント・イーストウッドにダーティヒーローの座を明け渡すように去っていったスターで最盛期はハリウッド戦後派7大スターの一人だったそうです。

 

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/03/31 by 未登録ユーザ筆王

    スポーツ新聞といっても
    記事書く記者がひとり。
    それを点検する上司がひとり。
    みんながみんな夢寝由来さんのように
    1950年代前後のハリウッドスターに詳しい
    人ではないでしょうから
    夢寝由来さんが残念に思う気持ちもわかります。
    (リアルタイム世代なら60歳以上。)
    映画専門の雑誌なんかは、
    どのような扱いだったのでしょうか。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/01 by lp

    スレッドの意向とはずれるかもしれませんが、この間亡くなられたアンソニー・ミンゲラ監督の訃報ってほとんどされてませんでしたね。
    好きな監督さんだっただけに残念です。
    冥福を祈ります。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/01 by 夢寝由来

    ドン・シーゲル監督によるハードボイルド映画の傑作「刑事マディガン」で、S&W・チーフスペシャルの二丁拳銃をぶっ放すシーンこそが、アメリカ製正統派西部劇で活躍してきたリチャード・ウィドマークのラストランだったのでしょう

    牧坂さんのおっしゃるとおりです。
    警視総監役でヘンリー・フォンダが助演しているのはおそらく「ワーロック」で役をウィドマークと交替した事への償いでしょう。

    補足:ハリウッド戦後派7大スターについて
    1940年代中期〜後半にかけてデビューか頭角を表し1950年代をピークに1960年代末期までスターとして活躍した男優。
    1970年代以降の最盛期を過ぎてからは製作者に転進するか脇に廻るかセミリタイヤか欧州に渡るかの身の振り方をしている。
    デビュー順に
    ■ウィリアム・ホールデン
    ■グレン・フォード
    ■グレゴリー・ペック
    ■ロバート・ミッチャム
    ■バート・ランカスター
    ■カーク・ダグラス
    ■リチャード・ウィドマーク
    を実は私が勝手に『7大スター』呼んでいる。人によってはフォードやウィドマークを外して5大スターと称する向きもあるし、肩書き好きはアカデミー主演男優賞のホールデン、ペック、ランカスターの3大スターと言ったり曖昧だが、様々な評をまとめた結果です。
    新聞報道に反して逢坂剛&川本三郎の両氏は共著『大いなる西部劇』と『誇り高き西部劇』でウィドマークを高く評価している。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/01 by 未登録ユーザ山咲

    仰るとおりと言いますか
    牧坂満氏も夢寝由来氏も
    何時も映画タイトル&役者名を並べているだけ
    の投稿でしかないような……
    「受賞歴という肩書きに影響されてしまうのでしょうか?」
    と言う言い出しっぺの問題提起がすでになくなっとる

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/02 by Baad

    お久しぶりです。

    > 受賞歴という肩書きに影響されてしまうのでしょうか?

    受賞歴以前に知名度が全然違うでしょう。確かにウィドマークは名優ですが、映画を見て初めて分かる玄人受けする役者で、一般の人がその名前を聞いても代表作をすぐ思い出せるような人、ではありませんし、あとの二人と違って、外見的に際立って人と違う特徴があるわけでもないですから。

    クインは『道』や何本もの聖書劇など、映画ファンならずとも知っていて、定期的に繰り返し再上映されたり、テレビで放映されたりするような映画に何本も出ていますし、亡くなった時点でも俳優として現役でした。ニューシネマの時代には国際的な合作映画の大作に多く出演していますね。

    グレゴリー・ペックは、本国では知りませんが、言うまでもなく日本では人気が高いですし。

    ウィドマークの全盛期は50年代。日本映画が全盛期でアメリカ映画は斜陽に向かっていた時代。このへんも知名度の差に影を落としているかと。
    名前を惜しむ気持ちは理解できますが、この二人と比べるのはそもそも無理があるのではないかと思います。

    因みに、私はクイン・ウィドマークは好きですが、ペックはまあまあそこそこ、と思っています。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/02 by 夢寝由来

    Ip2007さん 
    思い入れのある映画人なら監督でもかまいません
    古澤憲吾監督の記事は片隅だった。クレージー・キャッツ特に植木等の主演作を手がけ私を大いに楽しませて死くれた喜劇の巨匠なのに…
    逆に一面報道だった市川崑の映画で楽しい気分を味わった経験は皆無です。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/02 by 夢寝由来

    >「荒野の七人」たちの選出に漏れた人々を…
    牧坂さん、決して選出漏れではありません。
    ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・スチュアート、ジョン・ウェイン、ケーリー・グラントを1930年代デビューのビッグ4と分類しています。
    更に言うとハンフリー・ボガート、スペンサー・トレーシー、クラーク・ゲーブル、ゲーリー・クーパー をその少し前のビッグ4と分類しています。
    この分類は私個人の価値観であって小学1年生がやる問題『ネコの分類』(尻尾の向き・色・眼を開けているか等)以下のレベルですから…
    フォンダに対する思いは私も同じくらいです。但しスチュアートとフォンダではどちらが役者として上か?又はスターとしてどっちが輝いていたか?の答えは出せません。
    強いて言うならそれぞれのイメージからハンクは“海の人”、ジミーは“空の人”でしょう。
    二人とも亡くなった時はアメリカの国民的英雄の扱いでしたね。

  • Re: 俳優の死去報道について

    2008/04/02 by 夢寝由来

    >受賞歴以前に知名度が全然違うでしょう。確かにウィドマークは名優ですが、映画を見て初めて分かる玄人受けする役者で、一般の人がその名前を聞いても代表作をすぐ思い出せるような人、ではありませんし

    Baad さん、こちらこそ!
    鋭い指摘ありがとうございます。
    実は「ワーロック」のレビューを書いたときに私自身も本当は分かっていたのかも知れません。
    後世に語り継がれる俳優は一定の条件を満たしているか?或いは何か型破りな物が要求されるのかも知れません。
    受賞歴以外の条件は以下の如く
    ◇繰り返し上映されDVDレンタル&セールス高い名画(代表作)に恵まれている。
    ◇ファンの層が厚い。
    ◇女優の魅力を引き出す力を持っている。
    ◇本国・日本だけでなく欧州各国でも通用する。
    ◇屈託の無い笑顔が絵になる顔である。
    ◇後輩へのお手本となるスタイルをもっている。
    ◇映画だけでなく舞台・TV・歌手としても著名
    これらの条件を半分以上満たしているか?
    ウィドマークは確かに男性ファン主体のその時期にのみ輝いたスターだったのでしょうね。
    再び「ワーロック」ですが何とウィドマークは共演のヘンリー・フォンダとアンソニー・クインを押さえ配役序列はトップロールだったのです。

  • メル・ファーラー

    2008/06/06 by 夢寝由来

    先日、『メル・ファーラー死去』報道がスポーツ新聞の片隅に掲載されていた。
    想像通り“オードリー・ヘプバーンの元夫”と形容されていた。
    享年90歳。
    ディーン・マーティンやロバート・ミッチャムと同じ1917年生まれだが酒豪で喧嘩っ早い彼らは多少いい加減でも監督や共演者に恵まれ決めるべき時は決める代表作があったのに対しファーラーには人徳が無かったのか良いスタッフに恵まれず、誰にもマネ出来ない代表作が皆無であり、多芸多彩なインテリでも映画界では成功しなかったのだろう。
    俳優としては「戦争と平和」のピエール役が一番有名で、監督作「緑の館」はオードリー唯一の駄作と酷評され、製作作品「暗くなるまで待って」がオードリーとの最後のコラボ作品。
    珍しく無法者を演じたフリッツ・ラング監督の「無頼の谷」(1952年:マレーネ・ディートリッヒ&アーサー・ケネディ共演)というB級西部劇が見たくなった。
    冥福を祈ります。

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