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フリートーク:外国映画の翻訳について

外国映画の翻訳について

2008/04/10 by メイプルタウン

昨夜、NHK衛星第2で「墓石と決闘」という西部劇を見ましたが、ラストシーンで馬車に乗ったワイアット・アープが万感の想いを込めて「So long」と語りかけたシーンが「達者でな」と字幕に書かれてありました。翻訳者の語学力や芸術に対する造詣は私などよりは遥かに上でしょうが、何かニュアンスが違っていると思います。
これもNHK衛星第2で見た映画なのですが「暴行」をご覧になったファンの方が寄稿されていたレビューでも、被害者の紳士が「After you」と犯罪者に語りかける場面が「案内しろ」になっています。観客に対して、物語を分かりやすくすための配慮かもしれませんが、納得がいきません。皆様はどうお考えでしょうか。

 

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by じょりちょこ

    難しいところですね...

    翻訳はいつでも難しいのですが、セリフのような口語を翻訳するのは特に難しいことです。省略されている単語も多くなるし、文法無視もある。脚本に書かれたセリフだとダブルミーニングが使われていることも多いし、キャラクターの年齢・性別・性格・社会的地位・そのときの心境なども考慮しなければなりませんからね。
    映画の字幕の場合は「目で読める」程度の文字数に収めなければならないこともあって、さらに難しさが増します。しかも仕事で字幕を作るような場合、贅沢に何度も行きつもどりつして観賞する余裕がないことの方が多いのではないでしょうか。

    僕自身は字幕は補助程度に考えて、できるだけ原語の音を聞きながら映画を見るようにしています。とはいえ、それができるのは自分が知っている言葉の映画だけなので、どんな映画でもそれが可能であるわけではありません。

    その昔、岩波文庫から吉川幸次郎訳の「水滸伝」が出ていました。吉川幸次郎氏は中国文学の研究者としては第一級の人物なのですが、この「水滸伝」はいろいろと物議をかもした翻訳でした。単純にいうと彼は庶民の世界のことがまったくわかっていなかったのです。彼の専門は言わば高度な文学であり、水滸伝の持つ庶民性が彼のバックグラウンドと合わなかったわけです。吉川氏の「水滸伝」の翻訳は、当時としては画期的な労作であって、けっして価値が低いと言えるようなものではないのですが、水滸伝の本質を十分にとらえているかというとそうは言えないわけです。

    おそらく...これはまるっきりの偏見ですが...NHKの字幕担当者は、一種の教条主義者・前例主義者であって、同じ語を幾通りにも翻訳することに抵抗があったりしたんじゃないですかね。たとえば、So longというセリフが同じ映画の別の箇所で出てきたとして、そこでは「達者でな」が妥当だったかもしれません。その後、別のシーンでSo longが出てきたとき、同じセリフであることを観客に伝える義務があると考えて「達者でな」を選択するようなことがあったりしませんでしたか?(観ていないので、まるっきりの憶測で書いています。)
    もっとレベルの低い話をすれば、この担当者はかつて別の映画でSo longを「達者でな」と訳して、上司あたりから「あれはなかなかいい訳だった」と言われたりして、それが頭に入ってしまっていたようなこともあるかもしれません。

    とはいえ、批判は大いに良いことだと思いますので、ビシビシやるべきだと思います(そうすることで翻訳のレベルもあがるので)。

    以下、参考まで。

    映画「オペラ座の怪人」字幕改善委員会
    <リンクURL>

  • 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by メイプルタウン

    ご丁寧なコメント有難うございました。英語が少し分かり始める高校生時代に映画を鑑賞すると、自分が感じたニュアンスと違っていることに気付く人々が字幕なしで映画を鑑賞しようとするために英語を本格的に学ぶようになるのでしょう。
    でもスラングを覚えられるのも映画ですよね。「逃亡者」で、ジェラード警部が急いでこっちに来いと命令するシーンには「ロックンロール!カモン!」と叫んでいました。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 未登録ユーザチョココロネ

    メイプルタウンさん
    その映画のそのシーン場合の「So long」
    その映画のそのシーン場合の「After you」
    メイプルタウンさんならどのように字幕をつけますでしょうか?

  • 難問です

    2008/04/10 by メイプルタウン

    「So long」…私はこの場所にはもう戻らない。⇔ドク・ホリデイの臨終には立ち会えない意味を相手に伝えます。
    「After you」…君が道案内人だ。…相手は見るからに粗野な無法者ですが、被害者は紳士という設定なので。
    文学の素養があればもっとマシな意訳が出来るかもしれません。
    チョココロネさんだったら画面から判断してどのように翻訳されますか。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 未登録ユーザodys

    いずれの映画も私は見ていませんが、映画の字幕は単なる語学的正確さだけでなく、短い字数で観客に分からせる、という条件がついていますから、小説の翻訳などと同じ感覚で批判するのは、問題があると思います。

    太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書)はそういう難しさを綴った本ですが、お読みでしょうか?

    この本には、吹き替えより字幕の方が字数制限が厳しいので大変だ、というようなことが書いてあります。つまり、吹き替えで話し言葉を耳で聞くのより、字幕を読むほうが時間がかかるから、ということです。

    例えば、

    吹き替え版:おい、こんなときに、どこへ行ってたんだ?
    字幕版:どこへ行ってたんだ?

    くらいの違いになるそうです。

    ご参考までに。

  • コメントに感謝しますが…

    2008/04/10 by メイプルタウン

    「墓石と決闘」と「暴行」をご覧になった上で、コメント頂けると嬉しいですね。映画全体では二本ともにおかしいと感じた字幕は他には見かけませんでした。特に「墓石と決闘」では遠景からのショットに変わってENDになるので、他の翻訳が考えられると思います。
    「チョココロネさん」と「odysさん」は同一人物でしょうか。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 未登録ユーザodys

    >「チョココロネさん」と「odysさん」は同一人物でしょうか。

    別人です。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by カイタカケン

    こんにちは、メイプルタウンさま。

    >「墓石と決闘」と「暴行」をご覧になった上で、コメント頂けると嬉しいですね

    ↑お気を悪くなさらないで頂けるとありがたいのですが、
    もし、メイプルタウンさんが、「墓石と決闘」と「暴行」2作品限定で、字幕に対する疑問や意見を述べたい、他の方の意見が聞きたいとお考えでしたら、作品別掲示板の方が、スレッドを立てるには向いているのではないでしょうか?
    あちらならネタばれも気にせず、思い切っていろいろ書けますし、当然ながら2作品をご覧になった方がレスを付けられるでしょうから…
    字幕問題から、思わぬ方向に話が転がり、メイプルタウンさんも予想にしなかった面白い展開になるやも知れません。
    私は作品別掲示板が好きでこちらのサイトを利用しているのですから愛着があって…(笑)、どうかあのコーナーも可愛がってやってくださいませ。
    既に、odysさんも、字幕に対する一般論としてスレッドの意図を受け取り、それに対しての返事されていますしね。
    ネタバレに関しては、個人、個人の基準や感覚に差異があって、よくもめる事があるものですから、随分とお節介だなぁとお感じでしょうが、投稿しました。

    それと、私はこのサイトを利用するようになって3年あまりですが、odysさんは古参の方で、チョココロネさんとは先ず間違いなく別人です。
    これは別板にも書いたんですが、
    登録ユーザーでも、捨てハン、コテハンユーザーでも、その方のパソコン環境によって、2つ以上のHNを持つ事、自作自演は可能なんです。
    例えば、カイタカケンとメイプルタウンさんが(←どちらも登録ユーザーです)が同一人物じゃないか?って疑うことも出来ます(笑)
    登録ユーザーでないから二重HNの可能性ありとは言えないんですね。

    スレ違いの内容ばかりでごめんなさい。

  • 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 牧坂満

     「メイプルタウンさん」は「odyさん」が御指摘されていることを踏まえた上で、翻訳のことを語っているかもしれません。私は、NHK衛星第2で放送された「墓石と決闘」の時刻に帰宅することが出来なかったので、「So long」のラストシーンは覚えていませんが、「夢寝由来さん」が他のシーンを掲載しています。

     それは、私の寸評に対して行われた返信を引用させて頂きますと…入院したドクを見舞ったアープが去って列車に乗るとドクもついて来て、アープが“何をしている?!”というと、ドクがさらっと“I'm crazy about train(汽車が好きでな)”と返すシーンが良いですね。…とあります。これは見事な字幕だと思いますが如何でしょうか。

     もう一つの異色西部劇「暴行」でのローレンス・ハーヴェイが「After you」とメキシコ人犯罪者、ポール・ニューマンに語りかける場面が「案内しろ」になっているのは私も疑問符を打ちました。ヨーロッパの芸術映画では観客への配慮がなされ、神経を使っていることは、「じょりちょこさん」が添付された、映画「オペラ座の怪人」字幕改善委員会でよく分かりますが、西部劇ファンのレベルを勝手に判断して、ストーリーを追っただけの翻訳だったと思います。

     「odyさん」は私も御指摘をして頂いた経験があるので、多分「チョココロネさん」とは違ったファンだと思います。「メイプルタウンさん」が、「天井桟敷の人々」や「戦艦ポチョムキン」で御指摘している“登録していないステハン”の人々が0点をつけてしまっている故に誤解されたと思いますので、「odyさん」のメッセージも大事にして下さい。

     いずれにしても、良質の情報交換が出来ればと願っております。

     

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 未登録ユーザチョココロネ

    メイプルタウンさん
    私は違和感を感じなかったので、当初の字幕で満足しています。
    メイプルタウンさんは納得がいきませんと書いているだけで、
    どう字幕つけたら納得したのかなと思ったのです。
    お返事ありがとうございました。

    >「チョココロネさん」と「odysさん」は同一人物でしょうか。

    私とは別の方です。


    今回は字幕についてのお話でしたが
    吹き替えになった場合はさらに手が加えられて、
    意味だけではなく、しゃべるときの口の動きも大事ですね。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by 夢寝由来

    メイプルタウンさん

    あなたは既に字幕以上のこのシーンの空気を感じていらっしゃるから何も言う事はないでしょう。
    この場面では字幕訳者があたなの感性に追いつかなかったと見るべきでしょう。
    この場合ドクは余命短い状態でアープは二度と会えないからあえて感情を殺しての言葉です。
    So longは“じゃあ、またな”と再会を暗示した日常語ですね。
    ドクはまるで死神を連想させる老いた無表情な看護師を相手にポーカーを楽しんであの世への旅を待っているかのようですね。

    「OK牧場の決斗」のラストではドクがアープに
    So long Preacher
    (じゃあな!説教屋)
    と、これも万感の想いをあえて憎まれ口で語ります。

    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でビフが
    ジョーイの頭を拳で小突きながら
    “Hello! hello! anybody home?”
    (お前はアホか?)とか(頭はからっぽか?)とか日本語にしたら変でしょう!
    原語のままの方がずっと良いのも沢山あります。

    「逃亡者」で、ジェラード警部を地元の警官が“このワイアット・アープ殿が…”と言いますがこれは時代錯誤の英雄を気取った連邦保安官という古典的なイヤミですね。

    字幕はあくまでも暗闇のささやかなローソクの火程度の道しるべであり自分の耳にも頼って、字幕を絶対視しない事だと思います。

  • 外国映画の翻訳について

    2008/04/10 by メイプルタウン

    “夢寝由来さん”サンキューヴェリーマッチ。映画生活デヴューして間もないので、生意気にもフリートークが面白そうなので、以前から気になっていた翻訳について、様々な御意見を伺いたいと思っていました。「墓石と決闘」での“I'm crazy about train(汽車が好きでな)”を“牧坂満さん”経由で確認しましたが、私もこの箇所の翻訳は見事に二人の心情を斟酌していると思っています。ラストシーンで馬車に乗ったワイアット・アープが万感の想いを込めて「So long」と語りかけたシーンが「達者でな」と字幕に書かれてありました。これを“夢寝由来さん”は⇔この場合ドクは余命短い状態でアープは二度と会えないからあえて感情を殺しての言葉です。⇔そうなんです私が言いたかったのはここなのです。ご丁寧なコメントを有難うございました。
    ⇔「逃亡者」で、ジェラード警部を地元の警官が“このワイアット・アープ殿が…”と言いますがこれは時代錯誤の英雄を気取った連邦保安官という古典的なイヤミですね。⇔私も同感です。
    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では“アー・ユー・クリントイーストウッド!!”とも言っていますね。
    “牧坂満さん”メニーサンクス。⇔もう一つの異色西部劇「暴行」でのローレンス・ハーヴェイが「After you」とメキシコ人犯罪者、ポール・ニューマンに語りかける場面が「案内しろ」になっているのは私も疑問符を打ちました。ヨーロッパの芸術映画では観客への配慮がなされ、神経を使っていることは、「じょりちょこさん」が添付された、映画「オペラ座の怪人」字幕改善委員会でよく分かりますが、西部劇ファンのレベルを勝手に判断して、ストーリーを追っただけの翻訳だったと思います。⇔私の心情と完全に一致しています。他の皆様に対しても感謝しています。また同一人物と錯覚してしまったことも深くお詫び致します。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/12 by 夢寝由来

    メイプルタウンさん、先日の追加です。

    >「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では“アー・ユー・クリントイーストウッド!!”とも言っていますね。
    これを見たときアメリカでは私が想像していた以上にイーストウッドが国民的ヒーローの地位だったのだと痛感しました。
    ご存知の方も多いでしょうが「バック・トゥ…」の楽しい夕食シーンで“父さんと母さんの知り合ったきっかけは?”との問いに母ロレーンが“Birdwatchng”と答え、父ジョーイが“何の話だ!”とうろたえますが、バードウォッチングには“鳥の観察”以外に“女を覗く”というスラングが含まれています。
    BirdやBall又はDollはGirlの同義語ですね。
    私はこれを学校ではなく映画で知りました。
    ハワード・ホークスの「教授と美女」の原題は“Ball of Fire”(炎の女)→“危ない女”→『危険な美女』を意味していたり、「大脱走」でヒルツの隣独房のモグラ君が“小鳥ちゃんは女の子だよ”と説明したりのシーンからです。
    映画の原語から学校では得られない情報(会話の間の取り方やスラング・生活習慣)を身につけようという姿勢は大歓迎で、私は字幕版支持というよりむしろ原語版支持派です。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/13 by 夢寝由来

    メイプルタウンさん
    もうひとつ思い出しました。
    「ヴェラクルス」で主役二人が出会う場面
    元南軍大佐ベン・トレーンが無法者ジョー・エリンから馬を買う際の会話
    ベン“How much?”
      『幾らだ?』
    ジョー“One hundred dollars Gold”
      『金貨で100ドル』と返しますが、原語ではやや間をあけてからGoldと言ってます。
    これは金貨を強調、つまり南北戦争後は勝利側の北軍通貨しか信用されず敗れた側の南軍紙幣は地域によっては紙屑同然、ましてメキシコでは北軍金貨が絶対である事を意味し同時にジョーという男の狡猾で用心深い性格も表しています。
    従って字幕でも『100ドル、但し金貨でな!』とした方が親切かも知れません。
    牧坂さんならご存知でしょうが。

  • その答えだけでもう・・・

    2008/04/13 by メイプルタウン

    映画の原語から学校では得られない情報(会話の間の取り方やスラング・生活習慣)を身につけようという姿勢は大歓迎で、私は字幕版支持というよりむしろ原語版支持派です。⇔映画「カサブランカ」の台詞で感謝の意を伝えます。ILSA(バーグマン)が、語ります、… Well,only one answer can take care of all our questions.…直訳では、「たった1つの答えが私たちのあらゆる疑問を解決してくれるわ」⇔「その答えだけでもう充分ね」
    最近のハリウッド映画では「Pardon?」や「Excuse me?」と女性でも話しますが、「カサブランカ」では男性でも「I beg your pardon?」と丁寧に話しているのがいいですね。
    最近、BS放送で西部劇デビューしたばかりなので、夢寝由来さんのお勧め西部劇は未だ見ていませんが勉強になります。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/18 by 夢寝由来

    カサブランカのレビュー拝読しました。
    文中での丁寧な紹介いたみいります。
    60余年の歳月を経ても感動させるのは場面とセリフと俳優と演出との共同作業の賜物ですね。
    あれは双子のエスプタイン兄弟の案をハワード・W・コッチが脚本にしたそうで何と脚本が未完成のままクランク・インしたというかなり無謀なエピソードが残っています。

    別の名画について
    ■地上(ここ)より永遠(とわ)に(1953)
    中盤でマジオ(フランク・シナトラ)とジェドキンス鬼軍曹(アーネスト・ボーグナイン)が喧嘩をするシーンがあり鬼軍曹は通称ファッツオと仇名されてこれが劇場版やビデオ版では「デブ公」と表記されていましたがDVD正規版では「巨体」となっていました。マジオの仇名はどちらも「猿」だったのに…。
    ワンコイン(500円)DVDの表記は確認していません。
    ファッツオは英語のFat=脂肪、肥満の意味からきているのですが「デブ公」と表記すると差別用語だと判断したか文部科学省の指導(圧力)で「巨体」という当たり障り無い表記になったものだと推察できます。
    昔の字幕は人名をローマ字で表記したり今の字幕よりはゴツゴツしてスマートじゃなかったけれど熱さがあったと思います。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/04/21 by 夢寝由来

    メイプルタウンさん
    思い出した映画のセリフです。
    ■大空港(1970)
    クライマックス近く滑走路に脱輪したジャンボ機を無事に撤収させて滑走路2−9が使用可能になったという管制塔からの無線連絡を受けた着陸待機状態のジャンボ機のデマレスト機長が
    “Roger, Lincoln you just freed slave again”と返しますが字幕では
    『了解!助かったよ』とそっけないです。
    直訳すると「了解!リンカーン、ちょうど良い時に再び奴隷を解放してくれた」ですね。
    これは空港の除雪対策関係者に感謝を込めて空港名と第16代大統領をかけたジョークです。奴隷とは破損した尾翼で飛行を続けている=自由を失った自分たち搭乗員の事で、ずっと機長と空港総支配人が対立関係にあったからよけにこのセリフが利いています。
    ところが原作では『ばんざい』でした。
    おそらく脚本を兼ねたジョージ・シートン監督が機長役のディーン・マーティンのキャラクターに合わせたセリフだと思います。

  • ゴルフの愛ちゃんは映画で英語を勉強

    2008/04/22 by 牧坂満

     絶体絶命の窮地に陥ってもユーモアを吐くのはジェームズ・ボンドの専売特許だと思っていましたが、欧米人はユーモアのセンスがなければ一流人とは見做さないようですね。

     映画「大空港」での“Roger, Lincoln you just freed slave again”は危機脱出後の見事なユーモアですが、実に素っ気ない翻訳ですね。私などは未だ字幕を追っかける方なので、ネイティブ並みのリスニングが出来る人とは感動も違ってくるでしょう。

     かつて、レーガン大統領が襲撃されて被弾しながらも、介護者の救急救命医に向かって「君は、共和党か!?」と訪ねた事実にはユーモアの凄味すら感じました。

     夢寝由来さんが記述されている「ヴェラクルス」のジョー“One hundred dollars Gold”『金貨で100ドル』と返しますが、原語ではやや間をあけてからGoldと言ってます。…は忘却の彼方状態になっていますので、コメントは再度「ヴェラクルス」を観賞するまでお待ち下さい。

  • 英語は毎期赤点すれすれか欠点でした

    2008/04/22 by 夢寝由来

    >ネイティブ並みのリスニングが出来る人とは感動も違ってくるでしょう。

    牧坂さん、私が親しみを持って接しているのは特定の作品のしかも特定のスターのセリフと言うよりも僅かな単語です。
    別スレでも言いましたが日本語吹替え版を否定していますので。
    スターのセリフとそれを構成する単語は右脳を使うので無理なく覚えられます。
    何しろ左脳が枯渇した私は英検劣等性でしかも映検落第生ですから。

    他に「タワーリング・インフェルノ」のクライマックス貯水塔爆破で
    ポール・ニューマンが“プラスチック爆弾の扱い方が分からない”と言うと
    スティーヴ・マックイーンがさらっと
    “I got”と返しますが
    字幕では『伝授する』でした。
    これは展開上なかなか気の利いた訳だったと思います。直訳で『俺は身につけている』では客に伝わりにくいですから。

  • 外国映画の翻訳について

    2008/04/30 by 牧坂満

    > 昨日、NHK衛星第2で「フリーウィリー・2」というシャチを主人公にしたファミリー映画を見ましたが、英語で疑問に思ったのは、父親がお仕置きのために二男をテントに軟禁したときに、閉じ込められたやんちゃな二男坊がお腹が空いたよと文句を言ったときに、“Eat your hat”と言うシーンです。少年が被っていたのは野球帽なので“Cap”なのではないのでしょうか。

  • Eat your hat!

    2008/04/30 by 未登録ユーザジャン=ルーク

    (コンピュータ不調のため、非登録で投稿)

    > 英語で疑問に思ったのは、父親がお仕置きのために二男をテントに軟禁したときに、閉じ込められたやんちゃな二男坊がお腹が空いたよと文句を言ったときに、“Eat your hat”と言うシーンです。少年が被っていたのは野球帽なので“Cap”なのではないのでしょうか。


     これは、少年が何を被ろうが、何も被っていなかろうが、「自分の身に着けてるものでも食べとけば」=「お前には食べ物は何もやらないよ」ということをいいたい時には、こういうことになっている、いわば決まり文句なのです。
     「イディオム」といいますが、それも口語でかつ、そうとうにくだけた言い回しです。

     それはそう、例えば、ペンで書こうが鉛筆で書こうが、はたまた「変換間違え」のような場合であってさえ、常に「弘法も筆の誤り」と、必ず「筆」であるようなものです。

  • ジャン=ルークさん、有難うございました

    2008/05/01 by 牧坂満

    ジャン=ルークさん、有難うございました。英語といえば受験英語までが精一杯だったので、胸の痞えがが取れたようです。これからも、このフリト・コーナーを使用させて頂きながら質問すると思いますので、宜しくお願い致します。
    追伸…メイプルタウンさん勝手に書きこみましてゴメンなさい。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/05/02 by メイプルタウン

    「牧坂満さん」どうぞ、ご心配なく。勝手に立ち上げたフリートークなので、ご自由にお書き込み下さい。「ジャン=ルークさん」初めまして、ほのぼのとしたフリートークへようこそいらっしゃいました。

  • 勉強になりました

    2008/05/03 by 夢寝由来

    ジャン=ルークさん的確な回答ありがとうございます。以前習った筈なのに忘れていました。
    私のイメージでは
    hat=日除け付き帽子でファッション性を有し選択の自由を意味する物。
    cap=日除け無く(あっても先端に申し訳程度)着用を義務付けられている物で軍人・兵士・店員が民間人・客と区別する目印が目的の物。
    という認識でした。
    脱線しますが「打撃王」(1942)でNYヤンキースに入団したルー・ゲーリックがチームメートから“入団の儀式としてこの麦わら帽子を喰え”と言われて喰うシーンがありました。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/05/05 by 夢寝由来

    すいません、メイプルタウンさんのスレを勝手にお借りします。
    ワーナー・ブラザーズの人気カートゥーンに登場するウサギのバッグス・バニーの決めセリフ
    “What’s up Doc?”(?=疑問符)
    はどう訳すのが適切でしょうか?
    Yahooの辞書・翻訳では『上の向う医者はなんですか?』に変換されます。
    “What’s up Doc!”(!=感嘆符)だと
    『上に向う医者である事』になります。
    ■おかしなおかしな大追跡(1972)の原題がこれで公開前の紹介では『どうしたの先生?』でした。
    又バッグス・バニーの日本語吹替え版では富山敬が軽い口調で『どうしたもんだろう〜』と言ってました。
    たぶん相手をからかう時に使う日常語に思えるのですがお分かりに方ご一報を下さい。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/05/05 by 未登録ユーザ通行人

    かなり前のこと、テレビのインフォメーション番組のMCが最初に必ず「whats up」って挨拶してたね。
    視聴者からどういう意味かと問い合わせがあって、「どうしてる?」とか「元気?」なんて二ュアンスの軽い挨拶として使うって説明してたよ。
    So longもサイモンとガーファンクルの歌では「さよなら」として訳されていたね。
    After youは丁寧に使えば「お先にどうぞ」って意味。

  • 外国映画の翻訳について

    2008/05/05 by メイプルタウン

    ■「夢寝由来・さん」へ、『どうしたの先生?』相手をからかう時に使う日常語にでいいと思います。NHK衛星第2で「野良犬」を観ていたために気がつきませんでした。

  • What's up, doc?

    2008/05/06 by 未登録ユーザジャン=ルーク

     What's up? は、What is happening? のより口語的な表現で、「何か起こったの?」=「どうしたの?」となります。

     最後の doc は、ドクターでもない人にこう呼びかけることによって、逆にちょっと相手を馬鹿にしたような、そこまでいかなくてもグッとくだけた感じを表すような、そんな感じの表現です。普通の人は、親しみを込めてでも、初対面の人にはあまりこういう表現は使いません(馬鹿にしていると思われる可能性があるから)。

  • Re: 外国映画の翻訳について

    2008/05/06 by 夢寝由来

    通行人さん、メイプルタウンさん、そしてジャン=ルークさん回答ありがとうございます。すっきりしました。
    >What's up? は、What is happening? のより口語的な表現で
    バッグス・バニーが言う相手は無論ドクターではないハンターのエルマー・ファッドやワイリー・コヨーテでたいがい相手が自滅した時にすまして言ってました。

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