スーパーサイズ・ミー (2004)
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この映画が追求しきれなかった根本的な問題
2005/01/10
by
むぎわら帽子のジミー
この映画では、マクドナルドが子供を重要な顧客として積極的に取り込んでいる点を批判しています。それは間違いない事実なので、着眼点としてはいいのです。しかし、そもそも "なぜ、企業が子供をターゲットにするのか?" というところまで踏み込めていないのが残念なところ。べつに子供を取り込もうとしているのは外食産業だけでないのです。
私がマクドと非常に似たことをして成功したと思うのは、任天堂です。もともとコンピュータ・ゲームは子供を対象にした遊びではなかったはず。ゲーム・センターでインベーダーが流行ったとき、そのゲームに熱中していたのは、サラリーマンとか、若くても高校とか大学生くらいとか、だったと思うのですが(私もその頃は幼かったので、はっきりと覚えていないのですが)、1983年に任天堂がファミコンを発売したことによって、その年齢層を一気に下げました。その結果、任天堂は世界的に知られた有名な企業となり、ゲームソフトを発売したソフト会社の一部もその恩恵を受けたわけですが、結果的に彼らがしたのは、自分たちが儲けるために子供たちを食い物にしただけではなかったのか? 子供たちのなけなしのお小遣いをせしめただけすぎなかったのではなかったのか? そういう疑問を持っています。
マクドナルドにしても任天堂にしても、企業の利益のために子供の健全性を損なう商品を発売した。そして、その根底には、アメリカや日本が資本主義社会だからというよりも、人間それ自体に自己の利益のために他者を害することをいとわない精神が宿っているからではないか。だから、そこを追求しないことには、ファーストフードに潜む根本的な問題は解決されないのではないかと思うわけです。
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