パッチギ! (2005)
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キョンジャの叫びと万年筆
2005/04/02
by
岬めぐり
在日も二世、三世になると、生まれながらに差別を受ける世代になり、そういう子は大人になる過程で、一度は「本当に自分は差別されるような存在なのだろうか?」と悩む時期があるかも知れんな。
まだ就職問題など考える必要の無い思春期の男なら「自分は女性に相手にされないかもしれない」女なら「自分は男性に相手にされないかもしれない」などと、恋愛にでも結び付けて考えるだろうな。
そこで男の「カワ」事件は性的な色合いのあるコンプレックスを表現している。あれでは女性に対して自信を持って向かって行けないもんな。
それでは女性は何かと言うと、映画の最初、朝鮮学校生がたちが暴動を起こすきっかけになったキョンジャの事件だな。
あれを良く見ると、日本人男性が万年筆を取り出して、インクをキョンジャのチマチョゴリにかけている。わざわざ手の込んだ汚し方だな。しかし万年筆には男性自身の意味があるのに気づくと、あのインクの意味が分かる。まるでAVだな。あれはキョンジャに対して、朝鮮女性に対して最大の侮辱だな。そりゃバスも転がる大喧嘩になる。「アンタ朝鮮人になれる?」と言ったキョンジャの叫びを思いだして欲しい。
これらは映画全体を貫く朝鮮人達の深刻な差別の悲しみの隠し味として機能しているエピソードだ。重要なんだ。それなのに誰かがお遊びだとか、半島の語源がなんとか言ってたのには笑っちゃったな。
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