Mr.&Mrs.スミス (2005)
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夫婦ドツキ漫才
2006/02/09
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最大素数
互いに相手が敵対している組織の殺し屋夫婦のお話し、という概要はイヤでも耳にはいっていたので、基本的にはオバカ映画と知って、期待して観に行きました。冒頭のカウンセリングのやり取りから、殺し屋同士という設定の印象とは違って、ちょっとエロチックな、おフランス風エスプリ会話で楽しませるコメディかと思ったのですが、話しが進むと派手なドンバチ主体のアメリカン・ジョーク型馬鹿騒ぎで嬉しくなってしまいました。
家が襲われて、最後は地下に貯め込んだ爆薬(だったかなにかの薬品の類だったか)に引火して家が丸々吹っ飛んだシーンは笑い声を漏らしてしまいました。
途中から思って観ていたのですが、これ、“夫婦ドツキ漫才”ではないのですか。
こちらは喋くりよりはドツキに趣向を凝らしましたね。
狭い屋内での格闘は、『キル・ビル Vol.2』でのデカ女同士のド迫力チャンバラを思い出せました。が、こういうのってハリウッド特製かと言うと実は襖を蹴破りの障子ごと切り裂きのチャンバラはお馴染みだったりして、案外出所は吉良邸討ち入りの図とか(笑)。
で、そーいうノリの映画なのですから、このストーリーは無用に作りすぎと言わざるを得ませんね。
互いの正体露見のエピソード、素直に同一獲物で鉢合わせでいいと思います。同士討ちだか相打ちを狙ったなんて話しにはちと鼻白んでしまいました。
むしろ、CIA(だかFBI)を巻き込んでの三者激突混戦になだれ込むべきだったのではないでしょうか。各組織の上層部の「敵の敵は味方」の思惑に翻弄される実戦部隊と夫婦、という設定の方がコメディとしてもストーリー展開としてもずっと面白くなった筈です。
最後は、二人の腕を惜しんだ両組織が話し合って交互に必ずペアで使うことにしましたちゃんちゃん!てなオチでいいんじゃないかと思います。
見終えてあらためてこちらの投稿を読んでちょっとオドロイタのが幾つかの低評価の理由です。
ストーリーの不備とかリアリティ、テーマ(の普遍)性の欠如などなど、おお、そーいう映画なのか?!それだけ読んでいると“夫婦ドツキ漫才”などと喜んだわたしは何か勘違いをしたのかと思ってしまいそうです(笑)。ま、勘違いしたならしたでいいんですけどね。
さて、このコンビ、B・ピットは存在感も演技もA・ジョリーに完敗。
ブラピ君、超一流凄腕の殺し屋という“嘘”が成立してません。どうしても「B・ピットがこういう役を演じている」感を振り切れず、それでも、勘で動くタイプという設定なのだから、この小っ足んなさ感はそれなりに適役と言うべきなのかもなんてことを思ってしまいました。
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