ホテル・ルワンダ (2004)
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見返りが無ければ人は動かない
2006/03/11
by
さくらんぼ
棄てられた国、ルワンダの紙幣を、車が轢いていきます。
「マネー」というのは「何かの見返り」に渡されるもでした。
でも国が崩壊し、マネーが紙くずになった時、人々は新たな見返りを探します。
まずはドルという外貨。
ドルが無くなれば物々交換です。
ウイスキー、ビール、宝石、貴金属などが活躍しました。
それも無くなったら・・・。
支配人は「心」で見返りを支払おうとしました。
ひとつは「品格」です。
4星ホテルはそれ自体品格があり、庶民には少し敷居が高い存在です。気休め程度の効果だとしても、まったく暴徒を防ぐ壁に、ならない事はないでしょう。
それに支配人自身の品格です。軍の幹部も支配人の言うことなら一応聞いてみるという態度がありましたね。
その次は「相手の良心の痛み」に訴える事です。
ルワンダを救えば「自身も安らかになる、という見返り」を相手に感じさせる電話作戦をしました。
国際社会から見捨てられた「ルワンダ」。
見返りが無ければ、自国の兵士の血を流してまで、他国は救ってくれないのが現実だったのです。
国家たるもの、何は無くとも、まずは救われる価値のある品格を持たなければならないのかも知れません。
ちょうど日本では国の「品格」を語る本がベストセラーです。
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