時をかける少女 (2006) »掲示板

ゴルトベルク……

2007/11/12 by 未登録ユーザ ika

時をかける少女

主人公が理科室で、はじめてタイムリープを体験するシーン。あそこに、なんと、バッハのゴルトベルク変奏曲が……。バッハ大好き人間としては、ドキッとしましたね。
また、その使い方がとてもていねいで、お上手で、おそれいりやした。

主人公が理科室へと導かれていくシーンで、いつのまにか最初のアリアが響いている……それは、それとなく、体育館?みたいなところで一人の生徒が弾くピアノの音として響いてくる(ように見せている)のですが……このアリアは、主人公が理科室で倒れる直前に終わり、曲調が劇的に変化する変奏部分の開始とともに、めくるめくタイムリープのシーンに突入します。
うまい!と、率直に思いました。

バッハのゴルトベルク変奏曲(英語読みではゴールドバーグ?日本でふうつに発音されているゴールドベルクは何語読み?)は、ゆったりとしたサラバンド風のアリアに30の変奏が付き、最後がまたアリアで締めくくられるという構成ですが、アリアの歌うような叙情性とは対照的に、変奏部分は軽快に飛ばすような感じの曲想が多い。
このシーンでは、その対比をきわめてうまく使って……だれもいない理科室の静謐な、ちょっと神秘的な雰囲気に導かれていく真琴を、静かに響いてくる最初のアリアでそれとなく支え……、真琴が転んでタイムリープの時間のトンネルに吸い込まれていく瞬間に、軽快にすっ飛ばす変奏部分に入ります。

こういう点からしてみても、この作品の構成は、とてもよくできているなあ……と感じます。(ゴルトベルク変奏曲を聴くたびに感じる、アリアから変奏への劇的変化が、見事に映像化されている!)
この曲を使った映画は他にも見ましたが、この曲の特性をここまで見事に活かした構成の作品は、ホント、はじめて見ました。重ね重ねおそれいりやす。

ところで、このピアノ、どなたが弾いているのでしょう……?
私は、この曲が好きで、超有名なグールドもの(実はライブを入れると数種類ある)をはじめとして、かなりいろんなバージョンを集めましたが、この作品における演奏ははじめて聴きました。
もしかしたら、この作品のためのオリジナル演奏なのでしょうか……?
(この曲の、とくにアリアの部分の装飾音の入れ方は、演奏者によって千変万化ですが……今まで聴いたことのない装飾音の入れ方でした)

なお、この曲のアリアは、映画の後半にも出てきますが、装飾音の入れ方が微妙に違っていたようにも思います。
もしかして、前半は最初のアリアを用い、後半は最後のアリアを使っていた?
もしそうだとすると、やっぱりよほど凝っていますね……

ちょっと、情報的に……
ゴルトベルク変奏曲 (Goldberg-Variationen)
ただし、正式名称は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」
バッハ作品番号(BWV)988

冒頭とラストに出てくる「アリア」は、実は「アンナ・マグダレーナのための音楽帳」にあるアリアの流用ですが……この、一見かわいい感じの小曲から、複雑な30もの変奏を導きだしてしまうバッハの手腕というものは……まさに異常に天才的です。
この曲は、1955年に、もう一人の天才であるグレン・グールドが出した1枚のレコードで、なにか「特別な位置づけ」を与えられた感があります。
それほどにスゴイ演奏だった……(というか、今でもスゴイけど)

映画では、体育館のようなところで、少年(高校生)が、ピアノを弾いていました。
この曲は、若手ピアニストがブレイクしようとするときに、「どうだ!」という感じで取り上げられることが多いが……やっぱり、グールドを超える演奏というものは、まだ出ていないように思いますね(彼は、スタジオ録音で、晩年にもう1枚出しているが、これがまたスバラシイ)
でも、この映画の演奏も、とても良かった。誰かなあ……

 

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/12 by ジャン≒ルーク

    > バッハのゴルトベルク変奏曲(英語読みではゴールドバーグ?日本でふうつに発音されているゴールドベルクは何語読み?)


     こんばんは。やっとかめです。

     大学の一般教養課程で講義をうけた程度でいうのもなんなんですが、
    「ゴルトベルク」は、まちがいなく「ドイツ語読み」でしょう。

     「バッハ」からして、ドイツ語ですからね。
     英語では「バック」。英語には「h」単独の子音がないんです。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/12 by 未登録ユーザika

    じゃんさん、こんばんわ。「やっとかめだなも」。
    以前に、名古屋駅の地下街で、中年男性どうしが握手して、この方言をくりかえしていた……ローカルだ……

    さて、「ゴルトベルク」はドイツ語読みだと思いますが、問題は「ゴールドベルク」。
    前半が英語読みで、後半はドイツ語読み?
    もっとも、今は、こういう表記はしないのかも……
    まあ、訳しちゃえば「金山」でしょうけど。

    ちなみに、サックスのマウスピースだったかに
    「ヴィンセントバック」というブランドがあったように記憶しております。
    なんか、ゴッホがサックスでバッハの曲を奏でているシーンが浮かびます。
    そういえば、邦人演奏家が、サックスでバッハの無伴奏チェロ組曲をやっていました……

    帯気音「ch:χ」は曲者ですね……
    喉の奥から絞り出される、絞め殺されるような?音であったり……
    「r:ρ」音との親近性もある?
    いずれにせよ、どちらも日本人には難しい。
    日本語のラ行は、ローマ字ではR表記だけれど、個人的にはL表記にした方がいいんじゃないかと思うのですが。

    バッハの弟子にクレープスという方がおられて、「小川に棲む蟹」なんだそうです。
    ベートーベン(ベートホーヘン)は「かぶら亭」だといってた人がいました。
    ギョエテとは、オレのことかとゲーテ言い……
    発音って、面白いですね……

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/13 by 未登録ユーザika

    本作中に用いられているゴルトベルク変奏曲の演奏者がわかりました!

    美野春樹さんという若手ピアニスト(男性です)で、本作の演奏は、過去音源からではなく、どうもこの作品のために演奏されたもののようです。

    この方は、東京芸大の作曲科卒で、『宇宙船サジタリウス』や『魔法使いサリー』の音楽をてがけられているとか。「美野春樹トリオ」というジャズバンドもあって、クラシックをベースにしたジャズ演奏もされているそうです。

    本作中のアリアと第1変奏は、一応伝統的な奏法だと思いますが、装飾音の入れ方やリズム感にはやっぱり独特の「現代的センス」を感じますね。
    画像にピッタリ合っていたのも、この作品のための演奏……と考えれば、うなずけます。

    あんな感じで全曲演奏して、CDを出してほしい……

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/13 by 未登録ユーザodys

    こんにちは。
    ikaさんらしい書き込みですね。

    >バッハの弟子にクレープスという方がおられて、「小川に棲む蟹」なんだそうです。
    >ベートーベン(ベートホーヘン)は「かぶら亭」だといってた人がいました。

    クレープスKrebsは「蟹・エビ」の意味ですね。
    バッハBachが「小川」だから、その弟子ということで、「小川に棲む蟹」と洒落たのでしょう。
    ベートホーフェンはBeet + Hofenで、Hofenはもともと「庭」です。そこから宮廷だとか旅館の意味が派生してきたのです。

    ドイツ系の人がアメリカに移住すると、名前の発音を英語流に変えますね。だけどその変え方にもいろいろあるわけで、そこから英語とドイツ語の混淆みたいな発音も生じるのでしょう。
    ピアノの著名メーカーであるスタインウェイは、もとはドイツ系でSteinwegシュタインヴェークという名だった。Wegは英語のwayだからそこをまず英語流に変えて、あとは最初のSの発音を英語流にして収まったわけですね。

    ゴールドベルクは、要するにドイツ語をよく知らない日本人が間違って読んだのがそのまま定着したのではないでしょうか。
    Hierarchieというドイツ語があって、序列とか位階という意味です。昔はドイツ語の学術語としての地位が高かったので、日本人も普通にドイツ語読みして「ヒエラルヒー」と書いていました。ところが最近は英語が国際語として定着してきたためか、「ヒエラルキー」と書く人が多くなっている。だけど、英語ではそんな発音はしないんですよね。英語ならHierarchy「ハイアラーキー」です。「ヒエラルキー」というのは、ドイツ語と英語の混淆読みで、日本的な言い方なのです。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/13 by 未登録ユーザika

    odysさん、こんにちは。お久しぶりです。
    詳しいご教示、ありがとうございます。
    (odysさんらしい……)

    Krebs氏はお父さんのKrebsもバッハの弟子だったそうです。
    つまり、父子そろってバッハの弟子だったが、「小川に棲む蟹」は息子さんの方とか。
    この言葉はバッハ自身のものとされていますが、もう少し正確には、「小川に棲む良い蟹」といったらしい。
    Krebs氏が優秀だったので、褒められた……ということなんでしょうね。
    私は、この人のCDは、オルガン曲集を1枚だけ持ってますが、なかなかたいしたもので、知らずに聴いたら、おそらくバッハ自身の曲といわれてもわからないでしょう。

    ベートーベンが「かぶら亭」というのは、かなり昔に、なにかのエッセイで読んだ記憶です。
    そのときは、彼はオランダ系で、その名前もオランダ語の原意では「かぶら亭」になる……というように書いてあったように思います(原本が手許になく、エッセイのタイトルも著者も忘れたので、確認しようがありませんが)。
    独和辞典でひいてみますと、BeetはBett( 英語のbedと近縁)の別形で苗床とか花壇とかの意味、 Hofはおっしゃるように家、屋敷、宮廷、庭……という意味のようですね。
    ただ、Hofは強変化第2の男性名詞だと思うので、語尾がnとなる複数与格形では、母音がウムラウトになると思います。
    ということで、ドイツ語だと、BeetもHofも微妙にずれるような気がするのですが……?

    SteinwegがSteinwayになった顛末は面白いですね。
    とすると、もともとは、シュタインヴェーグ ウント ゼーネなんていってたんでしょうか?
    道だけ英語化して、石の方はそのまま……というのも、けっこういいかげんで、かえってらしい感じです。(読み方も、ステインじゃなくてスタインだし……)
    もっとも、「ストーンウェイ」なんて言われても、あんまり有難味は感じないですが……
    (なんか、食器の名前みたいで。ついでにいえば、ゴルトベルクをゴールドバーグと言われると、なんか洋食屋さんの定食メニューみたいです)

    「昔は、ドイツ語の学術語としての地位は高かった」というのは、ホント、そのとおりですね。今はもう、ドイツ語をやる人はどんどん減ってるんじゃないでしょうか。
    昔は、文科系の方々はむろんのこと、理科系でもドイツは技術大国だから、かなりの人がドイツ語を選択した。
    今では、文科系でもドイツ語をとる人は、少ないのかも……
    なお、Hierarchieは、ギリシア語のヒエロス(聖)とアルケー(始まり、支配)の合成語で、もともとは聖職階級の意が強い言葉だったと思います。(英語読みだと、どっかの写真家さんみたいですが)

    *関係ない話で恐縮ですが……
    「ダーウィンの悪夢」の理屈屋さんのスレッドで、odysさんと理屈屋さんの激突を読ませていただきました。
    私は、この映画は未見ですし、お二人の間のことですので、あまりなにも言う資格はありませんが……
    でも、なんか残念ですね。
    理屈屋さんとodysさんは、共に私の敬愛する先輩(ここに、昔から楽しいレビューをたくさん書いておられるという意味において)で、これまでも、ずいぶんお二人のレビューを参考にして、見る作品を選ばせてもらってきました。
    でも、あの激突以来、理屈屋さんの新しいレビューは1件も見ません。
    なんか、残念だなあ……という気持ちです。(別に、odysさんを責めたりしてるわけじゃないので、誤解しないでください)
    私は、別にどちらかに……という気持ちもないし、まあ成り行きなのでしかたのないことかもしれませんが……
    また、理屈屋さんが楽しいレビューを書いてくださるといいなあ……と思います。
    (余計なことで、失礼しました)

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/13 by 未登録ユーザodys

    ikaさんらしいご返答、ありがとうございます。

    >私は、この人のCDは、オルガン曲集を1枚だけ持ってますが、なかなかたいしたもので、知らずに聴いたら、おそらくバッハ自身の曲といわれてもわからないでしょう。

    なるほど、ちゃんとディスクもお持ちなのですか。さすがですね。私はクレープスの曲って知らないなあ。
    実は私、このスレッドを拝見して、「あのアニメ、ゴルトベルク変奏曲を使っていたっけ?」と思うくらいうかつな人間です。
    でも映画って結構クラシックの曲を利用していますよね。というか、映画音楽を担当する人は専門家であって、クラシックを始め色々な曲に通じているから仕事がちゃんとできるわけで。むかしむかし、薬師丸ひろ子と三田佳子主演の『Wの悲劇』を見たら(古い!)、ヴェルディのレクイエムを使っていたのでびっくりしましたが、あのダイナミックな曲はその後も(具体例は忘れてしまいましたが)映画に使われていたと記憶します。バッハならタルコフスキーがよく使っていましたね。『惑星ソラリス』などは特に有名ですが。

    >ベートーベンが「かぶら亭」というのは、かなり昔に、なにかのエッセイで読んだ記憶です。
    >そのときは、彼はオランダ系で、その名前もオランダ語の原意では「かぶら亭」になる……というように書いてあったように思います。

    私の記憶も曖昧ですが、諸井誠ではないでしょうか。もっとも、Beethovenの語源は誰かが独創で考え出したといったものではありませんから、他にも書いている人はいるでしょうが。

    >独和辞典でひいてみますと、BeetはBett( 英語のbedと近縁)の別形で苗床とか花壇とかの意味、

    Beetは現在のドイツ語ならBeteでしょう。英語ならそのままbeetで、つまり「かぶら」の意味です。

    >Hofは強変化第2の男性名詞だと思うので、語尾がnとなる複数与格形では、母音がウムラウトになると思います。

    私もオランダ語は知らないのですが、英語とドイツ語の中間みたいな言語ですから、hovenという形は、多分ウムラウト無しで複数形なのか、或いは語尾のnは締まりを良くするためにくっつけたのか、いずれかだろうと推測します。

    >でも、あの激突以来、理屈屋さんの新しいレビューは1件も見ません。

    私も別に「出て行け」とは言わなかったと思うのですが(笑)。
    ikaさんがラブコールすれば復活かも。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/13 by 未登録ユーザika

    odysさん、早速のご返答ありがとうございます。

    Krebs氏のCDは、中古CDショップで偶然手に入れました。
    「おお!蟹君の曲が……」ということで、即買いました(ナクソスシリーズの、しかも中古なので格安でした。でも、内容はスバラシイ……)

    ナクソスは、ルネサンスからバロックにかけてのオルガンライブラリが豊富で、他ではちょっと手に入らないようなマイナーな方々の曲も、積極的に入れているようです……
    オルガンの響きさえ聴いていれば幸せな私のような人間にとっては、神様のごとき??レーベルかも。(でも、はずれると悲惨なのがやや難……若手演奏家を積極的に起用するので)

    この映画(時をかける少女)の監督さん(細田守氏)はゴルトベルク変奏曲が大のお気に入りだそうで、ああいう形で使うことになったとか。ずいぶん風流な監督さんのようです……。
    ソラリスのバッハ(BWV639のコラール前奏曲)は、もう私の中では『ソラリスのテーマ』ということで、登録されちゃってます……。
    最近、印象的だったのは、ソクーロフさんの『太陽』の中で、無伴奏チェロの第5番のサラバンドが使われていたこと。しかも、この曲の本質を見抜いたとしか思えない絶妙の使い方でした。
    こりゃあ、この監督さん、ただものではないなあ……と、驚きつつ感心しました。

    諸井誠さんですか……
    なるほど、ありえるかも……。

    Beteは、私の辞書では「とうちさ」となっていましたが、これは「かぶら」のことなんでしょうか?植物は苦手なので、よくわかりません……
    書棚に、蘭独辞典という変なものがあったので、調べてみました。
    オランダ語にbeetという語形があり、いろんな意味があるみたいですが、それらの意味のうち、Runkelrube(後のuはウムラウトです。打ち方がわからないので)が近いようです。
    これを、独和で調べると、テンサイ、とうちさ、フダンソウとなっています。
    また、hovenという語形は、蘭独辞典にはありませんでした。
    (hofのなんらかの変化形がhoven?)
    ちなみにドイツ語のHofは、オランダ語でもhofで、意味もほぼ一緒のようです。
    したがって、「とうちさの庭」あるいは「とうちさの家」あたりが、だいたい近いのではないでしょうか……

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/14 by 未登録ユーザika

    じゃん=るーくさん、

    最近、暇ができたので、フリートークの方にも少し目を通してみました(それまで、全然見てませんでした)。
    そこで、夢寝さんのスレッドに、じゃんさんが、11月7日に
    『ギョエテ……』
    を書き込んでおられるのを、今日発見!

    あれれ……私は、まったく同じものを、このスレの、しかもじゃんさんへのレスとして、5日後に書き込んでしまったのだ……!

    どのように思われたかわかりませんが……偶然のことゆえ、お許しください。

    なんか、名神高速を走っている車と、東名高速を走っている車が接触したような、時空を超えた……120時間のシンクロニシティ……

    こういうことも、あるんですね。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/14 by 未登録ユーザodys

    ikaさん、またまた情報をありがとうございます。

    なるほど、クレープスはナクソスに入っているのですか。それじゃ、今度探してみよう。もっとも最近ナクソスも販売代理店が代わって値上げしていますよね。
    ナクソスは古楽が結構充実しているのは知っているつもりで、フランスやドイツの古いオルガン曲集各2枚は持っているのですが、探せばまだまだ宝がありそうですね。

    植物名ってのは、外国語をやるときの躓きの石ですよね。あちらと日本では同じ植物名でも形だとかが異なっているし、厳密な理解はなかなか困難です。独和大辞典(小学館)によるとBeteは「ビート(アサゲ科トウチシャ属、とくにカエンサイ(火炎菜))」となっており、rote Beteで「赤かぶ、ビート」となっています。カエンサイとは、要するに大根やカブラのように根を食べる植物(葉を食べてもいいけれど)のことでしょう。英和辞典でbeetを引くと、赤かぶとか砂糖大根という訳が載っていますね。

    HofenかHovenかについてですが、ドイツ語ではfとvは同音[f]なので、しばしば入れ替わります。英語のfatherはドイツ語ではVaterですが、最初の[f]音は共通していますよね。
    ハインリヒ・クーデンホーフェ=カレルギーCoudenhove-Kalergiという伯爵がいました。妻は日本人で光子といい、香水ミツコは彼女の名から来ています。このHoveもBeethovenのHoveと同じところから来たのだろうと思います。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/15 by 未登録ユーザika

    odysさん、再度のご教示ありがとうございます。

    ナクソス値上げははじめて知りました。
    この1ヶ月くらい、CDショップに行ってなかったもので。しかし、困ったなあ……
    ナクソスよりも安い廉価版で、ブリリアントというレーベル(レーベル名と思いましたが)があり、最近はこちらに注目しています。
    といっても、私が目が行くのはバッハ以前だけなので、その範疇ですが……
    オランダのレーベルだと思いますが、なかなかいい演奏が、こんなに安くていいの!という価格で手に入るので、ファンになりました。
    こちらは値上げせんといてほしいものです……

    「ナクソスは古楽が結構充実」というのはおっしゃるとおりでして、スゥェーリンクの弟子に、ハインリヒ・シャイデマンという方がおられますが(バッハよりちょっと年下)、日本ではマイナーなのか、この人の単独のディスクというのはなかなかありません。
    でも、ナクソスでは、既に5枚も出ています(すべてオルガン曲)。
    私は、この人のオルガン曲が大好きなので、これはありがたかった……

    しかし、いいことばかりではなく、ナクソスでバッハの鍵盤楽曲をかなり出している、ウォルフガング・リュプザムという方は、演奏に独特のクセがあって……好き嫌いははっきりとわかれると思います。(私は、この人の演奏の一部は好きですが)
    また、古楽ではないが、現代作曲家のアルヴォ・ペルトのディスクは、演奏自体がとても酷く、とうてい商品として出せるようなものではありませんでした。
    このあたりを考えると、手放しでお薦め!とはいえないところもあるのですが……お値段と内容を考えると、良心的でがんばっているレーベルではないかと考えます(基本的には新録音ですし……)。

    独和大辞典の情報、ありがとうございました。確かに、英語でred beetは「赤カブ」になるみたいですね。

    「トウチサ」という植物をネットで検索してみますと、葉っぱを茹でて食べた……という記事もあったので、少なくとも葉の部分は食用になるようです(冬に緑の葉をつける野菜らしいです)。

    植物は、難しいですね。おっしゃるとおり、名前が一緒でもどこかが違っている……というものは多いでしょうし、品種改良なんかで次々と新しいものも生まれていますから。

    また、ネットで「かえんさい」を検索してみますと、次のような記載がありました。

    allabout.co.jp/gourmet/homemade/closeup/CU20031119/index.htm
    (http://が頭につきます)
    (以下引用)
    ロシア料理に欠かせない茜色のビート。
    赤かぶと違ってカブを横に切ると赤紫色の同心円状の輪が見られることから、火焔菜(かえんさい)とも呼ばれています。
    ビートはビーツともつづられ、その仲間にはシュガービート(テンサイ)や、リーフビート(不断草)、家畜ビート(肥料用)などがあります。
    (引用終わり)

    www.web-square.com/info/200602/info1.html(http://が頭につきます)
    (以下引用)
    先日、信州産ビーツが手にはいったので、ロシアの家庭料理、ボルシチをつくってみました。ボルシチに、ビーツは欠かせないお野菜。みため、かぶか大根のようですが、てんさい(砂糖の原料)の仲間で、深紅の色と、淡い甘さが魅力的な根菜。火炎菜(かえんさい)とも呼ばれ、かぶか大根のようにみえますが、科は、ほうれん草といっしょのアカザ科。
    (引用終わり)

    ここからすると、「ビート」と「赤かぶ」とは違うもののようにも受け取れます。
    ますます迷宮に入っていくような気分です……

    クーデンホーフェ光子……
    この方の生涯を扱った本をはじめて本屋さんで見たとき、私は、てっきり現代物理学の本だと思った。光子を「コウシ」と読んだのです。
    たしか、そのときは、タイトルが
    『クーデンホーフ光子』となっていたように思います(記憶がさだかではないですが)。
    ここにもあいまい表記が……(綴りからすると、「フ」は完全に誤りということでしょうが)

    このとき以来、私の脳内には『クーデンホーフ光子』という素粒子がインプットされたままです。表紙(口絵だったかな)の写真の女性が、キュリー夫人のように物理学の女性研究者で……というイメージになっているのです。(刷り込み?はオソロシイ……)
    「空電豊富光子」という脳内変換も定着しちゃっています。
    もし、量子と書いて「りょうこ」(あるいは「かさこ」)と読む人がいたとしたら、これはもう、完全に間違えられるでしょうね(こういう名の人はまずいないとは思いますが)


    fとvは確かにドイツ語ではどちらもfですね。
    そして、「ヴ」音がほしいとwを使う。(最近ここでもおおはやりのwはやっぱりヴなのか、ウなんでしょうかね……?)
    ところが、ギリシア字母だと、fに相当する文字がなくて「フ」音がほしいとφを使わなければならない……。ローマ字表記だとphの複合子音ですね。
    おまけに、ギリシア字母で大文字のFと書くと、これはディガンマとなって、発音はw「ウ」です。
    古典期のラテン語だと、Uという字母がなくて、Vを、子音のときは「ヴ」と読み、母音のときは「ウ」と読む。
    まことにややこしい話で、こちらも一種の迷宮です……。

  • w is for w…

    2007/11/30 by ジャン≒ルーク

     ネットで大流行の 「w」 は、たぶん 「(笑)」 を、さらに省略したものではないかと。

     その意味では「ウ」のほうに近いといえなくも、ですかね。

  • Re: ゴルトベルク……

    2007/11/30 by 未登録ユーザika

    笑い……でしたか。

    私は、てっきり「唸り声」の省略かなあ……と思っていました。
    なんか、動物園みたいで恐ろしいなあ……と。

    「笑い」でしたら、fffff……とかhhhhh……とかもありですかね。

    kkkkk……とかになると、KKKみたいで再び怖い。
    mmmmm……とかuuuuuとか、いろいろありそう。

    xxxxx……となると、これはなんのことかわからないですね。

    zzzzz……お休みなさい……

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