善き人のためのソナタ (2006)
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ガイド説明で、やっと感動にたどり着けました。
2007/12/23
by
しろ
何人かの友人から推薦されていました。視覚障害のある私は字幕が見えないの
で、D
vDの吹き替え版を待っていました。
そんな時、私が入っている「バリアフリー映画推進団体シティライツ]
で映画祭を開催することになり、そこで上演される映画にこの映画が選ばれました。
私は早速音声ガイドの
視覚障害者モニターとして参加表明しました。
下準備のために吹き替え版DVdを見た所、
どうやら反体制派の劇作家の家にスパイが盗聴器を仕掛けて、記録をとっている
ようだ。劇作家が西側の雑誌に記事を投稿することになり、公安警察(?)が突入。
しかし、盗聴していたスパイが何らかの策を講じたらしく、作家は難を逃れる。
彼は捕まらなかった。
そうこうする内に、東西ドイツは統一し・・・。
果たして友人たちはどこに感銘を覚えたのか掴みかねました。
これは音声ガイドに期待するほかはない。
音声ガイドは、何人かの人が分担して予め作ってきたものを他のメンバーとモニ
ターとで検討会を行なう方式である。これを何度か修正し、完成する。
つまり、ガイドを作る晴眼者も何度も同じ映画を見るのである。
説明を聞くうちにいろいろ判明しました。どうしてヴィースラーがドライマンを助けたのか
なぜヴィースラーの行為が上司にばれて、地下の郵便点検に回されたのか。
。タイプライターがどうなったのかもわかりました。
そして、最後のシーンが、最後のヴィースラーの一言がどれだけ意味のあるものか。
一緒に何度もフィルムを見ていた晴眼の人たちも、皆で検討会をすることによっ
て今まで気づかなかったことを見つけて感激したり納得したり、モニターそっちのけで大騒ぎでした。
細かく見ていくと、いろいろディテールに凝っていることがわかるようです。
この映画、「危ういところで「みんなが言うほど面白くない」なんて言いそうになりました。
しかし今は、より多くの人に見てほしい映画の一本になりました。
私は当時ドイツ語を選考していた学生でした。でもお恥ずかしながら、東の状況なんて考えたこともありませんでしたし、こんな状況だったなんて知りもしませんでした。
それから、、どんな状況になっても、人間は人間らしさを取り戻せる可能性があ
るんですね。まだまだ捨てたものではないと分かって安心しました。
シティライツのホームページ(http://www.citylights01.org)
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