NEXT-ネクスト- (2007)
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二分じゃカップめんも食べられない。・・・・
2008/04/26
by
三田めぐろう
ディックの短編小説ファンで、この人の小説が原作の映画は未公開の一本を除いて全部見ているのですが・・・・この映画はどの部分を「原作」としているのか、さっぱりわからん。・・・去年は久しぶりに「スキャナー・ダークリー」という大傑作が出たのに・・・。
これはそもそも「二分先しか読めない人間(それはそれですばらしいと思いますが。)に、何で核テロリストの捜査をできるのか?」というところに尽きます。そこに?が付くので、最後まで?・・・。
で、この映画の場合、「ぜーんぶ夢でした。(まあ、予知夢なんでしょうが)」というのは、許してあげてもいいけど、これは要はリズといっしょだと予知能力が「増幅」されて、二分よりももっと先まで読めました。ってことでしょうか。ここらへんもよく分からず、第一、映画生活のストーリー紹介では「いつもダイナーでみかけるリズ」とあるけど、えっ、ダイナーで初めて会ったんじゃないの?
「二分先を読める。」というのをどう映像化するかに、すっごく注力しているのは分かりますが、あの「シュミレーション」は、やっぱ変でしょ?だって、彼が言ってるとおり、その時点での未来は一つだけど、次の時点でまた変わる。というのであれば、ダイナーでリズに言い寄ったときみたいな何かをする前にいろんな「シュミレーション」を予測できるのは、つじつまが合わないきがするけどなあ。でもこれを言うと、物語の崩壊につながるか。・・・
この手のSFは約束事をきちんと客に明示しないと、感情移入できなくて、変な疑問をもったまま、物語は進んでいく。・・・という悪いパターンにはまります。だいたい、この映画、「テロリストは何をしたいのか?(何かをしたいから、核爆発させると脅していると思うんですけど)」さえ、分からないので、ジュリアン・ムーアは何をあせっているのか、それもさっぱり分からない。
ディックの小説はテーマが非常に単純で「人間とは何か?」「本物と偽者の違いは何か?」という二つだけ。結果的に「ブレード〜」、「スクリーマーズ」、「スキャナー〜」辺りはそこらをよく表現していて良かったのですけど、この映画も「クリス三歳から受けた仕打ち」をもう少し掘り下げれば、化けたかも知れない。・・・と思うと残念。
ジェシカ・ビールもいまいち・・・・「禅」のところのギャグが聞き取れなかったので、連休に間に合うようにDVDを買いますか・・・・これって、「BDとバトル中」の2007年パラマウント映画だからHD-DVDなんですね。・・・・・
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