光の雨 (2001) »掲示板

生まれてなかったから

2004/06/13 by 未登録ユーザ メリーさん

私は今16歳です。この映画を初めて見た当時は中学3年生で、15歳か14歳でした。勿論当時の事は知りませんし、周りの大人は、連合赤軍の存在すら本当のこと、詳しい事を私に教えてくれた人は居ませんでした。
母からは、こういう人たちが居たんだよ。という話はうっすら聞いていました。母から聞いた話で連合赤軍というものに興味を持ち始めたものの、資料を探すまで深追いしたいわけではないしなぁ・・・。くらいの気持ちでした。そんな時、レンタルビデオ屋さんで、この映画を見つけ、すぐに借りて自宅で見ました。
浅間山荘だとか、連合赤軍だとか、単語は知っていましたが、彼らの詳しい行動等は全く理解出来ていない状態で見たのですが、最初に思ったのは「なんで日本史の教科書に載ってないんだろう」でした。これだけ大きなことがあったのに。これだけ日本が動いたのに。そう想いました。
全く当時を知らない私からして、この映画は衝撃でした。見て居た間は受け止められませんでした。こんなこと、ありえない。そういう思いしかもてませんでした。でもキャストの方が、演じるに当たって、キャラクター(で良いのでしょうか?)に寄せる思いだとか、そのようなコメント的なものを見ていて、嗚呼、本当に現実にあったことなのだよなぁ。とぼんやり受け止められました。ビデオも返却して、数日した頃には、深く考えることが出来ました。何故あの人たちはこんな事をしたのだろう。何故あの人はああいう風に思ったのだろう。色々考えましたが、未だに答えは出ていません。でも、凄く自分自身の心に残る映画でした。そして、決して繰り返してはいけない事なのだな、と確信した内容でもありました。

 

  • メリーさんへ

    2004/06/15 by 山オヤジ

    >最初に思ったのは「なんで日本史の教科書に載ってないんだろう」でした。これだけ大きなことがあったのに。これだけ日本が動いたのに。そう想いました。

    仰るとおりですね。日本の戦後から現在を理解するのに非常に象徴的な事件です。ただ、やはり映画とか「表現」するのにも混乱するほど衝撃であり、ある意味「タブー」でもあったし、30年位の時間が必要だったと言う事でしょうか。
    2:26事件はご存知でしょうか?軍事学上、または社会学上でも世界的に珍例として扱われているようです。果たしてクーデターと呼べるのかどうか。どちらの言い分も判る、といった「世論」が形成されたのですね。この辺が外国人からすると「奇妙」な事らしいのです。
    「浅間山荘事件」も似たところがあります。国家権力・警察のする事も致し方ない、警官も撃たれて殉職しているし。しかし、労働者の味方共産主義にもシンパシーを覚えている、日本には「強きを挫き、弱きを助け」「判官びいき」と言う風潮がありますから。どちらの気持ちも判る「切なさ」があったと思います。

    > 全く当時を知らない私からして、この映画は衝撃でした。見て居た間は受け止められませんでした。こんなこと、ありえない。そういう思いしかもてませんでした。

    私はオンタイムでニュースを見ていました。中学生でした。でも私も観て同じ感想でしたよ。(笑)

    >何故あの人たちはこんな事をしたのだろう。何故あの人はああいう風に思ったのだろう。色々考えましたが、未だに答えは出ていません。

    人間には、自分でも理性でコントロール出来ない部分をもっているように、社会・共同体・組織と言った一つの運動体となっていくと、一人の人間と同じく、ある「個性・人格」と言うようなものになっていきます。その事に中にいる人間が引っ張られていく、と言うような感想を持っています。

    あの頃の時代背景もあります。「共産主義」がまだまだ人気があったのです。いろんな組織が出て、彼らは戦闘的に、武力をも辞さず「革命」を禁欲的に行おうとしていたのかもしれません。何れにしろ、多くの賛同は得られなかった訳ですが、ぎりぎり禁欲的で原理主義的でしたから、その純粋さ冷徹さに「論争」で勝てる相手がいなかったように、私は考えています。「時代の”熱”」と言う言い方もありますね。「連赤」と「オウム」は同じだと思います。どちらも教条的です。

    >でも、凄く自分自身の心に残る映画でした。そして、決して繰り返してはいけない事なのだな、と確信した内容でもありました。

    そうですね、人をあやめてはいけませんね。しかし、そのような状況は人間には、在る、と言う事は知らねばなりません。その事こそが「人類の歴史」としての側面でもありますから。これから「倫理・社会」の授業で哲学にたくさん触れる時期であろうと思われます。ぜひたくさん書物をお読みになって、メリーさんの人生にお役立てください。

    生意気にアドバイスを一つだけ。
    ギリシア哲学(特に”数学”と言う哲学、論理学)〜宗教哲学〜カソリック対プロテスタント〜科学、無神論〜近代、と言った歴史の流れをよく抑えておく事が、とても大事だと思います。どこから入るにしても、この流の上に「その考え方」が生まれたのだ、と見ないとただ単に「言葉の難解ゲーム」になってしまいます。

  • 教科書に載ってないことなんて、いくらでもありますよ〜

    2004/11/01 by 未登録ユーザもんだみん

    ま〜、一例あげれば、(話がだいぶそれちゃう。ごめん)
    日本史の教科書に、部落のこととか、数行だけ出てくるけど、部落解放同盟のことは、出てこない。
    彼らの戦いの歴史、社会に与えた影響等なんて、それ専門の本やビデオでも、興味を持って見たり読んだりしない限り、永遠にわかんない。
    しかも、彼らがいまだに活動をしていて、今でも部落差別(結婚・就職等で)があって戦っていることも、学校の授業には出てこないし、ほとんどの日本人が知らないじゃないかな〜(差別に関わらないかぎり)。

    たとえ、キング牧師のI HAVE A DREAM !を知っていても、部落解放同盟の宣言文を知っている人はいないのです。彼らがデモ行進をいまだに行っているのに、マスコミも、まったく取り上げません。(先日、狭山事件のデモがあったんですよ、東京で)。
    海外の差別は知っていても、国内の差別にはうとい。目をそむける。それが日本。

    私も、たまたま、そういう差別に遭っている人と関わったから知ったんですよね。皆が知らない差別とか歴史とかって、この部落のことだけじゃないんですけどね…。歴史って、見えないことばっかりでできてるんじゃないかな?

    私は、この「光の雨」観ていません。すみません。これから観ようと思っています。しかし、連合赤軍のこと知識ナシで観ると、華氏9.11を観たときと同じように、「???」になると思うので…調べてからみよっと…

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