リトル・ヴォイス (1998)
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もっと深い解釈を
2003/12/04
by
まる
これをただのサクセスストーリーと思って期待してみてしまうと面白くないと思います。
口うるさくて、自己中な姉と20年ほど一緒にいた自分としては、LVが最後に母親に怒っているシーンは結構感動しました。「私が無口なのは、あんたにやり込められるからだよ!」という言葉はまさに姉に言いたかった、そして本当に言った言葉そのもでした。
同時に自分の中のおだやかな世界を守ろうとして、周りが見えてなかった自分。極端に自己主張が出来なかった自分というのも認識しました。
音量の大きいレコードの音は彼女を守る壁であり、彼女の自己主張でもあったのではないかと思います。
そして、自分の言葉ではなく、劇?のなかのセリフの真似の言葉でしか、レイに抗議出来ないLVが、最後にどんどん自分を出すようになっていくのも、私は、無理のない展開と思いました。
最後にレコードを破壊され、彼女にとってはショックだったのでしょうが、ああやって母に怒ることで彼女の自立が成立したのかな、と思ったんですが。
そしてモノマネばかりで、身に付けたワザじゃなくて、今度は彼女自身の言葉で、ビルと新しく人間関係を作り出そうとしたんじゃないかなーと思いすごく感動しました。
もしエンターテイナーが主なテーマならそれこそ自分はがっくりきてたと思います。
もしこのストーリーが続くなら、今度は自分の作った歌を自分の声で歌うのかもしれないな、と思います。
しかし、鳩を飛ばすところで終わっているのだから、この主題は「自立、巣立ち」みたいな感じだと思います。
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