ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (2007)
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彼の告白は本当か?
2008/05/14
by
無責任な傍観者
ダニエルの最後の告白は本当でしょうか?
息子が独立して親元を離れる際、「お前はオレの本当の子じゃあない。拾った子だ。」
と発言しています。
人付き合いの苦手なダニエルは女性と愛情を育むことも出来ずに捨て子を自分の子として育てる。ダニエル自身が忘れたくて黙っていた事実を別れに当たって、自分自身と本人に宣言して気持ちの上でも決別をする。
それとも、本当は彼自身の子であったが、裏切って他人になるのであれば、自分とは他人としてしまいたい。だから本当の子じゃないと宣言し孤独の状況を受け入れようとした。
何故このように考えるかというと、ダニエルは息子との離別から精神的に不均衡となっていきます。ダニエルにとって息子との離別は甚大なダメージだったのではないでしょうか。
弟の日記を見て息子は家に火をつけた。息子が何を知ったかは謎ですが、偽者と気づいた可能性が大です。
一方、ダニエルにしてみれば、火をつけた原因が分からないので耳の障害以来のストレスと考え、息子にちゃんとした教育を受けさせ、人と交われる環境に置いてあげたかったんではないか?置き去りという手法は酷いけど、人の手配はキチンとしていたし、彼なりに合理的(思いやりは無し)に息子を違う環境に置いたのかも知れない。
それとも単に自分に火をつけるような息子は手がかかるから、どこかに捨てたかったのか。
前者は実の息子、後者は捨て子。
ただ、もしも捨て子だとすると、教会での強制された告白からのダニエルの行動が不自然な感じがする。
数年前の買収話の時に引き続き、レストランでも「オレの教育方法に口出しするな!」と極度の怒りを見せている。
また、弟が訪ねてきたときにあれだけ懐疑深い男が、肉親と言われるとコロッと騙されて、見るからに無能そうにも拘わらず自分のそばに置いて相棒としている。
彼は自分が「信頼できる肉親」が欲しくてたまらなかったんでしょう。
それが裏切ったと分かったとたん、彼を殺して、気持ちを切り替えている。
それに対して息子の場合はどうか?
あれだけ強靱な信念と行動力を持ったダニエルが、息子と別れた後神父が訪ねたときには精神が崩壊している。
これらの状況から考えると、息子はやはり実の息子だったんじゃないかと思うんですが、ここら辺のことを考えた人はいますか?
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Re: 彼の告白は本当か?
2008/05/14 by
カイタカケンこんにちは、無責任な傍観者さま。
H.Wの父親は、序盤、油田の事故で死んだ男じゃないかしら?
この時の事故で死んだ男は、赤ちゃんをあやしていましたし、原油を赤ちゃんのおでこにちょこっとつけていました。
母親はいなくとも、この子の人生が油田を掘り当てられるような幸運に恵まれる様、子供の将来が実り多きものになる様にと願って、実の父親が赤ちゃんのおでこに原油をつけたんだと思っていました。
原油が見つかった時、ダニエルはボーリング用の錐についていた原油を手になすりつけ、天に翳していました。
ダニエルが赤ちゃんの扱いに不慣れな様子は、事故で男が死んだ後、むずがる赤ちゃんに、ウイスキーを飲ませようとしていた描写でも分ると思います。
>ただ、もしも捨て子だとすると、教会での強制された告白からのダニエルの行動が不自然な感じがする。
数年前の買収話の時に引き続き、レストランでも「オレの教育方法に口出しするな!」と極度の怒りを見せている。
↑ダニエルは血の繋がらない息子であっても、H・Wを愛しています、彼なりの愛し方ですけど。。
ダニエルの弱点は、H.Wの聴覚なんです。
メアリー油田での事故の際、ダニエルはガスの爆風で吹き飛ばされたH.Wの身体を心底、気遣っています。
それ以降、彼のトラウマになってしまっているんですね。だから、自分の弱点である息子の聴覚に関する話が出ると(←たとえそれが、ダニエル父子に深い理解を示す立場の人間の意見であろうと)攻撃的になる。
彼が一番、息子が聴覚を失ったを悔やんでいるのですから…
イーライに強要された教会での罪の告白は、パイプライン設置の為、どーしても避けて通れなかった関門であり、イーライは息子を捨てたと大衆の面前で告白させる事が、ダニエルにどれだけ屈辱を与えるか知っているから、ワザとそう云わせていたんだと思っています。
イーライはダニエルの弱点(H.Wの聴覚)と、彼の事業で必須のパイプライン(←鉄道輸送網を持っていたスタンダードオイルと競争するには、パイプラインの設置が不可欠)を知った上で、この場面で、ダニエルを甚振っているんだと思います。 -
Re: 彼の告白は本当か?
2008/05/14 by
無責任な傍観者カイタカケンさん
レスありがとうございます。
>H.Wの父親は、序盤、油田の事故で死んだ男じゃないかしら?
ああ、なるほど、あのシーンよく分からなかったんですよ。
子供を渡したりしていたから、元々ダニエルが連れてきた子を誰かが抱いていたのかと思ってました。
>事故で男が死んだ後、むずがる赤ちゃんに、ウイスキーを飲ませようとしていた描写でも分ると思います。
そういうことだったんですか。私はまた、金鉱爆破の時は一人だったのに、年が経って子供が出来たんだけど、その頃から不器用な接し方をしていたんだ。と思い込んでました。
でも考えてみればそちらの方が自然ですね。時間的にもう一度観れないんだけど、観たいですねえ。
>ダニエルは血の繋がらない息子であっても、H・Wを愛しています、彼なりの愛し方ですけど。。
なるほど。
>ダニエルの弱点は、H.Wの聴覚なんです。
うーん、ちょっとしっくり来ないかなあ。息子への愛情が聴覚を失う前後で変わってないような印象を受けたからです。
聴覚を失って、回復しないことを神父さんに当たり散らしています。
でも、息子が彼を裏切って出て行った後は、神父さんを殺しているんですよね。
聴覚って言うより息子自身がとても強いポイントになっているんじゃないかなあ。
そして神父さんについては、神父さん自身に対してと言うより神父さんを通して何かに苛立っているのかなあって感じています。
自分でもあまり論理的じゃないんで困ってるんですが(笑)、ちょっと頭の中を整理します。
どうも他人の子の方が自然かも知れない。考え直してみます。
ご意見ありがとうございました。
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