クール・ランニング (1993)
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ジャマイカ・ファンになってしまうね
2003/04/01
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最大素数
当時、雪のない常夏の国から初参加、というニュースは、わたしの様に特にオリンピックに関心の無い者の耳にも入ってきました。実のところわたしはスピードに弱いためボブスレーは以前チラと見ただけで敬遠してたもので尚更興味は湧かず、カナダに留学していたジャマイカの金持ちのボンボンの気紛れだろうくらいに勝手に想像して済ましていたのですが最近中古ビデオ特価セールで250円也で入手しまして、観て吃驚しました。
本作は、常夏の国が冬季五輪参加!?という冗談みたいな実話なわけですが、他にも、おカマの"男子"バレー・ボール・チーム!?『アタック・ナンバーハーフ』、男のシンクロ(ナイズド・スイミング)!?『ウォーター・ボーイズ』、というやっぱり冗談みたいな実話というのは、結局「コメディ」仕立てになってしまうものなのですね。
と書きましたが、実は、本作はそれほど「コメディ」仕立てという感じはしませんでした。
不正行為で金メダルを剥奪された元ボブスレーのチャンプがジャマイカに居て、以前主人公の父をスカウトしたことがあって、との因縁話しや、カルガリー到着後しばらくは嫌われバカにされていて選手村で悶着を起こしたとか、あわや予選失格の顛末などなど、どこまで本当か解らないエピソードもありましたが、基本的な展開として、「ああ、そういうことだったんだ」という内幕モノ的な面白さで楽しんでしまいました。
そういうわけで、ある意味、ちと醒めて観たせいか、オリンピックの陸上国内予選で転んで落ちた主人公達3人に、"手押し車"レースでコケた親友を加えた4人というチーム編成が、最後の大一番での転倒への伏線になっていたというプロットに、おお、ちゃんと考えてんじゃん、と、なんか違うところで納得したりしてもしまいました(笑)。
「醒め」ついでに書いてしまうと、親の庇護を振り切る成長譚とか、いがみ合っていた二人が共通の目的に向かって共に頑張ることで和解から友情へとか、コーチのセリフ「金メダルより大切なこと、それはゴールしたときに解る」など、「教育的指導」はちとうるさい感じはしました。ま、この辺がディズニー味ってわけですな(笑)。
読み返すと、なんかコメディとしての出来はイマイチみたいですがそんなことはありません。コーチを頼むときのドタバタから説得へは定番とは言え面白かったし、特に事故ったときのキメ、「死んだ?(You dead?!/dieの筈なんですけどネ)」の最後の弾け具合はウマイと思いました。
ともあれ、この映画を観たあとは殆どの人がジャマイカ・ファンになってしまうようで、ま、わたしもそうなのですが(笑)、それは、彼等が(特に練習において)ひたむきで一所懸命なことによると思うのです。
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