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情報 映画「靖国」に関する資料

2008/05/05 by 未登録ユーザ odys

靖国 YASUKUNI

 フリートーク板でも話題になった映画ですが、一般上映が始まったのを機に、この映画に関する資料を提供するスレッドをここに立ち上げます。
 基本的に、マスコミなどに出ている資料を紹介することを目的にします。
 具体的には、この映画を見た内外の映画評論家等のレビュー、配給や上映に関する事情や情報、監督やプロデューサーに関する情報、映された側の見解、などなどで、要するにこの映画に関係する情報なら何でも、ということです。
 紹介された資料に関するコメントも排除はしませんが、なるべく即物的にお願いします。
 もっともトピずれはこのサイトでは日常に見られる現象ですので、結果としてどういう展開になるかは分かりませんが。

 最初に、評論家や新聞のレビューを。

粉川哲夫の「シネマノート」
ttp://cinema.translocal.jp/2007-12.html#2007-12-19_1

前田有一の超映画批評
ttp://movie.maeda-y.com/movie/01102.htm

毎日新聞映画欄の批評
ttp://mainichi.jp/enta/cinema/review/news/20080502dde012070002000c.html

 

  • 基本的な勘違い。。(苦笑)

    2008/05/05 by taru

    >冒頭、ブランクの映像の背後で物がぶつかる音がする。それから雑然とした作業場が映る。老人が日本刀を振るシーン。窯のなかで火が燃えている。町工場のような風情だが、やがて、そこは、靖国神社境内にある刈谷直治(90歳)の仕事場でであることがわかる。ここでは、1933年(昭和8年)から終戦の1945年までのあいだに8000本もの軍刀(「靖国刀」)が作られてきたという。刈谷は、「最後の靖国刀匠」で、いまでも刀を作りつづけている。「靖国刀」は、戦時中、実戦でも使われたはずだが、いま作られる「靖国刀」は、何に使うのだろう。が、いずれにしても、それは、靖国神社の「ご神体」なのだという。
    (粉川哲夫の「シネマノート」)

    単純ではありますが基本的な誤りが冒頭からありましたので、訂正しておきます。

    >町工場のような風情だが、やがて、そこは、靖国神社境内にある刈谷直治(90歳)の仕事場でであることがわかる。

    刈谷氏は高知に在住であり、現在も靖国神社の中で刀を作っている訳ではありません。ついでに言えば、撮影当時は88歳でした。

    >「靖国刀」は、戦時中、実戦でも使われたはずだが、いま作られる「靖国刀」は、何に使うのだろう。が、いずれにしても、それは、靖国神社の「ご神体」なのだという。

    「刀」がご神体だとは映画の中でも言っていますが、それと「靖国刀」とは別物です。「靖国刀」がご神体だとはどこにも言ってはいません。

    基本的にこんな勘違いをした上で、どんな御大層なことを言っても、聞くだけアホらしいという文章の典型だと思います。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/05 by Baad

    別スレでodys さんに約束いたしましたので、古いものですが、映画評を含む記事のリンクを貼っておきます。

    ベルリン国際映画祭フォーラム部門
    ドキュメンタリー映画『靖国』(地元メディアによる批評付き)↓
    ttp://eiganavi.gyao.jp/news/2008/02/post-3c91.html

    『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、本質を全く捉えていない.(宮台真司)↓
    ttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=638

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/06 by taru

    ↑の私の文章で「訂正しておきます」とあるのは、「即物的に添削しておきます」と直してお読みください。訂正は本人にしかできませんからね。

  • 宮台センセにがっかり、マジで。

    2008/05/06 by 未登録ユーザ素朴な意見

    こんにちは。
    宮台センセのお書きになった文章を読んで、心底ガッカリしてしてしまったので、ついつい、書いてしまいます。

    この文章は、宮台センセの学者生命を危機に陥れるほどの「アホな文章」です。

    まず、
    > ■問題がどう把握されるべきで、どこに問題があるか。それが連載第一回の主題である。「何を言うか、表現の自由の問題じゃないか」と憤激する向きもあろう。間違いだ。表現の自由は憲法規定で、憲法規定は国民ではなく国家(統治権力)への命令だからだ

    イキナリこれが、かなりの、アホ。
    憲法というものがまるで分かっていない人の「バカ発言」ですね、宮台先生を「頭の切れる立派な人だ」と好きだったのに、ホントにガッカリ。

    憲法の前文に、
    「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」
    とあり、12条には、
    「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」
    とあります。

    つまり、憲法は統治権力への「自由や人権などを守れ!」という命令であると同時に、国民自身が不断の努力によってその理想と目的を達成することに全力を挙げるという「誓い」なんです。
    「統治権力は従わねばならないが、国民は無視して良い、国民が無視しても憲法違反ではない」というような論旨はナンセンスそのものです。

    で、
    > ■交際を申し込まれた女が創価学会員は嫌いだと断った。憲法違反か。否。女は働かずに嫁に行けと父親が娘を諭す。憲法違反か。否だ。信教の自由や両性の平等という憲法規定の名宛人(命令の宛先)は国民ではないからだ。これを分かっていない者達が多い

    という例を挙げて、一般国民は「自由を侵害したり、差別を行っても“憲法違反でない”」という主張の根拠としているようですが、これは噴飯モノの大詭弁ですね。サイテーです。

    交際相手がどんな思想を持っているか?は、その人と交際するか?を決める上での重要な要素の一つと言えるでしょう。ですから「創価学会員である」ことを理由に断るのは(全くとは言えないが)憲法違反として非難されなくても、それこそ「仕方ない」と言えることです。交際を決定する女性の自由意志を侵害してまで、「思想・信条で交際相手を差別してはイケナイよ」と、法律は命じ難いということです。
    父親の娘に対する「嫁に行け」というのも、親の子に対する指導の裁量の範囲がある程度認められる範囲内だ、というだけのことです。
    しかし良く考えて頂くと分かりますが、もしこの父親が、娘の意志に反して娘の勤めている会社に勝手に退職願いを出して辞めさせてしまったり、勝手に婿と決めた男を連れてきて強制的に同居させたりしたら、間違いなく「裁量の範囲を超えた“憲法違反”」だと分かりますよね。

    元々「親族」や「婚姻」関係というのは、憲法に限らず「法律が介入し難い」ものなのです。そういう例をわざわざ持ってきて、「憲法違反か?否。」などとやってるのは、サイテーに幼稚な詭弁です。

    逆に、親族関係など無縁の例で、
    例えば、ある会社がある人の就職について、その人の身分や家柄、あるいは身内に犯罪者がいる、等を理由として公言して不採用としたら、「憲法違反ではないのか?否。」ですよね。

    血縁などが介入しない例を考えれば、私人間であっても、“差別や自由への侵害を憲法が禁じている”ことや、憲法違反の例が多数挙げられるのはすぐに分かります。

    憲法違反かどうかは、差別や侵害を行う主体が統治権力かどうかに限定されません。たぶんそんなことは誰でも知っていて、友人などに対して「差別だよぉ〜、憲法違反だぁ〜」などと冗談で言うことなどは頻繁にあるし、どう考えても常識です、そんなことは。
    宮台センセほどの学者が、こんな下らない詭弁を使ってまで嘘を主張しているのには、ホントにガッカリしてしまいます。

    以上、
    議員さんたちのしたことは、立派な憲法違反であって、「仕方のないこと」などでは全くありません。糾弾されねばならない重大な瑕疵があります。
    それどころか、刑法違反の「強要罪」に該当する行為の疑いまであって、この問題の本質は間違いなく「表現の自由に対する侵害」です。

    なので、宮台センセ、以下、長々とお書きになっていらっしゃいますが、それらの文章は、全部、まるっきり無意味、無駄です。
    宮台センセが学者仲間から笑いモノにならないかと、心配です。

  • 引用文の出所を明記します

    2008/05/06 by 未登録ユーザ素朴な意見

    上記の自分の投稿の中で、宮台真司先生の文章として引用した文は、Baadさんに紹介頂いている↓下記のサイトからの引用です。

    『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、本質を全く捉えていない.(宮台真司)↓
    ttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=638

  • 口あんぐり。。というか

    2008/05/06 by taru

    素朴な意見さん

    あの宮台センセの憲法論議は、たまにどこかで同じ趣旨の記述を見かけますが、宮台センセの影響力なんでしょうか。困ったものです。

    私も大学で「憲法」の授業は受けましたが、あんな屁理屈は聞いたこともありませんでした。一体、誰がいつ頃から言い出したことなのか?宮台センセの文章はいかにも色々な学者の名前が並べられて権威づけに汗だくですが、ここの部分は誰も名前がないので、それは自明のことだと言いたいのか、あるいは言い出しっぺが自分なのか?

    まあ、いずれにしても若い人を惑わすエセ学者の文章には困ったものです。

    宮台センセは、女のコの後をふらふらとついて回ったこともあるとかラジオ番組で言っていたこともありましたが、いかにも今の風俗にも詳しい社会学者面しているものの、私も同じ文章の以下の部分には完全にあきれてしまいましたよ。

    >そう。何もかも仕方ない。とすれば指をくわえて成行に任せる他ないのか。実はそこにだけ論じられべきポイントがあるのだ。。>具体的な処方箋は如何。。>自称右翼組織が暴力団のフロントならば、組幹部と事前に話をつけておく。その場合、映画館として有力者に頼んで組と交渉するのが批判を浴びやすいというなら、批判を浴びても構わないコネ持ちの個人が興行を代理して映画館を借りられるようにすればいい。

    要するに、暴力団幹部と裏で話をつけておけよ。そうすれば街宣車も来ないからね、と言ってるんですよね。

    暴力団と話をつけるということは、つまりは金で解決しろということですよね。

    こんな場合の相場って、いくらくらいなんですかね?>宮台センセ

    警察に相談に行ったら、後で刑事に呼び出されて、そんな風なことを「助言」され、仲介者なんて知りませんと言ったら、その刑事が仕方ないからと間に立ってくれて、○○万円のお金を払わされたが、実はその半分は刑事が取っていた。。なんて、3流ドラマの妄想はどんどん広がるなぁ。。(爆)

  • 雑誌『WiLL』に載った稲田議員の見解(1)

    2008/05/06 by 未登録ユーザodys

     雑誌『WiLL』2008年6月号に掲載された稲田朋美国会議員の「映画『靖国』報道 朝日新聞のダブル・スタンダード」を以下で紹介します。
     稲田議員の見解は、フリートーク板でも「産経新聞」正論欄に載ったものを私が、稲田議員のサイトに載ったものをカイタカケンさんが紹介しています。内容的には重複するところがありますが、稲田氏が雑誌であらためて一連の騒動について事情を説明しつつ見解を表明したものですので、以下に私の責任で要約します(言うまでもなく、ネット上では見られませんし、まるごと写せば著作権侵害になるからです)。要約ですから、私(odys)の見解はいっさい入っていません。
     要約とはいえ、もとは雑誌11ページに及ぶ長い文章ですので、今回はとりあえず第1回目で、最初の半分ほどです。

    *     *    *     *

    【序】 映画『靖国』に公的助成金750万円が支払われたことの是非を自民党若手議員の会「伝統と創造の会」で検討することにしたのが発端だった。政治家が税金の使われ方を問題にするのは当然のことである。それがマスコミとによって「政治家の圧力による表現の自由の危機」という誤った論点にすりかえられた。

    【2:事実の経過】
     (1)きっかけは、私(稲田議員)が映画『靖国』に出ていると友人に教えられたことだった。私は映画出演を依頼されたことも、同意したこともない。つまり隠し撮りが『靖国』に使われているというわけだ。その映像は平成17年8月15日のもので、当時小泉総理が靖国神社に参拝するかというテーマで雑誌『正論』の記者と一緒に私が靖国神社の風景をルポしていた時に映したのである。その時、李監督が一週間後に判決が下される「百人斬り」裁判のことで主任弁護士である私の話が聞きたいと言ってきたが、私は断った。インタビューに答えるのを拒否した私の映像が、なぜ映画『靖国』に使われているのか。加えてその映画に日本芸術文化振興会から750万円が出ているのである。この件についてはすでに昨年12月の『週刊新潮』でも「反日映画『靖国』は『日本の助成金』750万円で作られた」と報道されていた。よって私は「伝統と創造の会」でこの問題を取り上げることにした。

     (2)2月12日に文化庁の人間2人に来てもらった。「伝統と創造の会」で助成金の問題を取り上げるので映画を見たいと申し入れた。助成金が妥当かどうかは映画そのものを見なければ判断ができないからだ。2月15日、文化庁から上映可能日を知らせてきた。上映会社からフィルムを借りて上映する、場所は東京国立近代美術館フィルムセンター、候補日が8つ挙げられていた。
     私たちはいったん3月12日に希望を出したが、その後文化庁から「〔観客を〕ほかに少し広げてもいいですね」と打診があった。テーマが靖国なので、私たちは自民党の議員連「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」との合同勉強会にすることとした。ところが3月3日になってファックスで全国会議員にファックスで上映会の案内が来たが、それは主催者不明、連絡先はアルゴピクチャーズ、文化庁協力で「国会議員向け特別試写会開催のご案内」となっていた。そこにはこの映画が外国の映画祭で上映されて高い評価を得ているというような文句が書かれていた。
     私が文化庁に説明を求めたところ、制作会社は一度はフィルムの貸し出しに同意したが、上映を希望しているのが私などであると分かると貸し出しを拒絶してきた。そこでこういう形にするしかなかったのだという。助成金使途検証のためにはフィルムを貸せない、ということなのであろう。仕方がないので、勉強会のための上映は中止として、この試写会を見て、その翌日に文化庁との意見交換をすることにした。

     (3)勉強会のための上映は中止と決めたころ、朝日新聞のI記者から取材があった。記者はすでに李監督とアルゴには取材を済ませていた。私は記者に対して、問題にしているのは助成金のことだけだと伝えた。
     そして3月9日に朝日新聞に記事が出たが、その東京版の見出しは「映画靖国『事前試写を』/自民若手が要請、全議員対象に」となっていた。
     私は「映画を見たい」とは言ったが、事前に見せろと言ったことは一度もない。内容如何で上映をやめさせたいなどとは考えたこともない。
     アルゴ試写会の日も多くのテレビ局が私を取材した。私の関心は助成金だったが、取材の中で映画の感想を聞かれたので、正直に、靖国神社への一方的なメッセージを強く感じた、靖国神社が国民を侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民を作る装置だという靖国裁判の原告のメッセージが強く出ている映画だった、と感想を述べた。
     この試写会、およびこの感想が、のちに表現の自由への事前検閲とされることになる。
     3月27日の朝日新聞朝刊にI記者の署名記事が載り、「事前に試写したい」という稲田議員らのために文化庁が2月22日に東京・京橋のホールを押さえた、と書かれていた。 私の言葉として「事前に試写したい」と載ったわけだが、私は事前にとは一度も行っていないので、朝日新聞に誤報だとして抗議した。文化庁に問い合わせたところ、文化庁も朝日新聞に、稲田議員は事前に試写をとは言っておらず助成金支払いの検証のためである、と返答したという。
     さらに3月9日の朝日の「事前試写」という見出しによって他の数社の新聞社からこの点について問い合わせが文化庁にあったが、そのつど否定したと文化庁は述べた。
     私は4月に内容証明付きで朝日新聞に記事の訂正を申し入れたが、朝日からは内容に誤りはないと判断しているという返事が来た。
     朝日新聞はカッコ付きで私の言葉として「事前に試写」と報道したわけだが、私はそうは言っていない以上、朝日の報道は歪曲である。そのような歪曲をする新聞に「表現の自由」を語る資格はない。
     さらに田原総一朗氏は、私が「事前に試写を」とは言っていないと述べたのに対して、4月6日の「サンデープロジェクト」、および4月10日の李監督との記者会見で、公然と「嘘つき」呼ばわりした。この名誉毀損発言についても田原氏に訂正と謝罪を求めている。なお、田原氏は映画『靖国』パンフに推薦のコメントを寄せている。
     東京都の映画館が上映中止を決めた直後の4月2日、朝日新聞夕刊に田原氏と李監督のインタビューを掲載した『靖国』の全面広告が載り、「近日ロードショー予定!」と大きな文字で書かれていた。どこに表現の自由への制限があったというのか。

  • あらら・・・

    2008/05/06 by Baad

    > 宮台センセのお書きになった文章を読んで、心底ガッカリしてしてしまったので、ついつい、書いてしまいます。

    この記事のリンクは既にフリートークの長大なスレッドに貼ってあり、ika さんからコメントを頂いたので、そちらで既に「たたき台に使って下さい」と書いおります。そのときはスルーなさっていたのに、何で今更???

    こちらで提供した目的は、あくまで映画評の部分を読んでいただくつもりだったのですが・・・
    *******
    >別スレでodys さんに約束いたしましたので、古いものですが、映画評を含む記事のリンクを貼っておきます。

    (中略)
    >『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、本質を全く捉えていない.(宮台真司)↓
    ttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=638

    *******

    まあ、でも、odysさんが、映画の評価以外にもお話を進める予定の様ですので、どうぞご自由にご利用下さい。

    本来の目的は評論の部分を読んでいただくことにあったということだけ、一応申し上げておきます。

  • だんだん腹が立ってきたぞ!!

    2008/05/06 by taru

    >自称右翼組織が暴力団のフロントならば、組幹部と事前に話をつけておく。その場合、映画館として有力者に頼んで組と交渉するのが批判を浴びやすいというなら、批判を浴びても構わないコネ持ちの個人が興行を代理して映画館を借りられるようにすればいい。

    暴力団と話をつけるとは、金を払うということと同義である。興行のたびに街宣車が行くぞと脅されれば金を払わなければならなくなり、それがシステム化するとりっぱな暴力団の資金源である。

    つまり宮台は、映画の興行の世界に暴力団の利権を認めてやればすべてうまくゆくよと言っている大馬鹿野郎である。

    こんな反社会的な言論が、言論の自由の名の元に公然と公表されていることにひどい違和感を感じるのは私だけだろうか?

    だんだんマジで腹が立って来たのだが、皆さんの見解は如何だろう?

  • odysさん

    2008/05/06 by taru

    要約紹介なら著先権侵害にならないかのようなodysさんの文章がありましたので、知らない人が読むととんだ勘違いをしてしまうと困ります。

    ネットで調べればすぐに分かることですが、念のためにご注意申し上げておきます。

    <要約紹介であっても、無断で行えば著作権を侵害することになります>

     一般的には、著作物を要約することは著作権法上の「翻案」に当たり、著作権者の承諾が必要とされます。しかし、要約といってもいろいろな方法があり、簡単に決めつけるわけにはいきません。通常は、原作品の内容がほぼつかめてしまい、原作品に触れなくてもすむような形でダイジェストしたものは翻案であり、作品自体の存在を知らせる目的で作られるごく短い要旨等の抄録は翻案には当たらないと言われます。記事の内容を要約し、ダイジェストとしてホームページに掲載する場合は、著作権者の承諾が必要です。

    ttp://www.mainichi.co.jp/toiawase/tyosakuken/06.html

    要するに、黙って掲載するのではなく、著作権者にちゃんと承諾を得てから掲載すればいいだけの話。要約であってもね。で、著作権者が承諾をくれなかった場合は。。掲載しちゃだめでしょ。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/07 by Baad

    taruさま

    > だんだんマジで腹が立って来たのだが、皆さんの見解は如何だろう?

    右翼で連想するものがtaruさんと宮台氏では違うのではないかと思って前後を読んでみたらこんな記事が出てきました。最初に開かれた右翼の活動家対象の試写会についての対話です。この記事を読むと氏の真意が理解しやすいのではないでしょうか。

    <一水会前代表の鈴木邦男さんと食事をしながらお話ししました↓>
    ttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=641


    次の記事は宮台氏の思想的バックグラウンドを語ったもので参考までにリンクをご紹介します。

    <先日、フォーラム「新・地球学の世紀」で亜細亜主義と日蓮主義についてお話ししました。↓>
    ttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=640
    (映画「靖国」とは直接的には関係ありません)


    このスレッドでの私の最初の書き込みの時にリンクをご紹介した記事は、映画評の部分以外は世論を挑発することを狙って書いたものだろうというのが私の解釈です。このことはフリートークでもikaさんへのレスに書きました。
    ただ、挑発として書いたものとしても、さすがにちょっと脇が甘いかなあ、という印象は拭えません。

  • 訂正

    2008/05/07 by Baad

    > 右翼で連想するものがtaruさんと宮台氏では違うのではないかと思って前後を読んでみたらこんな記事が出てきました。最初に開かれた右翼の活動家対象の試写会についての対話です。この記事を読むと氏の真意が理解しやすいのではないでしょうか。

    前回の私の投稿の上記の部分のうち、

    >最初に開かれた右翼の活動家対象の試写会についての対話です。



    <最初に最初に開かれた右翼の活動家対象の試写会についての対話の中から、宮台氏の発言のみを抜粋してまとめたものです。>

    に訂正します。

  • 民主主義の敵ってとこかな?

    2008/05/07 by taru

    Baadさま

    >右翼で連想するものがtaruさんと宮台氏では違うのではないかと思って。。

    まあ、違うかもしれませんが、宮台が自分のブログに書いているのは

    >>自称右翼組織が暴力団のフロントならば、組幹部と事前に話をつけておく。

    と、明確に「組幹部」と話をつけておけと言っていますよね。どうやって暴力団と話をつけられるんだと言えば、金を払う以外にないのは常識でしょ?喧嘩の仲裁を近所の世話焼きおじさんに頼むんじゃないんだから。それだって菓子折りくらいは持って行くのが当たり前じゃないですか。

    彼はしきりに<「あんたは間違ってるが、あんたを抹殺しようとする者がいたら命がけであんたを守る」が大切です。>と強調していますが、だから自分も何を言っても守られるべきだと勘違いしているんじゃないかな。

    ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。(一寸私の記憶が古いので、今はどういう状況なのか調べている時間がありません。その点はご容赦ください)

    要するに、自分の存在原理が暴力である組織を社会が認めるようになったら、言論・表現の自由自体が存在できなくなりますから、そういう言論を認める訳にはいかないという、言論の自由とは大変矛盾するような事態が生じてしまうんですよね。

    まあ、この問題は一寸私には難しいので十分な意見は言えないのですが、暴力団の存在を認める発言はダメということは当たり前ですよね。

    宮台は何事もレッテル貼りが好きみたいなんでそれに倣って言えば、「民主主義の敵を認める訳にはいきません」ってとこかな。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/07 by Baad

    taruさま

    >どうやって暴力団と話をつけられるんだと言えば、金を払う以外にないのは常識でしょ?喧嘩の仲裁を近所の世話焼きおじさんに頼むんじゃないんだから。それだって菓子折りくらいは持って行くのが当たり前じゃないですか。

    どうもそのへんの感覚が、近所の世話焼きおじさんに頼むレベルなんじゃないかという気がしてならないのですが。
    それに実際金を払わなくても組幹部と話をつけられる立場の人はいる可能性は有りますよね。たとえば、警察、とか、弁護士とか。でもそういう人がたとえ実際近所の世話焼きおじさんだったというようなことが有り得るとしても、近所の世話焼きおじさんに頼むのとは一寸違うような気がします。

    >彼はしきりに<「あんたは間違ってるが、あんたを抹殺しようとする者がいたら命がけであんたを守る」が大切です。>と強調していますが、だから自分も何を言っても守られるべきだと勘違いしているんじゃないかな。

    そういう面は確かにありそうですね。

    >ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。(一寸私の記憶が古いので、今はどういう状況なのか調べている時間がありません。その点はご容赦ください)

    見ていないのでこの辺はご容赦下さい。
    普通の軍服のコスプレでは流石にドイツでも逮捕されるとは思えませんし、靖国のコスプレの何がナチスと同じレベルで控えるべきシンボルにあたるのか、ということを判断できるほど軍隊そのものに詳しくはありません。

    >要するに、自分の存在原理が暴力である組織を社会が認めるようになったら、言論・表現の自由自体が存在できなくなりますから、そういう言論を認める訳にはいかないという、言論の自由とは大変矛盾するような事態が生じてしまうんですよね。

    まさにその辺折り合いを考察するのが彼のテーマであるように思います。
    以前、社会が成熟してその枠からはみ出る人が少なくなればなるほど、その少数のはみ出した人たちは過激になる、と言う意味のことを言っているのを読んだ覚えがあります。

    ミイラ取りがミイラになりかけている状態、なんでしょうかね。

    ただ、一方で、上映中止あるいは見合わせを行った劇場が大都市に偏っているということを考慮に入れると、実際地方ではそういう調整が水面下では行われているとか、劇場間の棲み分けがきちんとできている、という現状があるのかもしれない、とも思いますよ。
    それがいいことか悪いことかは分かりませんが。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/07 by 未登録ユーザodys

    taruさん

     雑誌等からの要約は、なるべく「要旨」に近づけるように努力はします。それと、発売日から一定期間をおくように気をつけます。
     この問題(だけではないが)はネット情報だけでは片付かないので、新聞と違って内容をあまりネット上で公開していない雑誌等のメディアについては、私のようなやり方もやむを得ない部分があると思っています。逆に言うと、新聞はやむをえずネット上で紙媒体の内容をかなり公開しているので、毎日新聞のような予防線を張っておく必要があるわけでしょう。
     結局、ネットと著作権の関係は、もともと既定の秩序に多少は抵触するところがあるわけで、そこは新しい価値基準をこちらから打ち出していくしかないだろうということです。
     『チャタレイ夫人の恋人』も、少なくとも日本の最高裁の「猥褻文書」という判断がくつがえったわけではない。だけど今は全訳が出ているわけですね。私の言う「新しい価値基準を打ち出す」というのは、そういうことなんです。
     いずれにせよ、今日明日は時間がないので、要約の2回目はあさって以降に。

     あと、Baadさんも疑問を呈しておられるけど、以下の文章の意味を解説して下さい。

    >ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。

  • Baadさんとodysさんへ、と追伸。

    2008/05/07 by 未登録ユーザ素朴な意見

    皆さん、こんばんわ。
    自分宛のコメントにお返事などを。

    Baadさんへ
    > この記事のリンクは既にフリートークの長大なスレッドに貼ってあり、ika さんからコメントを頂いたので、そちらで既に「たたき台に使って下さい」と書いおります。そのときはスルーなさっていたのに、何で今更???

    自分は、あちらのスレでのリンクを、勘違いから「もうない?」と思ってしまっていたのです。
    ですから、こちらのスレであらためてご紹介頂き、喜びつつ、初めて読ませて頂きました。そして、読んだ直後のガッカリ感から、思わずこちらに先の投稿をしてしまった、という訳です。

    odysさんへ
    そういうワケで、前の投稿をしてしまいましたが、このスレにおいて映画「靖国」の上映中止に関する問題について議論をする意思は、自分にはありません。
    お騒がせ、かつ、お邪魔を致しました。


    最後に、誰へということなく、追伸。
    宮台真司先生の文章は、憲法に関する部分や議員さんたちの行為についての法的解釈や、彼らの採った方法についての法律的是非(なぜ裁判所へ申し立てないのか?)等について、自分の先の文章で指摘した部分をはじめ、おかしな個所がいくつかあるのは確かです。

    ただ、自分自身、再度三度と宮台先生の文章を読ませて頂きましたところ、あの文章は「法律的立場から、誰が悪いかにつき白黒をつける」という立脚により書かれたものではなく、「そもそも日本は末端において立憲国家ではない」という前提で書かれたものであるという理解が正しいように思いました。

    その様な立脚において、社会学者的立場から、様々な立場の人々の様々な真実を皆「是」とした上で、これらの競合を如何に調整し、最大多数の最大利益を追求するか?という提案をしてみた「試み」のように捉えるのが正しいようです。

    ある意味で「学者バカ」的な「現実離れ感」があるのも確かですが、よくよく考えてみると「法律に則って白黒をつける」という立脚とどちらが現実的であるかは、実は難しい問題であることが分かります。

    まあ、そのような立脚が、今回の映画「靖国」の上映中止問題に当てはめるのに適したプラットフォームであるか?という疑問は強く残りますが、例えば宮台先生があの文中で挙げているような「パレスチナとイスラエル」の問題について当てはめるならば「法律と正義」の方が「遥かに現実離れしている」立脚であるのは事実でしょう。

    「映画「靖国」の上映中止の問題の本当の所在」という点において言うならば、宮台先生の主張そのものは「頓珍漢なものでは?」という印象は今でも強く持っていますが、宮台先生は「頭の切れる立派な先生」という私の普段の印象は、それほど間違ってはいなかった、と思っています。

    > 心底ガッカリした
    とか
    > 学者生命を危機に陥れるほどの「アホな文章」
    とか
    > 学者仲間から笑いものにならないか、心配

    などと書いたことについては、大変に失礼なことを申し上げたと、お詫びしたいと思います。これらの言葉は、撤回を致します。

  • 相変わらず。。

    2008/05/07 by taru

    自分勝手な理屈だなぁ。。

    odysさん

    >。。毎日新聞のような予防線を張っておく必要があるわけでしょう。。結局、ネットと著作権の関係は、もともと既定の秩序に多少は抵触するところがあるわけで、そこは新しい価値基準をこちらから打ち出していくしかないだろうということです。

    あれはたまたま毎日新聞のサイトに適当なものがあったからリンクして教えてあげただけで、どの出版社・新聞社でも同じ見解ですよ。要するに日本の著作権法の問題なんだから、どこでも同じなのは当たり前。で、ネットだから勝手をやっていいとはならないのも当たり前。

    自分に都合のいいきれい事を言う前に、著作権者にメールででもいいから掲載の許可をもらおうとかいう努力くらいはしてみたんですか、ということ。それが当然の礼儀というものでしょ、著作権者に対する。違法コピーがあふれている中国人ならいいそうな屁理屈だけれど、日本人がそんな屁理屈を言っていては恥さらしなだけだよ。

    >あと、Baadさんも疑問を呈しておられるけど、以下の文章の意味を解説して下さい。

    >>ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。

    余りいいサイトが見つかりませんでしたが、このサイトでもご参照ください。

    ttp://oshiete1.goo.ne.jp/qa1265888.html

    あとは「戦う民主主義」で検索したら何かひっかかるかも。

    卍(まんじ)は仏教では釈迦の胸の瑞相が由来で、左旋回の卍は和の元といわれ、右旋回の卐は、力の元といわれるものでした。私も少し経験のある少林寺拳法では元々卍のマークを使用していたが、一部の国ではナチスのハーケンクロイツを想起させるため使用することができず、世界で統一したマークを採用するために、2005年4月に双円(ソーエン)という新マークが作成されて、今では卍マークは使わないことになっています。たしか、筋肉マンもナチスの将校みたいな登場人物が出て来るので、向こうでは問題になりましたね。

    私は知りませんでしたが、昨年末に、ドイツで犬にナチス式の敬礼を仕込んだ男が逮捕されたというニュースがあったそうです。

    このように、前の大戦に対する厳しい目が今でも世界にはあるということを、もっと自覚するべきでしょうね。

  • それはやはり。。

    2008/05/07 by taru

    言ってはいけないことなんじゃないかなぁ。

    Baadさん

    >それに実際金を払わなくても組幹部と話をつけられる立場の人はいる可能性は有りますよね。たとえば、警察、とか、弁護士とか。

    タダほど怖いものはないと言いますよ。たとえ警察や弁護士(或いは宮台センセ)が中に入っても、ああいう世界は「義理」を重んじますから、たとえタダで矛先を収めてくれても、後が怖いですね、かえって。「借り」はいつか返さないといけないものですからね。現金で返さなくてもいいとしても、そっちの方がかえって怖いですよ。

    ↑で素朴な意見さんが、<社会学者的立場から、様々な立場の人々の様々な真実を皆「是」とした上で、これらの競合を如何に調整し、最大多数の最大利益を追求するか?という提案をしてみた「試み」のように捉えるのが正しいようです。>と見解を述べられており、それはそれで私も納得できる見解ではありますが、それでもやはり、「自称右翼組織が暴力団のフロントならば、組幹部と事前に話をつけておく。」などとは言ってはいけないことだと思いますね。

    いや、実は宮台センセはTBSラジオのコメンテータとして時々出て来るので、帰りの車でたまに聞くのですが、同じようなことをラジオでも言っていたんですね。いかにも自分は裏の事情も知っているんだという口調で、含み笑いをしながらね。

    やっぱり、誰も読まないような学術論文や、ブログではなく、ラジオなんかで公然とこんなことを言うのはまずいと思っていたんですよね。そこへブログのリンクが紹介されてあったものだから、つい書いてしまいましたが、まあ、無視しておくのが一番正しい処方かもしれませんので、この話題はこれでお終いということにしておきたいと思います。よろしく。

  • 私のリンクの貼り方がまずかったということで

    2008/05/07 by Baad

    お終いにしましょうか。
    taruさま、素朴な意見さま

    あちらでも、内容案内付きで貼るべきでしたね。
    そうしたら議論のほうも別の方向性があったかもしれませんし。ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。

    ただ、あちらは、ある特定のことに話題がいくと、誰ともなく話題がそらされるようなところがあって、私などは少し話に入りにくかったので、こちらで皆様と思いがけず楽しくお話しできて幸いでした。

    やはりここで最初にリンクした記事は非常に穴が多いように思いますね。
    学者さんに限らずマスコミで名前が売れている人は文章を書けるというだけである面特別扱いされているということを忘れてはいけない、ということですね。

    宮台氏関係のリンクは、ここではやはり映画評に絞って使った方が良いと思いますので、よろしくお願いいたします。

  • めんどくさいので

    2008/05/08 by taru

    ついでに全部書いておきますが。。

    odys氏

    あなたの行為はこの掲示板の利用規約に触れる行為ですので、ご注意ください。

    6.禁止事項

    次に該当する行為を禁止します。

    ・他のユーザーおよび第三者の著作権、肖像権、その他知的財産権、財産、プライバシー等を侵害する行為。

    ですから、あなたがせっかく一生懸命要約を書かれても、この掲示板の利用規約に反する以上、管理人に削除されても文句がいえません。

    そうならないように、著作権者の許可をもらってから掲載されてはいかがですかと、ご注意申し上げている訳です。

    この件について、私からのコメントは以上でお終いにさせていただきます。後の判断はご自由に。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/10 by 未登録ユーザodys

    taruさん

    >>ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。
    >余りいいサイトが見つかりませんでしたが、このサイトでもご参照ください。

     私が訊いているのは、ハーケンクロイツと靖国がなぜ一緒になるのか、ということです。教えていただいたサイトを見てもそういう説明はありません。ちゃんと答えていただけますか?

    >このように、前の大戦に対する厳しい目が今でも世界にはあるということを、もっと自覚するべきでしょうね。

     ナチがヨーロッパでタブーになっているのは、ユダヤ人大虐殺という汚点があるからです。ユダヤ民族を地上から抹消しようと計画したわけですからね。これはふつうの戦争犯罪とは違いますよ。単に大戦というなら、ナチだけが戦ったわけではなく、ドイツの普通の国防軍も戦った。その部分はタブーになってなどいませんよ。日本はナチのように一民族を抹消しようなどとはしなかった。戦争犯罪はやったでしょうけど、それなら連合軍にしても同じことです。靖国とハーケンクロイツを並べる論拠がではどこにあるのか、と私は訊いているのです。

     あと、著作権のことですが、私が上に書いたように、もともとネットという媒体が既存の著作権とぶつかる部分があるわけです。といって、真っ向から著作権を否定するつもりもありませんが、ネットに限らず新しい媒体というものは既存の法秩序と必ず衝突する。衝突する中で新しい法秩序が作られるわけです。この場合、既存の法秩序だけを言い立てるなら、新しい媒体の持つ力はそがれてしまう。だから、最初は或る程度規制の法秩序と衝突することを承知の上で、手探りでやっていくしかない。私の言っているのはそういうことですね。

     ネットだけではありません。あまり具体的なことは書けないけれど、映像資料や音響資料の著作権にしても、あまり厳格に守ると色々なところに差し障りがでてくるのです。じゃあ、taruさんのおっしゃるようにそうした資料の著作権者にいちいち問い合わせて使うかというと、そうではなく、黙って使うわけです。著作権者にしても、ささいな使用に関する問い合わせにまでいちいち答えていたら身が持たないという実態もある。お互い、見て見ぬふりをしてやっていける部分というものがあるのです。

     無論、このサイトでは最終的に管理人は削除という形で秩序を維持できるわけですから、管理人がそう判断するならそれはそれで仕方がないことですね。

  • 雑誌『WiLL』に載った稲田議員の見解(2)

    2008/05/10 by 未登録ユーザodys

     雑誌『WiLL』2008年6月号に掲載された稲田朋美議員の「映画『靖国』報道 朝日新聞のダブル・スタンダード」の要約、じゃなかった、要旨(笑)の続きです。これで終わりではありません。これは中ほどの、全体の3分の1くらいの分量です。

     *      *      *     *

    【3:助成金の是非】
     (1)この映画に助成金750万円を支払ったのは独立行政法人日本芸術文化振興会(以下、振興会)であり、文科省の所管にある団体である。助成金の原資である基金は653億円、うち541億円は政府の出資。
     『靖国』は有限会社龍影が制作(のち共同制作)したもので、この会社は平成5年に中国中央テレビの日本での総代理として設立されたという。代表取締役は張怡、取締役は『靖国』監督の李纓。出資者は不明。
     この会社が平成18年7月に振興会に助成金を申請し、平成19年1月末日に助成金交付の通知が出た。その後、3月になって会社側は助成金要望書で申告していた映画の構成内容・出演者・共同制作者・制作総指揮・制作およびプロデューサーを変更した。これにより主たる出演者は靖国訴訟の原告(高金素梅氏、菅原龍憲氏)と靖国刀匠の刈谷直治氏に絞られた。新たな共同制作者として北京映画学院青年電影制作所と北京中坤影視制作有限公司が加わった。完成試写会は3月30日。したがって完成直前に大幅な変更をしたわけだ。
     この変更についてどのような審査をしたのか議事録がない。そもそも16本申請のあった映画から4本を選んだのだが、その審査自体が不明瞭である。助成をするかどうかの審査は1度だけで、その議事録もないと文化庁は言う。3月になって大幅な変更があった件については、3月30日の完成試写会の席上問題提起がなかったので了承したと認識しているとのことだ。

     (2)振興会の助成対象には以下の条件がある。
      1.日本映画、2.一般に広く公開されるもの、3.商業的、宗教的、政治的宣伝意図を有しないもの
     『靖国』については1と3が問題になる。
     1について検討する。振興会助成金募集案内によれば日本映画とは「日本国民、日本に永住を許可された者または日本の法令により設立された法人により製作された映画。ただし外国の製作者との共同製作映画については、振興会が著作権の帰属等について総合的に検討して日本映画と認めたもの」となっている。
     これに対して、制作者のうち龍影は上述のように中国テレビ局の総代理、取締役はすべて中国人で、形式はともかく内実は日本の会社とは言えない。他の二社は日本法令により設立された法人ではない。制作総指揮者、監督、プロデューサーはすべて中国人である。
     以上から、『靖国』は振興会の規定する日本映画とは言えないと考える。
     3について検討する。この映画が靖国神社をテーマにしていること自体、政治性が強い。メインキャストの二人は、小泉前総理と靖国神社を訴えていた裁判の原告である。映画のラストでいわゆる南京大虐殺にまつわる真偽不明の写真が多数映し出され、その合間に神社に参拝する若い頃の昭和天皇や国民が織り交ぜられているのも、靖国裁判原告の主張に添う演出である。
     実在が疑わしいとされ百人斬り競争についても新聞記事が紹介され、「靖国刀」をクローズアップすることで日本軍人の残虐性のメッセージを伝えている。
     以上から判断して、この映画に政治的宣伝意図がないとは思われず、助成金支出は妥当ではない。
     税金の無駄使いということでいえば、マスコミは道路財源問題では総額400万円余の税金支出をも大きく取り上げている。ならば750万円の無駄を問題にするのは当然のことである。ところがマスコミが『靖国』に限って税金使用の側面から触れようとしないのはなぜなのだろうか?

     (3) 【2】の(1)で述べたように、私(稲田国会議員)もこの映画に出されている。李監督のインタビュー申し込みを断ったのに無断で私を撮影して許可なく出演させている。肖像権の侵害ではないか。
     さらに有村治子議員の国会における質疑で、靖国刀匠の刈谷氏や映画のパンフやポスターに使われた男性の肖像権侵害、日本刀が靖国神社のご神体だという誤った解説など、法的にも問題がある映画だと分かってきた。

  • odys氏

    2008/05/10 by taru

    <私の書き込み>

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    彼(宮台)はしきりに<「あんたは間違ってるが、あんたを抹殺しようとする者がいたら命がけであんたを守る」が大切です。>と強調していますが、だから自分も何を言っても守られるべきだと勘違いしているんじゃないかな。

    ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。(一寸私の記憶が古いので、今はどういう状況なのか調べている時間がありません。その点はご容赦ください)

    要するに、自分の存在原理が暴力である組織を社会が認めるようになったら、言論・表現の自由自体が存在できなくなりますから、そういう言論を認める訳にはいかないという、言論の自由とは大変矛盾するような事態が生じてしまうんですよね。

    ・・・・・・・・引 用・・・・・・・・

    <戦う民主主義>について
     フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

    >民主主義とは国民の意思決定によって国政を運営する政治体制である。そして、その体制を維持するためには国民に、言論・表現の自由を保障することが不可欠である。

    しかし、国民が自ら自由を放擲し、民主主義を廃止する意思決定を民主主義的手続きを経て行った場合はどうなるのか。この場合、「民主主義体制の自殺」ということになり、「独裁政権」などが成立する虞がある。民主主義の理念そのものの中には、これに対する自明の一つの解はなく、民主主義を否定する議論をも認める場合がむしろ一般的である。

    しかし、民主主義体制そのものに価値を認めるならば「民主主義体制を覆す自由を制限し、国民に民主主義体制の維持を誓約させる」という安全策をとることが考えられる。このように、民主主義に沿った手続きで民主主義体制を覆そうというものから民主主義体制を守る、という考えが「戦う民主主義」である。

    ドイツにおける例
    「戦う民主主義」を標榜している国の代表がドイツ連邦共和国である。ドイツはナチスが民主的手続きで独裁体制を布いた過去の反省から「戦う民主主義」を国是としている。

    具体的には、

    全国民に民主主義体制を謳った憲法への擁護義務を課す(憲法忠誠)
    憲法忠誠によって、言論、表現、教授、結社の自由を制限すること
    自由主義、民主主義を否定するような主張を行う団体は非合法化される。その審議を行うのが連邦憲法裁判所であり、各団体の監視をするのが連邦憲法擁護庁である。

    ・・・・・・・・・以上引用終わり・・・・・・・・・

    私の発言の趣旨は、民主主義の世の中でも、民主主義を否定する主張を行う団体は非合法化され、言論・表現の自由も制限される場合があり、それを「戦う民主主義」と言う。ドイツではそれを国是としているので、ドイツで8/15の靖国みたいなこと(旧軍の軍服を着込んで隊列を組み、戦死者を悼むために軍刀を抜いて拝礼したりするような行動)を行ったら、それが慰霊のためであってもまず間違いなく逮捕されてしまう。ドイツではハーケンクロイツの使用も認められてはいませんからね、ということです。

    でodysさん、あなたは私に「以下の文章の意味を解説して下さい。」と言っただけです。「私が訊いているのは、ハーケンクロイツと靖国がなぜ一緒になるのか、ということです。」などと、聞いてもいないことを聞いたと言わないでください。まして、「教えていただいたサイトを見てもそういう説明はありません。ちゃんと答えていただけますか?」などと、いかにも私が不誠実な回答をしたかのように、<挑発>しないでいただけますか?大変に不愉快ですから。

    聞きたいポイントがあるなら、ちゃんとそのように質問しましょうね、それが礼儀というものです。

    で、「ハーケンクロイツと靖国がなぜ一緒になるのか」という質問ですが、私は靖国とハーケンクロイツを一緒になどしていません。言論・表現の自由が制限される実例として、ドイツではハーケンクロイツの使用が禁止されているという事実を述べているだけです。「靖国とハーケンクロイツを並べる論拠がではどこにあるのか、と私は訊いているのです。」と何やら怒っていらっしゃいますが、ちゃんと聞きもしない上に、人の文章を誤読して勝手に怒らないようにしてください。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    著作権について、色々勝手なことを仰ってますが、odysさんは次のように書いている。

    「以下に私の責任で要約します(言うまでもなく、ネット上では見られませんし、まるごと写せば著作権侵害になるからです)。要約ですから、私(odys)の見解はいっさい入っていません。


    これは、要約ならば著作権侵害にはならないと言ってますよね。ところが、要約でもりっぱな著作権侵害になりますから、もしかしてご存じないのかと思って初めの注意を申し上げた訳です。というのは、あなたの文章を読んで、要約ならば大丈夫なんだと、とんだ勘違いをしてしまう人が出てきたら困りますからね。

    さらに、ここはあなたのHPではないのだから、この掲示板の利用規約にも違反していますよと重ねてご注意申し上げた訳です。ところが、あなたは「無論、このサイトでは最終的に管理人は削除という形で秩序を維持できるわけですから、管理人がそう判断するならそれはそれで仕方がないことですね。」と完全に居直ってしまう道を選択された訳です。

    一事が万事といいましょうか、世の中をご自分の都合のいいようにしか解釈できない方だということが改めて分かりましたので、これ以上はお互いに関わらない方が無難だと思います。そういうことで、以後よろしくお願いいたします。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/11 by 未登録ユーザそぼくな疑問

    あの、taruさんよ。odysさんへのレスで

    >私が訊いているのは、ハーケンクロイツと靖国がなぜ一緒になるのか、ということです。」などと、聞いてもいないことを聞いたと言わないでください。

    については、「訊く」という意味をわかっていれば
    そんな誤読しないと思うんだけど。「聞く」ではないのよ。
    あえて「訊く」に変換したodysさんの真意を読み取るべき。

    つまり、
      私が聞いて知っているのは・・・・・・
    ってことではなく
      私がtaruさんに質問しているのは・・・・・・
    って意味の「私が訊いているのは」じゃないのか?

    odysさんがtaruさんを言葉で誘導して
    まるでおとしめているかのように感じているのは
    taruさんの被害妄想。

    >人の文章を誤読して勝手に怒らないようにしてください。

    ってえのは、むしろtaruさん本人に当てはめるべき言葉だと思うな。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/11 by 未登録ユーザそぼくな疑問

    taruさんごめん。
    訊くの意味についてなんか変な文章になったのでこれじゃ通じないな。
    さっきのは私の書き方がまずかったです。ごめん。

    言いたかったのはこっち。
    >以下の文章の意味を解説して下さい
    というのは質問だから、
    odysさんがtaruさんに訊いている、解説を求めていると
    読み取ってしかるべきだと、そう言いたかった。

    よって、

    >人の文章を誤読して勝手に怒らないようにしてください。

    ってえのは、むしろtaruさん本人に当てはめるべき言葉だと思うな。
    となりまする。

  • そぼくな疑問さん

    2008/05/11 by taru

    ご忠告ありがとうございます。

    それはそれとして受け取っておきます。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/11 by 未登録ユーザodys

    taruさん

    >私の発言の趣旨は、民主主義の世の中でも、民主主義を否定する主張を行う団体は非合法化され、言論・表現の自由も制限される場合があり、それを「戦う民主主義」と言う。ドイツではそれを国是としているので、ドイツで8/15の靖国みたいなこと(旧軍の軍服を着込んで隊列を組み、戦死者を悼むために軍刀を抜いて拝礼したりするような行動)を行ったら、それが慰霊のためであってもまず間違いなく逮捕されてしまう。ドイツではハーケンクロイツの使用も認められてはいませんからね、ということです。

     答になっていないと思いますね。
     あなたはここでもハーケンクロイツと靖国(での戦死者慰霊行為)を並べている。
     私は、二つを並べるということはどちらも同じ意味を持つという前提でものを言っているのだろうが、そういう前提は成り立たないのではないか、と言っているのです。
     そもそも、軍人が戦死者を慰霊するときに武器を持ったり、(空に向けて)発砲したりするのは、アメリカだって行われている普通の行為ですよ(コッポラの『友よ、風に抱かれて』にもそんなシーンがありました)。靖国神社の慰霊行為が異常だというなら、まずそれを証明してもらわないと。
     慰霊行為での武器提示と、ナチが暴力で民主主義を崩していったのを一緒にするあなたの理屈がおかしい、と私は言っているわけなのに、あなたはまったく答えていない。
     また、ナチがタブー視される理由は私が先のレスに書いたとおりで、それをくつがえすだけの根拠もあなたは挙げていない。
    繰り返しますが、答になっていないですね。
     
     次に、

    >でodysさん、あなたは私に「以下の文章の意味を解説して下さい。」と言っただけです。「私が訊いているのは、ハーケンクロイツと靖国がなぜ一緒になるのか、ということです。」などと、聞いてもいないことを聞いたと言わないでください。

     taruさんが問題にしている私の質問を正確に引用するなら、以下の通りですね。

    >あと、Baadさんも疑問を呈しておられるけど、以下の文章の意味を解説して下さい。
    >>ドイツで8/15の靖国みたいなことをやったら、即逮捕ですよね。ハーケンクロイツとか、ナチスのシンボル等を使用することも認められていない。

     つまり、「Baadさんも疑問を呈しておられるけど」とちゃんと断っています。で、Baadさんの疑問とは以下の通りでした。
     
    >普通の軍服のコスプレでは流石にドイツでも逮捕されるとは思えませんし、靖国のコスプレの何がナチスと同じレベルで控えるべきシンボルにあたるのか、ということを判断できるほど軍隊そのものに詳しくはありません。

     つまり、ドイツではナチスのコスプレなら逮捕されるだろうけど、普通の軍服ならそうではないだろう、とBaadさんは(正しくも)異議を唱えたわけです。
     私は「Baadさんも疑問を呈しておられるけど」と言ったうえでものを訊いているのですから、「解説してくれ」という言葉の意味は、当然ながら「ドイツでもナチと(非ナチの)軍隊とは一緒にならないと思うが、taruさんがナチと日本の靖国を並べるのはどういう根拠からなのか?」という意味なんですよ。
      ご自分の読解力の不足に対してまずお怒りになるのが手順というものだと思いますが。

     *    *    *   *
     
     著作権のことについてですが、あなたは先のレスでこう書いています。

    >この件について、私からのコメントは以上でお終いにさせていただきます。後の判断はご自由に。

     「後の判断はご自由に」とお書きになったのに、またごたごたものを言うのはみっともないですよ。そうご自分で発言した以上、この件についてはあなたはもう何も言う権利がないのです。
     無論、私の提供する情報が著作権に違反すると思うなら、そしてあくまでご自分なりに順法精神を貫きたいと思われるなら、このスレッドを読まなければいいだけの話です。簡単でしょ?

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/11 by 未登録ユーザそぼくな疑問

    おっと今度はodysさんか。

    >無論、私の提供する情報が著作権に違反すると思うなら、そしてあくまでご自分なりに順法精神を貫きたいと思われるなら、このスレッドを読まなければいいだけの話です。簡単でしょ?

    それは違うぞ。
    taruさんが読んでも読まなくても関係ない。
    違反は違反。簡単なことだ。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/12 by 未登録ユーザika

    ここで、提案でございます……。

    このサイトで、他の方の書きこみを、
    「著作権の侵害である」
    と指摘するのは、<よほどのことがないかぎり>やめません?

    <よほどのこと>とは、自分自身の著作権が侵害された……と感じた場合のことですが……。

    そういうときでないかぎりは、他の人の書きこみを、「著作権の侵害」と指摘するのは、私は、控えたほうがよいと思うのです。

    私は、以前に、自分が立てたスレッドで、途中から「著作権の侵害」を持ち出したがために、みなさんに<袋叩き>にされるという、「特異な経験」をいたしました。
    その折の体験から申しますが、自分自身の著作権が侵害された……と感じた場合を除いて、これ(著作権の侵害)を持ち出すことには、誰にも、なんのメリットもありません。

    その理由は、以下のとおりです。

    <理由1> 著作権の侵害は、今のところ、親告罪であること。

    著作権は、特許権などと同じく、告訴をまって、はじめて司法が介入できるものです。
    ですから、著作権の侵害だなあ……と感じられるケースでも、告訴がなければ、警察につかまって、裁判にかけられる……ということは起こりません(著作権法第123条)。

    「今のところ」と書いたのは、現在、目に余る海賊版の横行などで、ケースを限っては、著作権にも非親告罪となる場合を認めようという動きがあるからなのですが……でも、これには賛否両論があり、しばらくは全面的に親告罪であるという状態が続くものと思われます。

    著作権の侵害が、親告罪となっている理由は、よくよく考えてみる必要があると思います。

    私が思うに、その理由の一つは、先の海賊版のような、あまりにもあからさまなケースを除いて、「著作権の侵害」の可能性があるケースというものは、ほとんどの場合、グレーゾーンであって、「侵害」かどうかの判断は、専門家でも非常に難しいケースが多いからじゃないでしょうか。

    そして、もう一つの理由は、著作権法がつくられた、そもそもの目的に関係すると思います。

    著作権法の第1条には、この「目的」が、次のように明記されています。

    (以下引用)

    第1条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする。

    (引用終わり)

    ここでご注意いただきたいのは、「これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り」と書かれている点です。

    「著作権」というと、すぐに「著作権の侵害」という方向に考えが短絡しがちですが……この法律は、「文化的所産の公正な利用」と「著作者等の権利の保護」のバランスをそもそもの目的としているものでありまして、その主旨からして、一方的に「著作者等の権利の保護」ばかりを唱えるのは、明らかにこの法律の目的に反するものと思います。

    したがって、この法律の条文の全体構成にも、その考え方は明確に反映されており、「著作者等の権利の保護」について規定する一方、そちらの方が行き過ぎて、「著作者等の権利の保護」が過剰に要求される結果、「公正な利用」が阻害されることのないように、「著作者等の権利の濫用」に対して歯止めをかける条文も、きちんと用意されています。

    一々引用はしませんが、第13条(権利の目的とならない著作物)、 第30条(私的使用のための複製)、 第31条(図書館等における複製)、 第32条(引用)、 第33〜37条、第38条(営利を目的としない上演等)、第39条(時事問題に関する論説の転載等)、 第40〜47条、第51条(保護期間の原則)など。(なお、これらの条文の解釈は、素人ではまず無理で、専門家の判断を要すると思います。私も、これらの条文の解釈は避けたいと思います。)

    このあたりの状況は、特許権とよく似ています。特許権の場合にも、特許権者の権利ばかりを強調しすぎますと、「技術の進歩」が阻害されるおそれがあるため、特許権には様々な制限が課されており、場合によっては、既存の特許権を潰すための「無効審判」も請求できる。また、特許を得ようとするものは、その代償として、発明の内容を詳細に公開しなければなりません。

    特許権が、著作権と同じく、侵害の場合には親告罪となっているのも、そういう点からすれば納得ができます。(なお、「商標」は、非親告罪)

    特許権の場合、結局、自分の権利を侵害されたと感じた人が、代理人を通じて相手に警告書を送り、それがもつれていくと結局裁判で白黒を……ということになるのですが、実は、司法にもちこまれる前に解決が着くケースが多いみたいです。中には、侵害だとは思うけれど、同業者の間でもめごとは起こしたくない……ということで、警告も出さないという場合もある。結局は、そのあたりの事状を慮るということもあって親告罪となっているのではないかと思います。

    著作権の場合にも、やはり事情は似たようなものがあって、「侵害だ」ということで、一々裁判を起こしていたら、双方ともにたまったものではない。結局、甘い汁を吸うのは間に立った双方の代理人だけ……ということにもなりかねません。ましてや、直接利害関係のない立場の人が「侵害だ」というケースがやたらにふえれば混乱を招くばかりであるし、そちらばかりを言い立てる風潮が大きくなりますと、それこそ萎縮を招いて「公正な利用」が大幅に阻害され、ひいては、<大切な>、「表現の自由」まで阻害されかねない……と思います。

    ですから、やはり、こういう掲示板に書きこむ立場の者どうし、他の人の書きこみに対して、「著作権の侵害」を持ち出すのは、よほどの場合(つまり、自分が侵害を蒙った当事者である場合)を除いては、控えた方がよろしいのでは……というのが、私の提案です。


    <理由2> (株)ウノウの知財担当者あるいは顧問弁護士の見解があるはず。

    もしもこのサイトで、本当に「著作権の侵害」に相当するようなケースが発生した場合には、管理人さんサイドの知財担当者が黙ってはいないでしょう。

    このサイトの運営主体である(株)ウノウさんに、知財部があるのか、あるいは知財担当者がおられるのか……そのあたりは存じませんが、少なくとも顧問弁護士はおられるはずですから、専門家サイドで本当に「著作権の侵害」に相当するようなケースが発生したと判断されれば、その書きこみは当然「削除」になると思います。

    逆にいえば、「削除」になっていない段階では、一応知財担当者あるいは顧問弁護士さんが「大丈夫」と判断しておられると考えてさしつかえないのではないでしょうか。

    私たちは、素人なので、著作権法の条文を読んだり、あるいは新聞社の警告サイトなんかをみて、簡単に「これはクロ」あるいは「シロ」と判断してしまうけれども、海賊版のようなあまりにもあからさまなケースを除けば、著作権の侵害の場合、グレーゾーンで、専門家でも判断がつきにくい場合が殆どだと思います。

    「侵害だ」という場合、本当にそれを立証するのは非常に困難であるし、ましてや裁判に持ちこんで勝訴するということになると、よほどの「決め手」を握っていない限りは難しい。こういうサイトの知財担当者あるいは顧問弁護士さんは、やはりそこまでをにらんで「削除」に該当するかどうかを決めておられるのではないかと考えます。

    ですから……サイトの管理者の方で、そういう判断をされておられないのに、私たちの方が、当事者でもないのにみだりに「侵害である」ということは、避けた方がよろしいのでは……というのが私の考えです。

    まあ、理由を2つあげましたけれど、あまり「著作権の侵害」ということばかりを言い立てると、結局は自分の首を絞めてしまうことにもなりかねません(私自身の経験からして)。
    こういう掲示板のいいところは、ある程度自由に書きこみができるという点だと思いますので……自分には「ちょっとどうかな?」と思われる点があったとしても、そこは「武士の情け」と申しますか、「惻隠の情」といいますか……「同じ立場」なんですから、ある程度お互いに自由を認め合って、「自由に書ける環境」を保持していくことも大切ではないかと考えます。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/12 by 未登録ユーザそぼくな疑問

    ikaさんはじめまして。
    書き込みを数箇所のスレで拝見しましたが。
    初対面の私が言うのもなんですが、いつもいつも長い文章ですね。
    もっとご自分の血肉となった言葉でスッキリと書けば
    それなりに賛同が得られるやもしれませんよ。

    odysさんも気をつけると書いてらしたし
    これ以上はikaさんの言う様に自由に。
    どっちかつうと暗黙の了解てなことですかね。

    あとは当事者ではなくたって
    やっぱ良くないところは良くないと著作権について
    指摘してもいいのではないだろうか。
    ろくに話に参加してない身で僭越ですが。

  • 雑誌『WiLL』に載った稲田議員の見解(3)

    2008/05/12 by 未登録ユーザodys

    『WiLL』に載った稲田議員の見解の要旨は、これでおしまいです。

     *     *     *     *

    【4:私に対する抗議者のダブルスタンダード】
     私(稲田議員)が映画『靖国』公開に政治的圧力をかけたという歪曲報道のせいで、私の事務所に対する抗議電話やファックスが後を絶たない。映画演劇労働組合連合会、映画人九条の会、平和遺族会全国連絡会、日本マスコミ文化情報労働会議、日本新聞労働組合連合、日本民間放送労働組合連合会、日本出版労働組合連合会、日本共産党福井県委員会などである。
     私はあくまで助成金を問題にしているだけで、表現の自由を制限するつもりはないことを公言してきた。これらの団体は、表現の自由に名を借りて、むしろ私の政治活動の自由言論活動の自由を制約しようとしているのではないか。
     10年前、東条英機を主人公にした映画『プライド』が製作された。公開前からこの映画を「戦争を美化、侵略戦争を免罪、歴史を歪曲している」ものだとして、中国、市民団体、教員団体、東映労組などからの批判があいついた。全東映労働組合連合や、映画演劇労働組合連合会などは映画の公開中止を申し入れた。そこで主導的な役割を果たした人物複数が、今回は私を名指しで批判したり、稲田議員の発言は表現の自由を侵しかねないと発言したりしている。映画『靖国』には表現の自由があるが、『プライド』にはなかったらしい。これこそダブルスタンダードである。
     当時『プライド』を批判した勢力や、その動きを報道し続けた朝日新聞は、表現の自由にはまったく触れなかった。それに対して産経新聞は、見た上で批判するのは自由だが、上映させないというのは憲法で保障された表現の自由を侵すものだと述べた。正論である。
     表現の自由は民主主義最大の原理である。したがって表現の自由の名の下に助成金の使われ方を検証しようとする政治家の言論活動を制限することは、背理と言うしかない。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/12 by 未登録ユーザika

    そぼくな疑問さん、はじめまして。レスをいただきありがとうございます。

    「いつもいつも長い文章」……

    帯にも長く、むろんタスキにも……
    それこそ「要約」が必要?……かも……??

    「ご自分の血肉となった言葉でスッキリと書けば」……

    以前、夏の盛りの京都四条で、齋鹿(さいか)逸郎さんという絵描きさんの個展を見ました。
    会場に、作家本人がおられたので、ずうずうしくも話しかけてみました。

    すると、 齋鹿さん、手でピストルの形をつくって、私の心臓を狙うポーズで、
    「バーン! ぼくの絵は、人の心を打ち抜く。」

    キザにもならず、ピタリとはまっていた。この人らしい言葉とポーズ。
    書きこみも、こういくといいんですが……

    鉛筆画の鬼才でしたが……この間、お亡くなりに……
    黙祷…………。

    「どっちかつうと暗黙の了解てなことですかね。」

    そういうことで……(あとは暗黙)。

    「良くないところは良くない」

    「良くない」という判断自体が私たちでは難しいのでは……と思います。
    まあ、あくまで「提案」ですので……そういうことで……。

    おやすみなさい……。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/13 by 未登録ユーザそぼくな疑問

    提案しておいて
    かたや法についてあれこれ語っておいて
    けっきょく何がしたかったのか。
    ikaさんに同調した自分がバカを見た気分。

  • 雑誌『WiLL』に載った水島総の文章から

    2008/05/15 by 未登録ユーザodys

     雑誌『WiLL』6月号掲載の水島総(「日本文化チャンネル桜」社長)による「映画『靖国』の巧妙なマスメディア利用」の要旨を以下で紹介します。
     『WiLL』のこの号からの紹介は、先の稲田議員の文章と今回とですべてであり、これでおしまいとなります。

      *   *   *

     ・監督の李氏は映画監督としての最低限のルールや倫理を無視しており、無断で撮影されている人物や建物がある
     ・靖国刀匠や靖国神社から映像削除などを求められている
     ・靖国神社のご神体を刀だと歪曲しているが、それは中国の南京大虐殺キャンペーンと軌を一にしたものだ
     ・朝日新聞夕刊に1ページの広告をうっているが、その費用は100万円かかる。どこからそういう資金が出たのか、おそらく中国企業がバックにいる

      *   *   *

     以上のような主張はさほど目新しくありませんが、その後に少し面白いことを書いているので、そこを簡単に要約します。

      *   *   *

     この映画は有名海外映画祭で招待作品となっている。釜山国際映画祭、ベルリン国際映画祭、サンダンス国際映画祭、香港国際映画祭などである。ひとつの海外映画祭には日本からだけでも40ないし50の作品が応募するし、世界全体からだと数百にも及ぶ。その中から参加作品が選ばれるのだが、よほど審査員と深いコネがあるか、その関係を作るために多額の資金を使うか、実績のある有名監督作品か、などが参加できるかどうかのカギとなる。普通の応募作品だと試写すら見てもらえない場合が多い。そうした中で、無名といっていい李監督の『靖国』が参加作品に選ばれたのはどういう事情からか。背景に国際情報戦があると推測できるのではないか。

  • ほんとに恥ずかし

    2008/05/15 by 未登録ユーザodys

    odysが自慢していた国際情報とやらも、実はこの程度の与太記事を読んで仕入れていただけということじゃね。笑わせる。

  • う〜む

    2008/05/15 by Baad

    odys さん、ご苦労様。

    taruさんの御説によれば、かなりのリスクを冒して記事の要旨を掲載なさった様ですが、フリートークの議論に参加した方の多くは、「だから素人は・・・」と思ったのではないかと推測いたします。私はそう思いました。

    稲田議員は、放っておけば、おそらくはたいして人も入らず、映画ファンにもさして評価されることもなかったかもしれない映画を、結果的には本来の目的に反してヒットさせる手助けをすることになってしまったのですから。

    で、水島総氏のこちらのコメントなんですが、もし、元の記事と趣旨が変わっていない様でしたら、まさに、素人考えの最たるものではないかと思われます。↓

    > この映画は有名海外映画祭で招待作品となっている。釜山国際映画祭、ベルリン国際映画祭、サンダンス国際映画祭、香港国際映画祭などである。ひとつの海外映画祭には日本からだけでも40ないし50の作品が応募するし、世界全体からだと数百にも及ぶ。その中から参加作品が選ばれるのだが、よほど審査員と深いコネがあるか、その関係を作るために多額の資金を使うか、実績のある有名監督作品か、などが参加できるかどうかのカギとなる。普通の応募作品だと試写すら見てもらえない場合が多い。そうした中で、無名といっていい李監督の『靖国』が参加作品に選ばれたのはどういう事情からか。背景に国際情報戦があると推測できるのではないか。

    たまたま2007年度のベルリン映画祭のノミーネート作のリストと選考方法を述べたページを見つけたのですが、既に前年度(2007年)の段階で、李監督の別の作品が今回(2008年)と同じ部門にノミネートされています。というわけで、3大映画祭の一つであるベルリン映画祭にかんしてはこの監督はすでに無名とは言えなかったことになります。

    世界の映画祭だより
    第57回ベルリン国際映画祭 レポート↓
    ttp://filmex.net/mt/eigasai-dayori/cat90/

    サンダンス映画祭はNHKの後援が厚いと言うことは知られていますが、李監督はNHK でドキュメンタリーを製作したこともあるようです。
    若手に広く門戸が開かれている映画祭に出品する監督としてはむしろ常連とさえ言えるかもしれませんよ。

    ****以上は本日夕刻に投稿したもののミスタッチ等を若干訂正して再投稿したものです。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/16 by 未登録ユーザodys

    Baadさん

     貴重なご指摘、ありがとうございます。

     フリートーク板で最後に私が書いたように、これから様々の情報が出てきてこの問題に関する見方も変わってくるだろう、というのが、このスレッドを立ち上げた私の意図です。つまり、フリートーク板での私の発言を裏付けるため、という狭い目的でのスレッドではないのです。
     したがって、『WiLL』掲載記事の要旨はこのスレッドの手始めに過ぎません。『靖国』関連記事はまだまだ多数に及びますので、今後にご期待下さい。

    管理人様

     以前もあったことですが、私のHNを騙る悪質投稿が上になされています。削除をお願いしますね(↓)。

    >odysが自慢していた国際情報とやらも、実はこの程度の与太記事を読んで仕入れていただけということじゃね。笑わせる。

  • 雑誌『創』6月号の記事から(1)

    2008/05/17 by 未登録ユーザodys

     『創』6月号が映画『靖国』問題を特集しています。今回はその中から、篠田博之(同誌編集長)の「映画『靖国』上映中止をめぐる大騒動」を要旨の形で紹介します。
     この記事はこの事件の流れをまとめたものですので、すでに一般に知れ渡っていることも多く含まれています。この要旨ではそういう部分はごくごく簡単にし、情報として目新しいと思われるところを残すようにしてありますので、そのつもりで。
     『創』誌に掲載された篠田氏の文章の要旨は、これですべてです。

      *      *      *      *

    ・『週刊新潮』(07,12,20)の報道が発端である。
    ・以前、皇室風刺の寸劇がやはり『週刊新潮』に取り上げられて、右翼が動き出して上演中止になったケースがあった。
    ・年明けに神社系の新聞が映画『靖国』の件を大きな記事にした。自民党の「伝統と創造の会」はここから動き出したようだ。
    ・稲田議員による試写会申し入れ、朝日新聞の報道、右翼の抗議行動、上映予定の中止が相次ぐ、といった一連の流れがあった(ここら辺は周知のことばかりなので、概略のみ)。
    ・アルゴ・ピクチャーズの話では、映画のテーマがテーマなのであらかじめ(07年10月頃)対策は話し合っていたし、議員の試写会があってからは所轄の警察も気にして警察側から連絡が入ったりした。右翼の嫌がらせだけで上映中止があいついだとは思われない。
    ・この頃に有村治子議員によって刀匠が出演を承知していなかったという指摘がなされた。
    ・日経以外の全国4紙は上映すべきだという社説を掲げた。ただし産経だけはそれに加えて税金の使われ方は検討すべきだと主張。
    ・上映中止の連鎖は、プリンスホテルと日教組の件と同じで、右翼の影に必要以上に萎縮してしまう体質、および横並び体質という日本的な現象だ。
    ・その後労組やペンクラブなどから上映中止を批判する声明があいつぐ。4月10日にはジャーナリストによる会見が開かれた(この記事の執筆者・篠田氏も出席)。
    ・4月23日には日弁連による上映会とシンポが、27日には毎日新聞とペンクラブによる上映会とシンポが、18日には一水会や他の右翼による試写会と討論会が行われた。
    ・4月21日、アルゴ・ピクチャーズは5月以降の上映予定を発表。東京・大阪など全国8館が決定し、それ以外に15館と調整中、と。
    ・国会で有村議員からいくつかの指摘がなされた。刀匠以外でも了承を得ずに映像化されているところがあると。これには李監督側からの反論もあった。また、刀匠への取材では、読売新聞などは刀匠は自分が映された箇所の削除を求めているとされたが、『AERA』だけは求めていないと報じた。いずれにせよ刀匠は公式的には削除要請を出していない。
    ・靖国神社から境内の撮影手続きが守られていないとして削除要請が出された。
    ・森達也は、相手から全て了承してもらわないと言っていたらドキュメンタリー映画は成立しないとしつつも、ドキュメンタリー映画の本質にかかわるパンドラの箱が開けられてしまった、とも述べている。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/18 by 未登録ユーザika

    odysさんに質問です。

    このスレッドで紹介できる資料の性格に関してですが……

    1.映画『靖国YASUKUNI』に関連する資料のみに限定

    2.もう少し幅を広げて、「靖国神社」に関する資料であればオーケー

    どちらになるでしょうか?

    とりあえずは<1>とみて、私の地元の映画館(名古屋シネマテーク)でも上映スケジュールが決まりましたので、それをご紹介します。
    ttp://cineaste.jp/

    また、これに関する毎日ipの記事です。
    ttp://mainichi.jp/enta/art/news/20080430k0000m040145000c.html

    さらに、この映画館に上映中止を申し入れた杉田謙一氏のブログ(以前にも一部このサイトで紹介されました)
    ttp://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804020001/

    上記ブログに紹介されている有村議員と文化庁のやりとり
    ttp://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804050002/
    ttp://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804050003/

    やはり上記ブログに紹介されている、上映館が上映を決めた次第(杉田氏への回答全文)
    ttp://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804280003/

  • 雑誌『創』6月号の記事から(2)

    2008/05/18 by 未登録ユーザodys

    ikaさん

     その辺の判断はご自由にどうぞ。 

     さて、『創』6月号の特集記事の続きです。(1)に言及されている4月10日のジャーナリストによる会見の内容が収録されていますので、その要旨です。当日はもっと多数のジャーナリストから発言があったものと思われますが、記事として紹介されているのはこの3人です。あと、筑紫哲也の発言も小さなスペースで紹介されていますが、ここでは省きます。

       *      *      *      *

    【1】李監督の発言
    ・3月上旬に各映画館にあいさつに行ったときは右翼街宣車などへの対策を含めて話し合った。映画館の方も色々な形で対応していこうと積極的だった。だから右翼の嫌がらせを想定していなかったわけではない。国会議員向けの上映会後に映画館側が変化した。
    ・有村議員が刀匠の刈谷氏に直接電話して調査することが許されるのか。
    ・私は刈谷氏とは長い間十分コミュニケーションをとってきた。昨年4月に編集を終えてビデオを見せに行った。その時は奥さんのほうが不安そうだった。今年2月のベルリン映画祭のあとまた夫妻を訪れたが、そのとき初めて「反日映画」という言葉を聞いた。関係者から「神社側は怒っているし、刀匠会も喜ばない」という連絡があったそうだ。しかし再度夫妻と話し合って「上映して下さい」と言われた。3月上旬に上映用パンフを作るとき、刈谷氏から「誠心誠意」という言葉をいただいた。だからその後、削除して欲しいと氏が発言したと聞いて信じられなかった。国会議員の圧力のためではないか。
    ・国際化の流れの中で文化立国をめざす日本にこういう事件が起こるのはマイナスだ。

    【2】田原総一朗の発言
    ・稲田議員は事前に試写会をとは言っていないと述べているが、アルゴの社長はDVDが欲しいと文化庁から言われたという。それを要求した政治家が稲田議員だ。彼女は「見せろ」と言ったのだ〔odys注:この部分には「事前に」という言葉は入っていない〕。
    ・この映画を非難する右翼は作品を見てもいない。作品を見た別の右翼がなしなめるほどだ。
    ・上映を中止した映画館が悪いというのは間違いだ。映画館のさらに上の会社――名前は言えないが皆知っている会社――の役員がそう言ったためだ。
    ・この映画は反日でも偏向でもない。

    【3】是枝裕和の発言
    ・この映画が仮に反日であっても、そういうリアクションは上映してから起こるべきものだ。議論を積み重ねていくのが成熟したパブリックのあり方だ。「公共性」が政治家にも分からなくなっているのでは。
    ・私はふだんテレビの仕事をしているが、権力側に都合の悪い内容の企画が通りにくくなっている。
    ・助成金の内容を問題にするのはおかしい。政治的メッセージの有無というジャッジは、政府と一体化した文化助成ということで、わざわざ独立法人という第三者機関にゆだねる考え方と矛盾する。
    ・税金の使い方をチェックする権利があるのは権力ではなく私たちだ。

  • 雑誌『創』6月号の記事から(3)

    2008/05/21 by 未登録ユーザodys

     『創』は右翼による試写会についてのレポートを掲載しています。「右翼が一堂に会して『靖国』試写と大討論」という村上麻子(『創』編集部)による報告。

       *      *      *      *

     4/28に新宿で民族派活動家向け試写会が開かれた。招待客120人、取材陣80人がこの映画を見た。
    以下、討論会で出た意見。(記事には発言者の氏名と所属団体も書いてあるが、ここでは省略。)

    ・この映画は左翼の衰退を示している。今回の騒動はそんな映画に逆にプレミアを付けてしまった。1800円出して見る客は少なかったのでは。
    ・マスコミが、我々=加害者、あちら=被害者という図式を作った。表現の自由は悪用されることもある。
    ・こんな映画には300万円もかかるまい。反日映画だが、むしろ多数の人に見てもらい、税金750万円がこんな作品に使われていることを国民に知らせるべきだ。
    ・民族派の主張はテレビなどでしゃべっても短く切られてしまう。この映画はわれわれの主張を最初から最後まで映していてくれる。これで右翼のしっかりした主張が一般人に伝わるのでは。
    ・無視するのがよい。
    ・「反『靖国』映画」を作って文化庁から補助金をもらおう。
    ・われわれは政治資金規制法などにより手をもがれているのに、右翼が大挙して映画館に押しかけたというような報道をするのは、何か大きな圧力がかかっているのではないか。
    ・李監督には、ぜひチベット問題を取り上げてほしい。われわれがこうして侃々諤々の議論をできる、ということが大切。中国の下層民の呻吟を中国内で撮影できるならそれが一番、と申し上げた。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/22 by 未登録ユーザika

    書籍紹介です。

    坪内祐三著『靖国YASUKUNI』新潮社刊、1999年初版

    この書籍は、たまたま、タイトルがこの映画とまったく同じです。
    しかし、発行年からわかるとおり、こちらの方が先です。
    著者の坪内祐三氏は、「文筆家」とのこと。

    靖国神社は、政治面や思想面で語られることが多いが、この本では、いわば「フィールドとしての靖国」をとりあげています。
    「フィールド」とは、文字通り物理的な「場」のことで、具体的には、靖国神社の境内とその周辺地域。

    神社は、社地をもってはじめて神社となる……ということを考えると、こういう取り上げられ方はむしろ当たり前なのですが……それが当たり前じゃなくて、抽象的、精神的なことばかりに大きくバランスが偏っている点が、この神社の特性といえばいえるでしょうか。

    映画『靖国YASUKUNI』の監督さんは、この神社のそばに暮らしていて、なにげなく境内を訪れる。最初は「なにげなく」が、除々に発展展開して、こういう作品になった。
    このような監督さんの説明も、そこになんらかの「意図」を読むこともむろんできないではないが、私は、一応素直に受け取っていいと思います。

    神社は、政治面や思想面を強調すればえらく精神的なものになりますが……にもかかわらず、物理的な「フィールド」としての性格は常に保持していて、実はそちらの影響の方が、積分するとむしろ大きかったりするものですから。

    この本から、ちょっと引用をいたします。作家の大岡昇平が、「ビートルズ武道館公演」を見に行った際のエピソード。なお、この本では、引用文は2字下げで組んでありますが、ここではそれができないので、引用内引用は<>でくくって表示します。

    ……以下引用……

    明治42年生まれの作家大岡昇平である。30歳を過ぎてから応召し、フィリピンのミンドロ島で数え切れないほどの死を目の当たりにし、自身も何度か死線をさ迷い、戦争文学の傑作といわれる『俘虜記』や『野火』を生み出していった大岡は、晩年、雑誌『文学界』に連載された「成城日記」で、しばしば、靖国神社国家護持法の法案化や閣僚たちの靖国神社公式参拝問題を強い口調で批判した。

    「成城日記」にも見られるように晩年まで旺盛な好奇心を失うことのなかった大岡は、ビートルズが来日した時すでに57歳だったけれど、武道館公演に足を運び、「ビートルズとデモの間にて」と題して、その体験記を執筆している。

    <武道館は敗戦間際に私が一兵卒として入営したもと近衛連隊の敷地、将校集会所の位置にある。その時は田安門を前線に送られる恐怖、旧軍隊の兵営生活の恐怖におののきながらくぐった。その櫓と石垣が、観光的照明で照し出され、もと陰気な将校集会所のあった位置に、巨大な武道館のアンフィテアトルが建って、狂躁的音楽が流れ出している時世の変遷に、ちょっと感慨を催した>

    そして大岡は、この小文の終わり近くで、「武道館を使うことに右翼が騒いだという」と書いたあと、「この感覚に私はちょっぴり賛成である」と冗談めかして注釈をつけている。

    ……引用おわり……

    大岡昇平が今生きていたら、今回の映画と、それにまつわる騒動に、いかなる感想をもらしたか……「ちょっぴり気になる」ところであります。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/24 by 未登録ユーザ自重を促したい

    物事には何事も加減と云うものがあるから、些細な一言一句を引用した程度で著作権侵害を煩くいうのは過剰な見解だとは思うが、流石にこのスレの引用分量はちょっと常軌を逸していまいか。これはかなり悪質な著作権の侵害にあたるのではないか?と懸念さるる。引用する人は出版元に此処で引用している事を許可を求めるか、事前でも事後でもメールなどで自己申告しておく、或いは、それをしない場合は著作物のタイトル紹介に留めるなど、もう少し常識的な態度で臨んだ方が良いように思われるのだが、如何?基本的な遵法精神に欠けた精神で、こうした政治的な話題を論じるのは的の外れた本末転倒の様に感じられるのですが。

  • 雑誌『創』6月号の記事から(4)

    2008/05/27 by odyss

     『創』6月号の映画『靖国』問題特集は、最後に、鈴木邦男氏(一水会顧問)と宮台真司氏(首都大教授)の対談を載せています。対談ですから本来は対話の妙が出るように要旨をまとめられればいいのですが、さすがにそれは手に余るので、ここでは二人の発言のなかで重要だと思えるところだけ簡単に紹介します。

    *      *      *      *

     まず、鈴木邦男氏の発言から。(なお鈴木氏が顧問を務める一水会は民族派の団体で、「新右翼」に分類されています。)

    ・国民にこの映画を見てもらい判断をあおぐことが大事。
    ・右翼街宣車を取り締まれという人がいるが、それなら選挙の車や労組の車やちり紙交換車はどうか。
    ・この映画は右翼が出てくるシーンが多い。週刊誌が反日映画と決めつけたので右翼は自分たちが揶揄されていると思ったのでは?
    ・8月15日に限って靖国にやってきて軍服や刀のパフォーマンスをする人を許している神社側にも問題がある。あんな人たちは参拝者のなかのごくごく一部だ。なのにマスコミはそればかりを映して世界に向けて報道する。かえって外国の誤解を強めている。
    ・別の靖国を描いた映画を日本人監督が作るべきだ。
    ・上映中止はよくない。
    ・右翼の試写会に来たマスコミ関係者は、「右翼もちゃんと自分の意見を言う」と言っていた。右翼は叫んでいるだけ、という誤ったイメージを持つ人が多い。
    ・右翼にだって表現の自由はある。
    ・李監督は三島由紀夫が好きで、三島を読んで日本語を勉強した。
    ・ソクーロフが『太陽』で天皇を描き、李監督が『靖国』を作ったのに、日本人の監督は何をやっているのだろう。
    ・右翼にもひどい人間がいるし、左翼にもまともな人がいる。
    ・テレビがお笑いのバラエティばっかりやっているのは文化の退化だ。右翼の試写会はそういう意味で良いことだ。まともな右翼はただの嫌がらせ集団になることに危機意識を持っている。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/28 by 未登録ユーザあれ?

    odyssってodysじゃないよね?
    odysはどこに行ったの?

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/29 by 未登録ユーザまだやってたのか(苦笑

    他のスレッドの議論で自分の主張が誰からも受け入れられなかった人が、議論に負けた悔しさを、自分が共感できる他人の言説や資料の度を過ぎた引用で必死に正当化して、意固地に憂さ晴らしをしているだけの、ものすごく見苦しい不毛なスレッドですね。同じエネルギーを他に割いた方がいい。

  • 雑誌『創』6月号の記事から(5)

    2008/05/30 by odyss

     『創』6月号の映画『靖国』問題特集で、鈴木邦男氏(一水会顧問)と宮台真司氏(首都大教授)の対談から、今回は宮台氏による発言の主要部分の要旨です。
     これで『創』6月号の特集はひととおり紹介したことになりますので、次回からは別の雑誌の紹介をします。

    *     *     *

    ・各国ごとにナショナリズムはあるとする映画『靖国』は、右翼国際主義にとっては反靖国ではない。
    ・この映画への助成金の是非は議論されるべきである。
    ・リベラル派には右翼差別がある。民主主義者であれば内容に無関係に言論の自由を擁護するはずだが、実際には内容次第で態度を変えている。
    ・映画としては単純であり、対象を十分描けていないから駄作である。
    ・右翼は北一輝、大川周明、石原莞爾などのすごい思想があるのに、日本の教科書から排除されている。右翼が報われないシステムになっている。
    ・この事件は様々な人に学習のチャンスを与えている。表現の自由の問題では終わらない。・表現の自由と言うより、誰もが意見を述べられるという民主主義の問題ではないか。
    ・こうした社会問題の表現こそ第一級の娯楽になり得る。ハリウッドでもフィクション映画なら5年かかるが、ドキュメンタリーなら2年で済み、後者のほうがコストも安いし、9・11以降はそういうものへの食いつきの方が良くなっている。
    ・映画館は武装すべきだ。右翼に攻撃されても大丈夫なように積立金を用意するとか警察と仲良くするとか、右翼に根回しするなどだ。「みんなで支える民主主義」とはそういうことだ。
    ・ 映画館は天下の公器である。
    ・自民党の試写会は、助成金の妥当性を確認するだけなら問題なし。
    ・今回右翼が一堂に会して試写会を開いたのはよかった。思考停止の条件反射ではなく、色々なものに経験を積んでいくことが大事。異なる意見の存在を認めることにつながっていくだろう。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/05/31 by 未登録ユーザかわいそうに

    もはや旬の話題でもないのに広げた風呂敷の手前引くに引けなくなって…

  • 雑誌『正論』6月号から(1)

    2008/06/01 by odyss

     雑誌『正論』6月号は、「映画『靖国』で日本発の”南京大虐殺”プロパガンダを仕掛けた人々――上映中止騒動は『表現の自由』の問題ではない」を掲載しています。執筆しているのは大高未貴(ジャーナリスト・チャンネル桜キャスター)さん。
     以下でその要旨を紹介します。といっても原文は雑誌10ページに及ぶ長大な文章なので、今回はその1回目です。

      *        *        *        *

     4月上旬に刀匠・刈谷氏ご夫妻を訪れた。この事件がすでに話題になっていて取材は一切受けないということだったが、門前払いの覚悟で行ったところ、最初奥様が会って下さった。私(大高)は以下のように訴えた。
     「ご主人の刈谷氏は日本の伝統を受け継ぐ立場から撮影を許可したのではないか。日本刀は武士道精神、日本精神と深くかかわっている。しかしこの映画では”靖国刀=殺人の道具=軍国主義=南京大虐殺”という意図的に歪められた構図があからさまになっている。この背後には中国の政治的意図があるのではないか。この映画では刈谷氏以外にクローズアップされている2人(高金素梅、菅原龍憲)は靖国神社や日本政府に数々の訴訟を起こしているプロの反日活動家である。刈谷氏はこうしたプロパガンダに騙されて巻き込まれたのではないか。この映画のパンフには韓国人活動家などの半可通の文章が掲載されていて、そこも問題だ。」
     それに対して奥様は以下のように説明した。
     「私たち夫婦はこの映画に賛成していない。最初の申し出では刀を作ることについてのドキュメンタリーを作りたいということだったので協力したのだ。できあがったら靖国神社についての映画なのでショックを受けた。李監督にその点について問いただすと、”ドキュメンタリーというのは試行錯誤しながら作り上げていくので予定通りにならない”と答えた。靖国と言えば政治的な問題でもあるので、私たちだけでなく、見識のある他の方にも見てもらって、最終的に承諾するかどうかを決めようと思っていた。しかし映画の全体はまだ見せてもらっていない。以前李監督と中村助監督がきてDVDを見せてくれたとき、”これでは困る。刈谷の名前と映像を削除して下さい”と頼んだ。また二時間の映画としては短かったので、都合の悪い部分は省いてあるのではと思い、もう一度全編を見せて欲しいと頼んだ。そして後日、夫婦と相談に乗ってもらった男性と3人で待っていた。ところが現れた彼らはなぜか”本日はDVDは持っていません”と言った。私たち夫婦以外の人物がいたからだろう。ではすぐに送ってくれと頼んだのに、今日(4月6日)まで送られてこない」
     刈谷氏の奥様は、助監督の中村高寛氏からの肉筆の手紙を見せてくれた。2005年10月27日付で、「日本刀についてのドキュメンタリーを作りたいと思っている、トム岸田氏の著作『靖国刀――伝統と美の極致』も拝読したが、資料が足りないので、伝統を受け継ぐ刈谷氏にも協力いただきたい」というような内容だった。
     その後、刈谷氏本人と会うことができた。私(大高)と奥様で話し合い、刈谷氏は90歳という高齢で、耳も遠いし言葉も闊達とは言えない、ビデオカメラの前より紙に書いた方が本人の意向がはっきりするのでは、ということになって、「映画『靖国』出演は不本意だ。私の名前と出演部分を削除して欲しいと申し入れている」という刈谷氏本人の見解を確認した。
     なお、上で名前が出てきたトム岸田氏にもインタビューをした。それによると、以下の通りである。
     「昨年、中村高寛という助監督が来て、”あなたの著書『靖国刀』に感動した、靖国刀を日本の伝統文化として映画にしたいので、刀匠を紹介して欲しい”ということだった。その際、”宗教・政治にいっさい関係ない映画”という言葉を鵜呑みにしてしまった。中村氏は日本人だし、監督や映画の幹部が全員中国人だということはおくびにも出さなかった。完成試写を見た後、裏切られたと思い、私の名前を消して欲しいと申し入れ、実際に消してもらった。刈谷さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだ」

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/06/02 by 未登録ユーザodys,Jr.

    これってタダでインタビューされたのか、お金をもらって答えてるのかで、全然事情が違ってくると思うんだけど、その辺どうなんだろ?人間なんて政治思想以前に、日々の生活だしお金だと思うんだけど。その辺どうもodyssさんが自分の心情に合わせてナイーブに捉え過ぎてるんじゃないかな。

  • 雑誌『正論』6月号から(2)

    2008/06/03 by odyss

     雑誌『正論』6月号掲載の大高未貴「映画『靖国』で日本発の”南京大虐殺”プロパガンダを仕掛けた人々 上映中止騒動は『表現の自由』の問題ではない」の続きです。
     『正論』6月号からの紹介はこれでおしまい。次からはまた別の雑誌記事を紹介します。


     大高氏は、前回紹介の刈谷夫妻などへのインタビュー記事のあと、「奇妙に仕組まれた映画上映中止騒動」という小見出しを付けて、『靖国』上映中止に関する朝日新聞の報道を批判的に検証しています。
     しかしこの部分は、すでにこのスレッドやフリートーク板で明らかになっている事柄が大部分です。すなわち、『週刊新潮』の報道が発端であったこと、稲田議員等の上映会があったこと、それを朝日新聞が「事前試写会」と報道したこと、稲田議員は助成金妥当性を検証しようとしたに過ぎないこと、朝日新聞は李監督や田原総一朗らの言い分を中心にすえて報道をつづけたこと、上映中止館の続出、などがメインです。よって大半は略します。
     目新しいところとしては、以下のような部分があるでしょう。
    ・4月2日の朝日新聞の社説「『靖国』上映中止 表現の自由が危うい」が、中国の『参考消息』という新聞の第一面に翻訳紹介された。この間、中国がチベット問題で国際的な非難を受けていたことを考えると、チベット問題の矮小化と日本批判が日中両国新聞社の連係プレーによってなされていると言える。
    ・映画『靖国』協力プロデューサーの山上徹二郎氏は、『人民日報』の国際版サイトにおいて、「この映画の影響はアジアを飛び越し、世界的に注目を集めることになる。『靖国』が日中韓と欧米で公開されれば、日本は戦争責任を本当に反省せざるを得なくなる」と述べている。しかし、このコメントは、文化庁助成の「政治的な宣伝映画でないこと」という基準に反した作品であることの証明ではないか。 
    ・李監督は朝日新聞には何度もコメントを寄せているが、チャンネル桜の出演依頼は一切拒否している。
    ・朝日新聞の報道では、李監督は「84年に国営中国中央テレビに入局しドキュメンタリー制作に携わったが、やはり政治的・宗教などの題材では制約を感じ、89年に就学生として来日」「永住権を持ち、日本を”第二の故郷”と話す」人だそうである。

     次に、「朝日が一切報じなかった出来事」という小見出しで、朝日新聞の報道の不十分さが批判されています。3月27日の参議院内閣委員会での有村治子議員と文化庁の尾山眞之次長とのやりとりです。このやりとりは、『靖国』へ助成金を出すことが妥当かどうか、この映画は靖国神社のご神体を日本刀としているが実際は両刃の剣であり事実誤認の上に作られていること、刀匠・刈谷氏がだまされる形で撮影に協力していること、を問題にしたもので、これもすでにこのスレッドなどで紹介されている事柄です。
     朝日新聞が以上のやりとりを報道したのは2週間をへた4月11日のことで、この日に報道をせざるを得なくなったのは、この日李監督は田原氏などとともに記者会見を予定しており、その席で刈谷氏からの削除依頼が出ていることに触れないわけにはいかないからだろう、と大高氏は推測しています。
     そのあと大高氏は、李監督が刈谷氏の主張を否定したこと、田原氏は映画会社の上層部の圧力で上映中止が相次いだと発言したこと、を紹介した上で、二人は他の出席者が発言し終わらないうちにそそくさと退席したので逃げるような印象を与えた、と書いています。
     次に、この記者会見の数日前に上映館は増えて21館に及んでいたが、朝日新聞は4月5日に短い報道をしただけだった、と書いています。

     次に「またもや日本発のプロパンガンダ」という小見出し部分でこの記事は終わります。ここでは欧米での報道が目新しいと思われますので、その部分だけ紹介します。
     この映画は4月6日ドイツ・フランクフルトの映画祭「ニッポンコネクション」で上映された。ドイツ人はTBSのインタビューに「すばらしいドキュメンタリーだ」とコメント。ベルリンの新聞TAZは、リードで、「日本の極右は脅迫によってメディアと文化における自主検閲を貫徹した。東京と大阪ではおじけづいた映画館が、論争の的となっている靖国映画上映をとりやめた」と報道し、右翼と政治家の関係を紹介した。
    4月12日のBBC(英国放送協会)は、「政治家の圧力により映画『靖国』が上映禁止の危機に追い込まれている。日本に表現の自由の危機」を放映した。
     同じく4月12日にアメリカのロサンゼルス・タイムス紙も、「映画『靖国』は日本のウルトラ・ナショナリストたちによって妨害キャンペーンを張られている」と見出しを付けて報道し、記事の最後で李監督の「日本人は自分たちにとって都合のいい歴史のみを記憶します。彼らが刀を見るとき、単なる芸術品としてとらえており、その刀で何が行われたのか(南京など戦場で殺人刀としてつかわれ、非武装の捕虜や民間人を虐殺したこと)を忘れてしまっている」という言葉を紹介している。
     ここには、日本で問題になったのは文化庁の助成金だという解説はまったくない。
     李監督は3月10日、有楽町の日本外国特派員協会で上と同趣旨の発言をしている。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/06/04 by 未登録ユーザsecreting.com

    odysさんが、こんな次元で冷静さを失う方だと
    分かったのは、正直、驚きであり、失望でした。

    それを分からせていただいたという意味では、
    このスレッドは有意義だったとは思いますが、
    はっきり申し上げて、たいへん次元の低い
    議論に終始している、この国の精神レベルの
    低さを露呈しているだけの、無意味な思潮の
    ひけらかしでしかないように思われます。
    特にodys氏やika氏の罪は深いのでは。

  • 雑誌『論座』6月号から(1)

    2008/06/07 by odyss

     雑誌『論座』6月号も『創』6月号と並んで映画『靖国』問題を特集しています。題して、「映画『靖国』騒動への疑問」。
     この特集の最初に、斉藤貴男と森達也の対談「暴走する『善意』とジャーナリズムの危機」が掲載されています。
     ここから、まず斉藤貴男氏の発言を要旨の形で紹介しましょう。

        *      *      *      *

    ・今回の騒動は恥ずかしいことだ。稲田議員の行為は事前検閲のようなものだし、有村議員が「刈谷氏が映画から自分の肖像を除外して欲しいと言っている」と発言したのも圧力だ。稲田議員は「伝統と創造の会」の会長だそうだが、言論の封殺は日本の伝統ではない。
    ・有村・稲田議員には日本会議など保守系議員の後ろ盾がある。少なくとも抗議を受けた側はそう受け止める。自民党の主流は言論つぶしを自覚的にやっているのかも知れない。
    ・刈谷氏が削除して欲しいと言っているなら当人同士の話し合いで決めるべきだ。国会議員が出るべきではない。
    ・有村議員は助成金対象には政治的・宗教的宣伝目的の映画は入らないという規定を盾にとって、キャストのうち2人は靖国訴訟の原告だからこの規定に合わないと言っているが、これはジャーナリズムやドキュメンタリーを知らない人の言うことだ。共産党員の「共産党万歳」、創価学会員の「池田先生万歳」を撮っても、素材である限りは問題はない。
    ・マスコミの一部は『靖国』は反日映画ではないと言っているが、反日かどうかを基準にすること自体がおかしい。反日的な映画に助成金を出せる、中国ではできない映画が日本では作れるというのは日本の余裕を見せるものだ。
    ・この映画に映された8月15日の靖国神社の暴力的な様子は、日本政府の態度そのものだ。靖国神社は過去の侵略などを正当化する装置だ。「靖国バンザイ」の人はむしろ日本を貶めている。
    ・メディアが国民の不安などをあおるような真似をしている。日経連による支配強化、および国民が勝ち組に反抗するのではという不安感が状況としてある。
    ・日教組集会へプリンスホテルが会場貸し出しを拒んだ事件もあった。ホテル側は右翼が来ると近所の入学試験の邪魔になるからと言い訳したが、右翼は入学試験妨害で警察のメンツをつぶしたらどうなるかなど百も承知だ。ホテルの態度はみっともない。
    ・メディアが権力を批判したら市民がついてきてきれるかと思ったが、現実には挟撃されるようになってきたという新聞人の発言がある。しかしこれにはメディア側にも責任がある。言論の自由を権力にすりよることにしか使ってこなかった。
    ・靖国神社も映像の削減を求めているから、単に右翼だけの問題ではなく、社会の基幹が権力の思い通りに動くようになっていると思われる。
    ・マスコミが中立にこだわりすぎるのは良くない。権力へのチェック機能が弱まるからだ。
    ・小泉元首相や石原都知事のやり方では、いずれまた戦争になるし、そうなれば貧乏人が自衛隊に駆り出される。
    ・今回の問題は上から作られた部分と国民が自発的に作ってきた部分とがある。そこにメディアが介在して権力に都合のいいようにあおっている。

  • 雑誌『論座』6月号から(2)

    2008/06/13 by odyss

     雑誌『論座』6月号掲載の斉藤貴男と森達也の対談「暴走する『善意』とジャーナリズムの危機」から、今回は森達也氏の発言を要旨の形で紹介しましょう。

      *       *      *      *

    ・稲田議員は助成金の是非を調べたいなら事前試写にこだわる必要はなかった。右翼の動きも予期できたはず。
    ・作品を見ないで動いた右翼はお粗末だ。また右翼の動きといっても大したことはなく、それで上映をやめた映画館にも問題がある。 
    ・助監督の中村高寛氏に話を聞いたところでは、昨年4月に編集を終えた段階で刈谷氏には見てもらっていて、そこまで出演に難色を示されたことはなかった。ところが今年2月に刈谷氏が不安がっているとの情報が入った。そこで中村氏と李監督が高知に飛んで夫妻と徹底的に話し合った。その後有村国会議員が刈谷さんに接触してから削除が云々という話になった。
    ・ドキュメンタリー映画の肖像権は微妙な問題だ。グレーゾーンというものがあって、そのゾーンを踏み越えることで価値のある映画が撮れる。杓子定規に肖像権を言うならドキュメンタリーは成立しない。また事前了解ということで言えば、もしそれを徹底すれば取材対象者に編集権を渡すことになるし、疑惑の政治家にインタビューしても事前に見てもらわないと放映できなくなるし、活字でも同じことが起こる。これはジャーナリズムの根源的な危機だ。だから、李監督は事前に見せたのかという質問を受けたとき、答える必要無しと突っぱねるべきだった。
    ・私自身は以前1度削除要求を受けたことがあるが、カメラが回っていることを知っていてあなたは話をしたのだからお断りすると答えた。
    ・たまたま野球中継で観客席にいた不倫カップルが映って、映された一人が自殺する事件があった。日本はそういうことがあってテレビ局側も萎縮した。欧米ではパブリックな場所であればカメラに映っても仕方がないという認識だと思う。
    ・有村議員は、『靖国』には靖国訴訟の原告が二人キャストになっているから政治的だと言っているが、それならこの映画に映っている人の過半数は右寄りなのだから、右寄りの人の宣伝だとも言えるのではないか。
    ・ドキュメンタリーに中立性という概念は合わない。テーマを選ぶのも、被写体を選ぶのも、すべて主観で行われる。客観性なんてものではない。ジャーナリズムは中立を目指すけれども絶対に到達できない。
    ・3年前の映画『男たちの大和』も、戦争美化という意見と反戦という意見とがあった。批判は自由。だからこそ公開は阻止されてはならない。
    ・『靖国』自体は決して秀作だとは思わない。デビュー作『2H』のほうが良い。
    ・今度の事件で『靖国』上映館が増え、テレビにも李監督がしばしば出演しているのを見ると、羨ましい。私ではそうはいかない。
    ・これまでも戦争を扱った映画はいくつもあったが今回のような騒動にはならなかった。今回は監督が中国人だということが大きいと思う。
    ・以前「放送禁止歌」というTVドキュメンタリーを作った。放送禁止歌というのは自己規制でやっている。規制の主体は自分なのに、だれかに規制されていると思いこんでいる。自己規制意識は危機管理意識と仲が良くて、この危機管理意識がオウム真理教信者の別件・微罪逮捕につながっている。
    ・日本での殺人事件は減少しており、治安はいいのに、不安や恐怖からそういう危機管理が起こってしまう。メディアも、危ないと言ってあおっている。上映中止をした映画館はそれに類した過剰防衛的である。
    ・TVが自由な表現の場でなくなっている以上、映画のドキュメンタリーは重要。
    ・軍靴とか徴兵制とかのかつての戦争形態を想定して危機感を募らせるのには反対。状況は決してそんなふうに分かりやすくない。

  • 雑誌『論座』6月号から(3)

    2008/06/22 by odyss

     『論座』6月号の「靖国」特集は、森達也と斉藤貴男の対談の後、この映画の配給宣伝担当者の見解を載せ(1頁)、それから「靖国」騒動の経過を簡単にまとめています(2頁)が、ここは省略します。
     そのあと、識者12人の意見を掲載していますので、ここを順次要旨の形で紹介しましょう。今回は最初の4人です。

      *        *        *        *

    ・会田誠(美術家)
     『靖国』は見ていないが聞けば淡々とした作りのドキュメンタリーだという。それなら普通に上映すればよい。日本のテレビのワイドショーのほうが俗悪だ。これでは北朝鮮や中国を笑えない。ただし『靖国』にはあまり期待していない。例えば秋葉原を映した外国人視点のドキュメンタリーだって大抵は面白くないので。毛沢東の文字が書かれた中国の英雄記念碑も、アメリカのアーリントン墓地も、所詮は「勝てば官軍」にすぎない。兵士をどう追悼するかは自分でも決めかねるが、どちらかというと国家に頼らずやるべきだと思う。

    ・ECD(ラッパー、小説家)
     カネをかけて作った映画が上映されないと言うのは、表現の自由以前の生存権の問題ではないか。2004年、バグダッドの陥落1年後に渋谷で反ブッシュの集まりを持ったが、警察が会場の店をびっしり包囲していた。それなら警察は右翼の行動だって阻止できるはずだ。これから映画館でこの映画を見る人は「右翼に襲われるかも」と恐怖心を持つかも知れないが、恐怖を覚えることで自分が変わるのではないか。別の世界に一歩を踏み出すわけだから。見に行く行為が何らかの契機になるのではないか。

    ・上野千鶴子(社会学者)
     日本に言論の自由はない。NHKの国際女性戦犯法廷のETV特集改竄事件がそうだ。放送直前に自民党の政治家の介入によって「不適切な部分」の削除が行われた。なのに一審二審とも政治家の介入を問わずに判決が下された。ほかにも類似の例があるし、私自身も都内の或る市の人権講座の講座予定者にリストアップされていながら降ろされた。都立学校の日の丸君が代強制に反対すれば処罰が待っている。アイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』のように他国で入手できる本が日本では邦訳もされない。最近のイタリア人哲学者ネグリ氏の入国拒否もそうだ。ただしアメリカにもきびしい報道規制はある。権力に都合の悪い情報をシャットアウトするのはファシズムだ。

    ・内田樹(神戸女学院大教授)
     東ドイツの監視社会を描いた映画『善き人のためのソナタ』がある。現代日本はあのような監視密告社会ではない。だから、そういう日本にいて、東ドイツの密告社会を高飛車に非難しない方がいいと思う。自分は東ドイツに住んでいないのだし、そういう条件下におかれたらどう振る舞うかは分からないからだ。むしろ、密告のない日本に感謝し、現代の日本社会を維持するにはどうすべきかを考えた方がいい。しかるに、今回の事件や、日教組集会がホテルから断られた事件では、ホテルや映画館側は「近隣の住民の迷惑」という理由で言論の自由を足蹴にして見せた。それは、彼らが右翼の恐怖を身にしみて感じていたからではなく、恐怖を十分感じていなかったからではないか。自分で「言論の自由」を守らなくても、誰か他人が守ってくれると思っているのだ。こういう無根拠な楽観こそが民主主義の危機を招来する。映画館やホテルは、「なぜ自分だけが」と考えたのだろう。自分だけが被害者になるのは嫌なのだ。彼らの考えるフェアな社会とは、「それは私の責任です」と言わない権利がある社会のことだ。暮らしやすい社会を作り守るのは、本来、誰かの仕事ではなく自分の仕事である。それが今常識ではなくなりつつある。弱い人間でも、恥の感情によって何事かをなすことが民主主義の根幹だろう。

  • Re: 映画「靖国」に関する資料

    2008/06/29 by odyss

     識者の意見のつづき。中ほどの4人分です。

      *       *       *       *

    ・呉智英(評論家)
     『靖国』という作品自体は偏向しているとは思わないが、すぐれているとも思わない。ナレーションや解説を省いて実写を組み合わる手法をとっているが、これで靖国神社の実相が分かるというものではない。世界中の国々の戦没者追悼施設などとの比較だって必要だ。
     上映中止はよくない。靖国論議が高まる絶好の機会であるのに。
     今回の事件も、日教組の使用をホテルが断った事件でも、私人・私企業にどのように表現の自由を守らせるかという問題なのに、そういう現実的な課題が検討されていないのはおかしい。この点で、表現の自由には暴力が入り込む可能性がある。そもそもフランス革命でもそうであったように、人権思想には暴力が入っている。それを考慮しない類型的で良識的な議論は疑ってかかるべきだ。

    ・小西克哉(国際ジャーナリスト)
     この映画で一番印象的なのは小泉総理を支持するとプラカードを掲げたアメリカ人が追い出されるシーンだ。些細な一言で劇的にムードが変わったり、警官が介入するところがいかにも日本らしい。
     『靖国』はすぐれたドキュメンタリーがそうであるように中立的ではない。対照的な二面性を描こうとする。8月15日の愛国派の喧噪、そして老刀匠の寡黙な仕事ぶり。終盤の中国戦線のフィルムや写真からはしかし日本の侵略性が浮かび上がるし、信憑性に疑いがある写真もあるというが、それでこの映画を全否定するのはおかしい。
     助成金の件については、助成金支給をきめた委員の声が聞こえてこないのが変だ。
     上映中止に一番責任があるのは稲田議員だ。右翼団体に責任転嫁しているのはみっともない。
     アメリカでも事情は似ている。しかしアメリカの保守派議員は、助成金撤回を最高裁まで争って堂々と勝利した。日本では逆にその後多数の上映館が決まった。日本の議員は、もし本気ならもっとちゃんとやるべきだ。

    ・是枝裕和(映画監督)
    いいドキュメンタリーほどメッセージは複雑になるから、人によって受け取り方が多様になる。つまり作品のメッセージは受け取る人の側にある。この作品が偏向しているという人は良質な映像と出会ってこなかった文化度の低い人だろう。
     『靖国』の中に中国に帰れと罵声を浴びせられる中国人が出てくるが、李監督も同じ状況にあるのでは。
     『靖国』で映されている刀匠の姿を見る限り、いやいや撮られているとは思われない。
     海外では事前に被撮影者に「どう使われても反論しません」というサインをもらうらしいけど、日本には馴染まないやり方だろろう。また、カメラをゲリラ的に使うのもドキュメンタリーの一つのやり方だ。
     2006年8月15日に小泉総理が靖国参拝をしたとき神社側は朝日新聞記者だけ排除したけど、マスメディアのリアクションが弱かったのが気になる。政治家もマスコミもレベルが落ちている。パブリックを成熟させていく責任がマスコミにはある。

    ・野中章弘(立教大大学院教授・アジアプレス・インターナショナル代表)
     右翼や保守派国会議員は大人になっていない人たちだ。
     稲田議員は助成金を問題にしているが、専門家の審査で決まったことだから問題はない。客観的なドキュメンタリーなどあるはずもない。
     こうした権力側の姿勢は他の君が代斉唱をはじめとする事件にもうかがえる。権力にさからう側の力が衰えているのは危険なことだ。マスコミは自己検閲・自主規制に走るばかりだ。「権力と闘う」は死語になりかかっている。人と人の輪を形成して、権力に負けない力をつけることが大切だ。『靖国』もそういう形で連鎖的に上映していくことが現在の状況をくつがえす手段になる。

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