幻影師アイゼンハイム (2006)
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いい感じだが、ラストがなあ。・・・・
2008/05/24
by
三田めぐろう
この手の奇術映画は今の時代、CGなのか(本物の)「にせもの」なのか区別がつかず、映像では見ない主義なんですが・・・唯一、絶対にやってはいけないと言われる「タネあかし」に挑んだ「トリック」は見ましたが、あれは、今では別の意味での人気作になってしまい。・・・・
「NEXT」のジェシカ・ビールがまあまあ良かったので、あのスカーレット・ヨハンセンをやや庶民的にしたような美女がどんな役をやるのかも興味がありました・・・。
この映画、予備知識があった人は、どこで仕掛けられるか、騙されるかを最初から気にして見てるだろうし、予備知識のない人も、例の小屋の中で、アイゼンハイムの問いにソフィーが「Yes,I do」と答えたところから、さて、どこで仕掛けがあるかと、目を皿にして・・・というわけで、ウールと警官以外にもたくさんの「監視の目」がいたわけですが・・・・「ここで逃げたんだ。」って、分かりました?
最後の種明かしシーンは、まず、あまり丁寧でない・・・あれだと「トリック」の種明かしシーンの方がはるかに優秀・・・第一、ソフィーの「死体」をどうしたか、というのは、映画の中で描かれていないので、実は生きてましたって言われても、違和感がありますよね。何度も「トリック」を引き合いにして悪いですが、あれって少なくとも「映画の中で描かれている場面」の中で「勝負」してますもの。
それとやや苦しいのは、ウールが剣の宝石を見つけたり、首飾りを見つけるのは、「誘導」されたとしても、確率的にかなり厳しいのでは・・・ということ。他の事は緻密に考えている割にはねえ。
お付の中国人、「19世紀末のウィーンだと清朝だから、辮髪になっている。・・・時代考証がしっかりしているじゃん。」と思いましたけど、たまたま「ステレオタイプ中国人」を探していたら、ああなったのか。もし考えていたのなら、ほめてあげますけど。
監督の意図とは関係ないですが、最近の「スピリチュアル」ブームへの警告というか、皮肉にも見えました。オレンジの木も、あの「幻影」も一応種明かしはありましたけど・・・でも、あれも「今近くにいる人間」を別のところに映し出すのなら、百歩譲って「マジック」として認めてもいいけど、ソフィーは山の中でしょ?いや、あの時は劇場の中にいたのかな?
キャストは良かったですね。ジェシカ・ビールも化けるかどうか・・・ 「去勢&壁抜け女」のエレン・ペイジも「ジュノ」で一躍大スターになったから、ああいう「ヒット作」が欲しいですね。
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