花とアリス (2004)
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少女保存計画
2005/09/07
by
たこ麗子
友達の記憶喪失の彼の元彼になって過去を創作するという不思議の国に落ちたアリスがヒロインの話。
アリスは永遠の少女だから宮元とはくっつかない。
バレエのシーンでも一人だけ羽をつけてエンジェル。
最後は手の届かないアイドル・お人形になった。
アリスは父の代わりに宮元と父との思い出の場所を巡る。
「我愛称」と言いたかったのも、トランプを持っていてほしかったのも父親。
これで少女が女性として男性に恋したという許しがたい事態が回避されているのだと思う。
「アリスはお父さんが恋しいんだ」。
男性にとってそうであってほしい少女とはこうなのでしょうか。
花は壁に上って転がり落ちそうなハンプティ・ダンプティで、さらにいうならナメクジ。子供時代は花屋敷のおばけだった。
そんなに許しがたいのか、成長する女子が。
宮元が最後に花を選んだ理由が、絵に描いたような少女・アリスを疑うことなく「いいやつ」と信じる花の気立てのよさを評価してのことであればいいなと思う。
「親友の彼だから」という建前でアリスにふられた反動じゃなきゃいいな。
本当に花が親友だと思っていたら、宮元と隠れてデートしまくったり意味深なこといったり思い出をとって置いてなんて言うなよ。
岩井さんの花・アリス像が見えませんでした。
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Re: 記憶を埋めていたのは
2005/09/08 by
たこ麗子気になって仕方がない。女優を離れて話の内容をいまだ考え中。
「懐かしいね」を繰り返しているうちに自分しか覚えていない家族三人の思い出の地を巡礼していたアリスだったんだろうと思った。
花屋敷で紀伊国屋で買い物する母と何不自由なく暮らす花。
記憶の真偽に囚われてアリスや花個人を見ることを忘れてる宮元。
駄目だしされ続けるオーディション。
アリスは家族で暮らした日々の証拠を見つけたとき生きていく勇気も見つけたんじゃないかと思う。
それが紙コップのバレエだったから、あのシーンをあれだけ長くする必要があったんじゃないか。
母にとってはコブでも、父に会えなくても、友達やその彼にも心のうちを気づかれることがなくてもいい。
自分の道を"ちゃんと踊って"人に見せようと決意したんじゃないか。
全体を通して考えるとそんな風に思った。
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