バレエ・カンパニー (2003)
»レビュー
2004年はバレエ映画のハズレ年かも。
2004/10/17
by
碧井ライト
ロバート・アルトマン監督と、名門バレエカンパニーである『ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ』とをコラボレートさせた意欲作。バレエという芸術にスポットを当てて、演出面でリアル感を追求するために、ダンサーやスタッフの日常シーンはよりフィクションに近く、ダンスシーンでは実際の舞台を取り入れた手法が興味深い。
その試みが空回りしている。まず、日常のシーンが断片的で、この作品ではバレエカンパニー、バレエダンサーという対象の全体感を掴むことが難しい。また、舞台演出の芸術センスは認めるものの、臨場感に乏しく、感動を呼ぶものとは程遠い。
数々のシーンで感じたのは「アルトマン監督は、バレエを客観的に捉えようとしていたのではないか」ということ。バレエは芸術であるとともに、スポーツに共通する部分が多い。練習を重ね、大舞台で一瞬の輝きを追い求める。彼らをリアルに映し出すには、対象に肉薄することが重要であったはずである。(Koji.H)
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