ロード88 出会い路、四国へ (2004)
»レビュー
このロードムービーで癒される。
2004/12/12
by
碧井ライト
骨髄性白血病と闘いながら、四国88カ所を巡る少女の姿が美しく、そして力強く、生きる希望や勇気を与えられる。本来、重くなるはずのテーマが清々しい青春映画として成立したのは、お遍路を旅する人たちが触れ合い、心洗われる様を、中村幻児監督が大上段に構えず、優しい視点で温かく見守っているから。
アミューズ25周年記念作品とあって、不必要なぐらいキャストが豪華で、得した気分。その中でも、BOYSTYLEの村川絵梨は映画初主演にも関わらず、演技派の芽を持つ新人として、活躍が期待される。また、コメディ映画かと間違うほど、小倉久寛によるお笑いシーンが多く、それが作風を損ねない程度の絶妙なアクセントとなっており、エンタメ性も高い。
命を懸けて闘っている人がいるので、軽々しくは言えないが、人は病気や怪我になることで学ぶことがある。主人公の明日香は難病を患ったことで、普段感じない幸せの価値に気づき、過去の自分を乗り越えたに違いない。(Koji.H)
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