怪竜大決戦 (1966) »レビュー

怪獣ブームの真っ只中で東映は…

80点 2008/05/11 by 夢寝由来

東宝の「ゴジラ」シリーズに便乗して斜陽化していた1960年代中期の映画界は各社が怪獣を造り競った。
大映「ガメラ」、松竹「宇宙怪獣ギララ」、日活「大巨獣ガッパ、そして東映は任侠ヤクザ映画がヒットしていたが流行で他社に遅れるなという首脳部方針があったのであろう、“社のメンツがあるから並みの怪獣なんか作るな”とばかりに時代劇でお馴染みの『自雷也と大蛇丸』をうまく怪獣物にアレンジした。
今やドラマの重厚な脇役の松方弘樹とウザイおばはん小川知子が若きアイドルだった頃の顔がみられる一篇で松方が自雷也で対する大蛇丸が大友柳太朗。
大友は松方の親父である近衛十四郎の好敵手だったという因縁がある。
見せ場はがガマガエルと大蛇ならぬ竜という二体の怪獣の喧嘩だが、かつて時代劇王国だった東映らしく松方vs大友の殺陣にも怪獣以上の力を注いでいる。
こういうタイプの映画こそリメイクの題材にはうってつけだと思うのだが…。

 

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