ボーン・スプレマシー (2004)
»レビュー
ボーン・最高!?
2006/04/15
by
ブレインデッド
「ボーン・スプレマシー」を珍しく録画ではなくオンエアでみた。
最近にはしては珍しいのだ。
Supremacyって知らない単語だったので調べたらこんなのだった。
『至高, 最高; 主権, 至上権, 覇権.』
コロンやセミコロンの違いはあるのか、<A href="<リンクURL>@nifty辞書</A>?
見て損はないと思うのでお薦めです。
ただ一作目も見たほうがより楽しめるでしょう。
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超状のボーン
2007/11/29 by
ジャン≒ルーク
> Supremacyって知らない単語だったので調べたらこんなのだった。
> 『至高, 最高; 主権, 至上権, 覇権.』
supremacyは、super「超〜」の名詞形です。
訳してみれば「超であること」「ぶっ飛びな状態」「まわりより一歩先に行ってるヤツ」といったニュアンスかと。 -
Re: ボーン・最高!?
2007/11/29 by
ika
superの名詞形……というのは、ちょっと飛躍が大きいのでは。
直接的には、形容詞のsupreme(シュープリーム、至高の、最上の)を名詞形にした形なんじゃないでしょうか? -
訂正します。
2007/11/29 by
ジャン≒ルーク
失礼しました。
辞書で調べて、訂正しようとしていたところでした。
ついでに、英語の super は、日本人が想像するほどネイティブの使用頻度は高くなく、ほとんどの場合、 super- という接頭語として使われるようです。 -
Re: ボーン・最高!?
2007/11/29 by
ika
「辞書で調べて、訂正しようとしていたところでした。」
そうでしたか。早とちりで突っこんでしまって、こちらこそ失礼でした。
superは、英語では名詞、形容詞、そして接頭語と3つの形があるみたいですけど、たしかに接頭語としての使用が最も普遍的のようですね。
なお、supremacyの訳語の「至高, 最高; 主権, 至上権, 覇権」において、 至高, 最高のあとにセミコロンがついているのは、訳語がここで2グループに分かれるという意味でしょう。
形容詞形の supremeの主要な意味は、「至高の」ですから、これをそのまま名詞化したのが最初のグループの 「至高, 最高」という訳。
これに対して、「至高の権力」というふうに、「至高」を具体的なパワーに結びつけた意味が、もうひとつのグループの「主権, 至上権, 覇権」という訳になったと考えられます。
もともと、この supremacyという言葉には、教会権力と世俗権力の争いや、キリスト教内部での権力闘争がからんでいたみたいで、元来は単に「至高」という汎用性の高い意味だったものが、権力闘争とからむうちに、「権」の意味を持ってしまうようになった……と考えるのが自然かなと思います。
特に、英語の supremacyには、英国国教会の成立みたいなものもからんでいるようです。
ちなみに、ドイツ語で 英語のsupremacyに近い言葉であるSupremat(ズプレマート)は、やはり主権とか大権という意味のようですが、特に「教皇の首位権」(司教、公会議に対する)を意味するとありました。
また、これに似た Suprematie(ズプレマチー)には主権、大権、統治権という訳とならんで「宗主権」とか「(カトリック)首座大司教権」という意味が載っていました。
なお、英語 superの語源はラテン語の super(スペル、なになにの上に、副詞あるいは前置詞)ですが、 英語 supremacyあるいは supremeの方は、同じ意味で少し形の違う副詞supra(スプラー)から来ているようです。
これがフランス語を経由するとsur(シュル)となり、これはsurface(表面)、surname(姓)などで英語にも入っています。surrealismなんかもそうでしょう。
superはギリシア語のhuper(ヒュペル)とも同根だそうで、これは、英語化されるとhyper(ハイパー)になります。hyperacid(胃酸過多)とかhypertension(高血圧)とか……
superはドイツ語だとuber(uはウムラウト)で、 ubermensch(超人、uはウムラウト)なんかが一例。
余談ですが、英語の supermanは、もともとドイツ語のubermensch (uはウムラウト)の借用語だったそうです……。 -
ちなみに
2007/11/30 by
ジャン≒ルーク
こちらの手元の辞書では supreme の語源はラテン語の‘suprёmus’、意味は highest であり、そのもと、つまり high を意味するラテン語‘superus’から来ているとのこと。いずれも形容詞でしょう。
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Re: ボーン・最高!?
2007/11/30 by
ika
今、手許に辞書がないので確認できないのですが、私の辞書では、supraはsuperの別形であると記載されていたように思います。
なお、ちょっと気になっていた、supremacyの語尾部分ですが……
語尾部分をacyとすれば「性質、状態、職を表す接尾辞」、
cyとすれば「性質、状態、職務、行為を表す接尾辞」、
となるようです。
supremacyの訳語に、「性質、状態」を表す「至高」グループと、「職務、行為」を表すともとれる「……権」グループがあることを考えると、接尾辞としてはacy 、cyの両方が妥当となるが、cyの方がpresidency 大統領の地位、Excellency 閣下、など、より「……権」に近い言葉が多いようなので、cyと考えた方が良さそうにも思えます。(この点、詳細をご存知の方、お教えください)
なお、似たようなものに、democracyやaristocracyの語尾になっているcracyがあげられます。意味は「階級、制度、政体」を表すということなので、supremacyの第2グループの訳語には良くあいますが、これはあくまでcracy(語源がギリシア語のkratos、力、支配)なので、別系統と考えるべきと思います。ただ、類推的にcracyの香りがほんのりとsupremacyにもくっついている……ような気はしますが。 -
super迷宮
2007/11/30 by
ika
えー、まず最初に、スレ主のブレインデッドさんにお断りを。
細かい語源論議で長々とすみません。
まあ、最初のスレにありました、 supremacyの訳語に入っているセミコロンの意味についても、一つの解釈を出させてもらってますので、まんざら無関係の議論ってわけでもなく……そんなところでご了解いただけましたら有難いと思います。
……ということで、今しばらく、この場をお貸しくださいませ。
supremeについて、再度手許の語源辞典を調べてみました(大修館書店『スタンダード英語語源辞典』)。
この言葉は、フランス語の supreme(真中のeにアクサングラーヴ)から来ており、 フランス語の supremeはラテン語の supremus(eは長母音)から来ているとありました。
そして、ラテン語の supremusは、 supra(上に)に emus (eは長母音・最上級を表す語尾)が付加されたものであるとのことです。(したがって、「最上・highest」という意味になる)
じゃん=るーくさんの書いておられる‘suprёmus’は、eがウムラウトになってますが、ラテン語ではウムラウト記号は使わないと思うので、不思議です……。ともかく、その点を除けば、私の上記辞書と語源的に一致しています。(もしかして、長母音記号をウムラウト記号と誤認されたのではないでしょうか?)
ただ、「ラテン語‘superus’がhighを意味する」ということは、当方の辞書では確認できませんでした。
superus(形容詞)は、私の小型ラテン語-英語辞典によるとupperという意味があるので、辞書によっては highになっているということかもしれません。また、 superusと supremusの関係は良くわかりませんでした。
単純に考えると、 superusを形容詞の原級とするならば、最上級は superissimusとなるように思うので、 superusと supremusの関係は、 high(原級)と highest(最上級)の関係とは少しちがうようにも思うのですが。
あるいは、上の 最上級を表す語尾 emusが superにくっついて superemusになり、最初のeが取れて supremusになり、それがフランス語を経由して英語の supremeになった……とすればうまく説明はつきますが、そういう経過が正しいものかどうかの確認はできませんでした。
ということで、迷宮です。これ以上はどなたか専門家のご助力をお願いしたいと思います。 -
Re: ボーン・最高!?
2007/12/01 by
ジャン≒ルーク
> じゃん=るーくさんの書いておられる‘suprёmus’は、eがウムラウトになってますが、ラテン語ではウムラウト記号は使わないと思うので、不思議です……。ともかく、その点を除けば、私の上記辞書と語源的に一致しています。(もしかして、長母音記号をウムラウト記号と誤認されたのではないでしょうか?)
申し訳ありません。
「誤認」というか、変換の「文字一覧」に長母音がなかったために、安易に「これでいいか」とウムラウトを使用してしまいました。
事態をより混乱させてしまったようで、まことに面目ない。 -
最終報告です
2007/12/03 by
ika
長母音記号の代用でしたか……納得しました。
これで、一つすっきりしました。
なお、supremeの語源について、図書館で、研究社の英語語源大辞典を調べてみましたところ、じゃん=るーくさんの書いておられた
「ラテン語‘superus’から来ている」
という記載が、結局正しいようです。
そして、superusの語源は、むろんsuperです。
私は、前に、supremeはsupraから来ているのでは……と書いてしまいましたが、これはどうも誤りだったようです。訂正してお詫びします。
Supremeの詳しい経緯を書くと、次のとおりです。
現在の英語のsupreme(形容詞)は中世英語のsupremeから来ている。
中世英語のsupremeはラテン語のsupremus(highest)から来ている(eは長母音)。
ラテン語のsupremus(eは長母音)はラテン語のsuperus(that is above)から来ている。
ラテン語のsuperusはラテン語のsuper(接頭辞、above, on the top, beyond, in addition)から来ている。
と、こういうことでした(superの形がsupreとなった理由についての記載はなし)。
ちなみに、supra(aは長母音)については、
「superと同義だが、頻度は少なく、主として解剖学、動物学の術語に用いられる:supra ab dominae腹部の上部にある、supramaxillary上あごの」
と書いてありました。
また、supremacyの語尾は、この辞典によりますと、cyではなくacyのようです。
以上報告おわりです。スレ主のブレインデッドさん、長々とすみませんでした。
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