スクール・ウォーズ HERO (2004)
»レビュー
HOLDING OUT FOR A HERO
2004/10/15
by
どら☆
正面からど真ん中ストレートしか投げない!
と言う役者・スタッフ等作り手の意気込みに共感。
物語と言う意味で言えば、
この話は最早【古典】と言ってもいい作品なんだろうなぁ。
どんな登場人物が出てきて、
どんな話で、
どんな(名)シーンが有って、
どんなエンディングが迎えて、
更にはどんな主題歌が流れるかすら
観客みんなが知っている。
ある意味、年末恒例の『忠臣蔵』を観るようなもんです。
おそらく高度経済成長以降の日本が持ち得た、
数少ない「神話」なんでしょうね。
そう考えると、
観客が持ち得る感想(評価)の根拠は、
今回の大石は良かったのか?
吉良は憎たらしかったのか?
討ち入りのシーンでちゃんと山鹿流の陣太鼓はなっていたのか?(笑)
つまり「お約束を照れずにきちんと観客の期待通りにやりきったか?」に尽きると思います。
(勿論、『つか版忠臣蔵』に代表されるように、逆手に取るという手もあるのですが、そこまで偶像化はされていないということで・・・。
まぁお笑いのネタに扱われても可笑しくないレベルでは一般化しているのかなぁ)
そういう意味で最初から最後まで恥ずかしいくらい、お約束を外さずに、
【熱さ】を表現しようとした本作には、
とても好感が持てました。
映画を観て改めて思ったのですが、
スポーツものとして駄目チームの成長(リベンジ)だけでも感動するのには十分なのに、
メインテーマが教育(=愛情)なのだから、
これは本当に感動するなと言うのが無理な奇跡のような実話ですねぇ。
惜しむらくは、
あの【ナレーション】が無かったことと、
作品内で【HERO】が流れなかったこと、
です。
これはお約束破りでしょう(笑
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I think so,too.
2004/10/15 by
たもにゃん
全く同感です。
わかっているのに、お約束なのに泣けた、泣けた。
ですから私“イソップ”さんの意見には承服しかねます。
私のお約束破りの不満は、実話ではある生徒(すみません名前忘れました)がこれからという時にオートバイ事故を起こして、入院中に例の
All for one. One for all.という言葉で先生からさとされるエピソードが抜けていたことと、最初花園にぼろくそに負けた時にみんなの前で「すまん、私の指導ができてなかった。」と謝ったところ。
これが抜けていたのは…。(違う形では盛り込まれていましたけどね。)
映画独自のエピソード(と思います。原作はプロジェクトXでしか知りませんので)でうるっときたのは
間平さん演じる飲んだくれの駄目親父が、息子のためにハンバへ働きに行き、シューズを買ってたとこ。
思わず涙が出ました。
ビデオ(DVD?)が出たら買おうかと思います。
泣きたい時、感動したい時に観るのにはいいかも。 -
たもにゃんさんへ それと一部の補足
2004/10/18 by
どら☆
たもにゃんさんへ
レスありがとうございます。
>泣きたい時、感動したい時に観るのにはいいかも。
そうですね。
無条件に「泣ければ良い作品である」と言うつもりはないのですが、
原作に頼り切るのではなく、「涙を流し感動した」結果、
観客が「力づけられる」作品を作ろうとした、
俳優・スタッフの思いがストレートに、
伝えてくれた作品として◎でした。
特に、それまでの人生で人に頼られず、
結果自堕落に(作中で表現される親としての思い以外の)全てを失ってしまった、
間寛平のエピソードは彼の好演もあり、
良シーンだったと思います。
あと自レスに書き漏らした感想の補足なのですが、
(【照英】については良くも悪くも言及されている人がいますので割愛します・笑)
【和久井映見】、
『丹下左膳』同様の役所ですが、
子供のような男を見守り叱咤する演技がはまる、
良い女優になったと思います。
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