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日本のカウリスマキ・ジャームッシュ

90点 2007/08/12 by 未登録ユーザ key-yan

リンダ リンダ リンダ

 ヴェンダース、パリ・テキサスのライ・クーダーみたくあまり前面に出てこないけど、オルタナロックの重鎮ジェームス・イハの音楽良かった。学校の廊下・4人でのバス移動・夕暮れの土手を歩くシーン、胸が締め付けられた。

 役者でなく本物のヒト(ベースの子とダブった先輩、元ギターの子)が生々しい。戦メリのビートたけしみたい・・・。役者でなくて、ただ音楽をやってるヒト、いいじゃん、ヤクザ映画で本物のチンピラを連れてきたようなものだよ。音楽の映画なんだから。特にベースの子がバンド締めてたね。

 あと留学生の子、拙いながらも自分の持てるものを叩き込むようなヴォーカル。よかった、役者魂だね、歌心分かってるじゃん。あれは自分のなかで十分消化した感じだね。
 
 でもどうなんだろう。この映画、普遍性あるのかな。ブルーハーツはもはや古典として確立されつつあるけど。ブルーハーツを理解できなければ厳しいところがあるのかな。

 

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  • カウリスマキは違うでしょう。ジャームッシュならまあ...

    2007/08/16 by 未登録ユーザ レクター博士

    key-yanさま。

    >ヴェンダース、パリ・テキサスのライ・クーダーみたくあまり前面に出てこないけど、
     ヴェンダースあたりを出して来る貴方は中々の中堅(中年?)

    >オルタナロックの重鎮ジェームス・イハの音楽良かった。
     私的は良く知りません。オルタナロック、という表現も無かった時代から止まってますから。でも4人が一直線になって歩くシーン、大好きです。

    >特にベースの子がバンド締めてたね。
     ホンマのバンドのベーシストですからね。

    >あと留学生の子、拙いながらも自分の持てるものを叩き込むようなヴォーカル。よかった、役者魂だね、歌心分かってるじゃん。あれは自分のなかで十分消化した感じだね。
     Good! ソンちゃん最高でした。

    >でもどうなんだろう。この映画、普遍性あるのかな。ブルーハーツはもはや古典として確立されつつあるけど。ブルーハーツを理解できなければ厳しいところがあるのかな。
     いいえ。どんなバンドをメイン・ストリームとするかは「時代」の流れです。遥か「下」に書きましたが、リアルタイム・ロックの雄がブルーハーツであれ、ディープ・パープルであれ(私です ^-^;)、ロック・バンド魂は伝わります。ブルーハーツが古典なら、ディープ・パープルはなんじゃろ。遺跡かいなァ・・・。
    でもね、特に、学園祭で演奏した経験がある者にはタマラン映画ですよ!

  • Hey ho let's go!! 偉大なる糞バンドへのオマージュ

    2007/09/06 by key-yan

     レスありがとうございます。レクターさんは私よりいくらか上の世代だと推測しています。

     下の議論、さらっと読みました。好きになった映画だけども、否定意見も、もっともなのかと。この監督は、類するといわれる作家性を備えた大物と比してもよいのか。そんなことは自分の無知を露呈しないかと。恥を覚悟で投稿します。

     さえない顧問教師、無職の元彼氏、屋上の漫画喫茶、彼女たち4人の周りには、何をする訳でもないが優しい眼差しで見守る人たちが登場する。
     孤独を匂わす描写のあとに、ブルーハーツを聞かされるぺ・ドゥナは泣いてしまう。この時点でバンドの勝利は決定的だ。演奏技術も演奏結果もおまけでしかない。このような奇跡はありそうでなかなか無い。非常に繊細な細部を味わう味覚が、映画の受け手に残されているのかどうか。
     奇跡が起こるにもそれに至る必然があって、この映画は、この小さな奇跡たちを静かに丹念に紡いでゆきゴールまで導く。

     ただ、奇跡の結末は悲しくも美しくセンチメンタルに終わることを、この監督は理解している。
     それを予感するかのように彼女たち4人のすばらしいやり取りは、凡そ黒字とは思えないバス・ありきたりな校舎屋上・公営団地、味気ない日本の地方都市・公立学校を抒情に陥ることなく、悲しくも美しい無機質な神話的世界として成立させた。
     
     この監督の対象に対する優しさとユーモア、詩的資質等は類する大物さん達と比べてもよいと感じました。
     そしてこの人、愛されるべき糞バンド、ラモーンズを引用している。上記の大物は日本の巨匠小津安二郎へオマージュを捧げたが、ラモーンズとは・・・。嫉妬してしまった・・・。

  • 隠し味満載の映画

    2007/09/06 by 未登録ユーザ レクター博士

    key-yanさま。

    >孤独を匂わす描写のあとに、ブルーハーツを聞かされるぺ・ドゥナは泣いてしまう。この時点でバンドの勝利は決定的だ。演奏技術も演奏結果もおまけでしかない。このような奇跡はありそうでなかなか無い。
    >非常に繊細な細部を味わう味覚が、映画の受け手に残されているのかどうか。

     お、これですね、この映画の核心です。ぺ・ドゥナ=ソンの存在意義です。

    >愛されるべき糞バンド、ラモーンズを引用している。
     残念ながら、これは分かりません。ウィキペディアを検索しましたが、ウチラのバンドが活動していた時期とけっこう重なるのですが、ウチラはプログレですから、ちょっとジャンル違いで距離感があります・・・。

    >ただ、奇跡の結末は悲しくも美しくセンチメンタルに終わることを、この監督は理解している。
    >味気ない日本の地方都市・公立学校を抒情に陥ることなく、悲しくも美しい無機質な神話的世界として成立させた。
     そう、これがバンド云々も含めて、「学園生活」の懐かしさやトラウマ、センチメンタリズムや、日本人の琴線に触れる「泣き所」を付いてくるのだと。
    私はこの映画を観て泣きませんでしたが、映画評論家の故淀川長治先生が昔おっしゃった、「泣いて泣かなかった映画。泣かずに泣いた映画」をという表現を思い出しました。因みに「チャンプ」を表しての事でしたが。

     まあ、隠し味満載の映画でありますな。

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