パッチギ! (2005)
»レビュー
意見をしてくださった方へ
2007/07/25
by
apple
みなさんの意見を読みました。
確かに「日本の本当の歴史」と軽々しくレビューに載せてしまったことは反省しています。私はこの映画を始めて見て、人から聞いた話やそれにまつわる本によって映画と似たような場面があったのでこの映画の全てが日本の本当の歴史だと判断してしまったのです。この映画は全てが嘘だとは思いません。ただこの映画で、朝鮮の事だけでなく過去の日本の植民地にしてしまったベトナム等、被害を受けた側はされたことをずっと覚えていて、した側はすぐに忘れてしまう。それではいけない!!だからこの映画を通して過去の日本が犯した事を忘れないようにする良いきっかけとなる映画だと思ったのです。これからレビューに書き込む時は誤解を招かないように気をつけます。皆さんのご指摘ありがとうございました。
追加:ベトナムについてはホーチミンが書いた1945年9月2日のベトナム独立宣言を興味がありましたら参照してください。ベトナムはフランスからではなく日本から独立したと明確に書かれています。
1人がこのレビューに共感したと評価しています。
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Re: 日本に住んでいるならば見るべき!!!
2007/07/17 by
sikent whisper
> 学校では教えてくれない日本の本当の歴史を知ることができます。
、、、、多くの人が指摘するように、この映画は本当の歴史を語っていません。
すばらしい音楽と最後の場面が重なり感動しました。
、、、もっと名作といわれている映画を沢山観て、真の審美眼を養うことも必要では? -
Re: 日本に住んでいるならば見るべき!!!
2007/07/19 by
アバランチ
こういう投稿を「釣り」と呼びます。
これだけ論議になっていることを知りながら、反対派側を一番刺激する書き方をする。
「ほーら反論書いて書いて」とお待ちかねです。 -
それは誤解です。
2007/07/20 by
sikent whisper
アパラッチさん。それは違います。これは公共サイトですが、私はappleさん個人に書いただけで、多くの反対派を意識して、刺激するために書いたわけではありません。あのような認識で映画を観ている人が心配で(勿論、余計な老婆心ですが)常識の範囲で指摘しただけです。反対派の反論を見込んで「釣る」意図は全くありませんでした。既に反論派のレビューは腐る程読んでいるのですから。
確かに余計なことを言い過ぎといわれても仕方ない。「表現の自由」の範囲ということでご容赦ください。 -
sikent whisperさん
2007/07/20 by
アバランチ
わかりにくかったですか?
私の方の投稿はモトスレに対してです。
ご勘弁を。。。 -
Re: 日本に住んでいるならば見るべき!!!
2007/07/20 by
tarikihongan
> 学校では教えてくれない日本の本当の歴史を知ることができます。
余計なことですが、確かに《アパランチ》さんの言うように「本当の歴史」などと言うのは、刺激的ですよね。57歳なった私から見れば歴史的には何が正しくて、何が間違っているか分からないのが本当の処です。特に私の趣味である「古代史」ともなると、解釈は180度どころか360度、720度という違い(勿論こうなるのは立体的に違うという意味)も出ます。
歴史的にどうかということもありますが、現在進行中のことでも本当かな?と思うものが沢山あります。
この映画1を1968年当時に持っていたらどうなるか考えたのですが、私は当時の状況、雰意気は充分反映していると思います。不自然なところはないと感じました。 -
Re: 日本に住んでいるならば見るべき!!!
2007/07/21 by
sikent whisper
日本の国としての歴史と、個人の歴史は分けて考えたほうがよいのかもしれない。
日本の本当の歴史とは当時の政府が半島系の人を徴用して酷使したということですが、これは、歴史的には誤解だと多くのレビューアーが言っています。
1968年当時のことは国の歴史とは関係ない個人の思い出でしょうから、それは個人、個人みな違うでしょうし、この映画が当時を反映しているとは簡単には断定は出来ない。異論もあるでしょう。
あの頃GSの当人達は、誰もが実はあんな人形のような制服を着せられて会社からあてがわれた歌謡曲のような歌を歌うことに抵抗を感じていたと声をそろえて、述懐しています。本当は本場のロックをやりたくて始めた人ばかりです。皮相的なブームに踊らされるピエロの気持ちをこころの底で屈辱的に感じ、それを隠しながら、ブームの中で消耗しながら歌っていたのがあのGSでした。あわれでした。あっという間にブームは去り、みな雑巾のように捨てられていきました。そのようなミュージッシャンの内面、苦悩は、この映画は全く描いていません。そこまで描く必要があるとは言っていませんが、、、。
表面的な青春白書ですから、それを求めるほうがおかしいのでしょう。話がおかしな方へ言ってしまいました。お許しを。聞き流してください。 -
Re: 日本に住んでいるならば見るべき!!!
2007/07/21 by
odys
sikent whisper さん
>あの頃GSの当人達は、誰もが実はあんな人形のような制服を着せられて会社からあてがわれた歌謡曲のような歌を歌うことに抵抗を感じていたと声をそろえて、述懐しています。
申し訳ありませんが、典拠を示していただけますか? -
一概のは言えませんが
2007/07/23 by
sikent whisper
私が知ったのはテレビです。もう数年前ですので、詳しく覚えていません。民放でなく、スカパー?だったような気もします。あいまいでご勘弁ください。
萩原健一(ショーケン)が語っていたのを聞いて、そういうものかと驚きもしたものです。時代の寵児でもてはやされて、さぞや、人生の絶頂期と簡単に思っていたら、そのこどばに愕然としたのを覚えています。また、反面、「そうか、そういうものかも知れない」とも思いました。
それは会社からプロの作曲家がつくった多くの曲を与えられ、(テアンプターズも一部自作の曲もありますが)ユニホームを与えられていたグループに限ってのことで、全てがそうだとはいえない。ブルーコメッツは殆どが井上忠夫さんのオリジナル曲でしたし、普通のスーツ姿で演奏していました。また、GSでなく、フォークソングの人たちも自作曲で自分がやりたい音楽をやっていました。
でも時代が変わり、今のグループミュージッシャンは幸せです。グレイにしろ、ビーズ、ミスターチルドレンにせよ、みな自作曲です。また大成功した今のグループはけた違いの金持ちです。隔世の感がします。
それと比べても当時のGSは哀れに感じます。今でもずば抜けたタレント性で生き延びて活躍している堺正章のような人もいますが、例外ですね。
当時のグループサウンズはビートルズの直接の影響下で和製ビートルズが必要とされ、その需要を満たすためにあわただしく創られたものだったのでしょう。
でも今は、ビートルズの影響も稀薄となり、それぞれ個性をもった独自の音楽ができる時代となったということなのでしょう。
以上はただの私見に過ぎないので読み流してください。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/07/23 by
レディオ
>朝鮮の事だけでなく過去の日本の植民地にしてしまったベトナム等、
なんかもうどうしていいやら・・・。 -
sikent whisper さん
2007/07/23 by
odys
お答えいただき、ありがとうございます。
しかし、かなり一方的な見方だと思いますね。萩原健一が絶頂期を過ぎてから言ったことを鵜呑みにして、グループサウンズ全体に当てはめるのはおかしいでしょう。だいたい、萩原が本当に嫌だったなら、加橋かつみが人気絶頂のタイガースを脱退したように、テンプターズを辞めていたはず。結局、ピークを過ぎてからグチを言っているだけじゃないですか。多少の真実はこめられていても、それでグループサウンズの全体像が分かるわけがない。
ビートルズだって絶頂期には、ローリングストーンズなどと比べて商業主義と妥協しているといった批判があったと記憶します。しかし日本ではビートルズに刺激されて様々なグループが結成され、そのうちの一部がスターになった。商業主義の影響はあってもそれだけでグループサウンズ現象が説明できるはずがない。
そもそも、グループサウンズに限らず、世に出るシンガーは生のままで出るわけじゃない。古いところでは島倉千代子だって、美空ひばりは二人は要らないと言われて自分なりに違うイメージを作ろうとした。自分の生のままで芸能界で活動したわけじゃない。かといって美空ひばりじゃないイメージを追求すればだれもが島倉千代子になれたかというと、それも違う。結局シンガーというのは自分の個性と商業資本との妥協によって生み出されるわけで、商業資本と流行だけでできるとするのはおかしいと思う。
ワイルドワンズなんかはいったん解散しても時をへて同窓会的に演奏会を開き、それにまた聴衆が集まっている。グループサウンズにはそれなりの真実があったし、聴衆もそれを大事にしている。それをあなたのように乱暴に片づけるのは困ったことです。
そしてそれは、この板で歴史認識が語られているだけに、一層困ったことだと思うのですよ。あなたはそういう風に乱暴に過去を切り取る人なのだ、と判断せざるを得ないわけですからね。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/07/24 by
sikent whisper
そういう返事が返ってくると予想していました。
確かに、かなり一方的な書き方をしました。わずかショーケンのひとことで全てのGS全体をそうだと限定したのは行き過ぎでした。私もそう自分自身こころの底で思いながら筆の勢いでああいう風に書いてしまいました。タイガースのドラムスでと突然引退したピーもいましたね。各グループで、また人で事情は様々だったのでしょう。それが本当のところでしょう。偏狭なレビューを謝ります。
と言ったすぐあとからで恐縮ですが、余計で偏狭なエピソードを最後にもうひとつ。ブルーコメッツがブルーシャトーで大ブレークして、これで他のグループが歌謡曲的にならざるをえない方向性をつけてしまって、他のグループに申し訳なかったと語っていたのをやはりスカパーで聞いた記憶があります。
でも、考えてみたら、GSで歌謡曲が好きな人もいたでしょうし、みながロックをやりたかったわけでもないですよね。歌謡曲で満足していた人もいたでしょう。ワイルドワンズもロックとはいえないにしても、そんな分類はどうでもよいことで、爽やかな青春サウンドで「思い出の渚」は永遠の名曲だと思います。私も今でも大好きです。
またゴールデン・カップスなんてよいグループでした。ベースのマモル・マヌーさんが好きでした。あの独特のベース奏法が斬新で魅せられたものでした。
乱暴に過去を切り取る意図はなかったのですが、偏狭な書き方でそのような結果になって申し訳ない。もっと実際は多様でしたね。
訂正し、謝罪します。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/07/24 by
考える葦人(あしびと)
話が何故かループサウンズの方へ行っていますが、silent whisperさんは確かにショーケン一人のことばでGS全体を語リ尽くすのは行き過ぎでしょう。でも、謝罪していらっしゃるので、もう許して差し上げては。
odysさんもすこし言い過ぎ。silent whisperさんはGSに真実がなかったなんてひとことも言及していません。
何でも多かれ少なかれそうですが、仕事では自分が売りたくない商品を会社から売るように命令されることだって沢山ある。どこの世界でも同じでしょう。
私はむしろ、ショーケンが時代の中で着たくもない服を着て、歌いたくもない歌を?必死で歌っている姿に感動します。
途中から割り込んで勝手なことを書きました。
でも、こういうデイベイトは日本ではあまりそういう場がないですが、このコーナーはそういう意味で有意義であり、面白く読ませていただいています。自分の意見を言い合うって素晴らしいことです。 -
sikent whisperさん
2007/07/24 by
odys
再度のお返事、ありがとうございます。
歌謡曲、って言い方が少し気になるんですけどね。
GSの曲が歌謡曲かロックか、そう簡単に決められるものでしょうか?
ブルーコメッツで言えば、明らかに歌謡曲調になったのは「雨の赤坂」あたりからではないですか。
それ以前の曲を「歌謡曲」と言ってしまうのは乱暴だと思う。
たしかにビートルズのような意味でのロックではなかったかもしれないけれど、「ブルーシャトウ」にしても、或いはタイガースの「シーサイド・バウンド」にしてもそれなりにリズミカルでスピード感もあり、演歌の入った歌謡曲調とは明らかに違う。
それと、ビートルズだってビートやリズムだけでなく、メロディがあったからこそ世界的に流行ったのだと思いますけどね。「イエスタディ」だとか「ロング・アンド・ワインディング・ロード」だとか明らかにメロディ中心の曲も結構あるはず。
またビートルズと同時代のサイモン&ガーファンクルだってそうです。メロディを無視した曲作りはしなかった。
その意味で、日本のGSが日本独特の業界性を帯びていたとは思いませんけど。 -
appleさん
2007/07/24 by
odys
レディオさんもすでに書いていますが――
>過去の日本の植民地にしてしまったベトナム等
日本がベトナムを植民地にした歴史的事実はありません。
つまりですね、ここであなたの発言に疑念を抱いている人たちは、あなたが歴史についてまったく知識を持ち合わせておらず、それでいて映画1本を見て「歴史はこうだったのだ」と思い込んでしまうその軽率さを批判しているわけです。
分かります?
それと、レスを付けるときは最初の自分の書き込みを消すのではなく、他の人たちの発言の下に付けるのが普通だし礼儀だとも思いますが。 -
odysさんへ
2007/07/24 by
sikent whisper
話題が混線していますが、歌謡曲の件について返事します。
odysさんの意見はよく分かります。歌謡曲はすこし不適切な表現であったかもしれません。いずれにせよ、大きく論点がそれています。私が言いたかったのは、演歌にしろロックにしろバラードにしろ、歌う人がこれが自分の歌いたい歌だと思って歌っているかどうか、そこが話の核だったのです。
全部とは言いませんが、多くのGSはデビューすると会社から与えられたいわゆるプロの作曲家が作った歌を歌っていました。そういうあてがわれた歌をすこし揶揄して「歌謡曲」と表現してしまいましたが、正確には和製ポップスでしょうか?でもビートルズにせよ、今のグレイやビーズにしろ自分達の納得する手造りの自ら紡ぎだした音楽を演奏しています。GSでもワイルドワンズは加瀬さんの自作曲が多かったので、みな納得していたと思います。そういう意味で例外的な幸せなGSでした。ブルーコメッツも井上さんの曲が中心で、初期の「青い瞳」などは名曲だと思います。GSの例外です。それがフォークであろうが、バラードであろうが演歌であろうと関係ありません。要は他からのお仕着せか、自分達の納得する曲かということがポイントなのです。アリスははっきり自分達は洋楽でなく自作の日本の美しい歌謡曲を目指していると明言しています。フォーク歌手だから和製フォーク(歌謡曲)で納得していたと思います。「昴」は名曲です。彼らはGSとは全く別個の存在です。
当時の多くの(全部ではありません)会社からあてがわれた歌を歌うだけのGSはそういう意味で今の自己表現できるグループより可哀想であったと言っているだけです。GSを非難しているのでなく、同情しているだけです。
日本で最初にの真の自作和製ロックを歌い放ったのはキャロルの矢沢永吉さんだと思います。彼は革命的でした。真のロックの誕生です。
エルビスも最初は教会でゴスペルから始まって、結局、たまたま最先端のロックを世に広めましたが、もともとバラードが上手く、カントリーの名手でもありました。後年はロックよりバラードなどをよく歌っているのはむしろ自然です。ビートルズもエルビスを通じてアメリカ系ロックに親しむ前はポップスやバラード、クラシックだってでしょう。彼らはもともとアイルランド系で哀調を帯びた歌で育ったはずです。ロックは後から彼らに入ってきたものです。英国の土壌に根ざしたブリテッシュロックを創始出来たのもそういう土壌があったからです。ですから、「イエスタデー」は当然の産物です。すこしも不思議ではない。むしろ、よくアメリカ生まれのロックを消化して自分達のサウンドを創ったものだと感心します。
今、自作曲で頑張っているグレイなどのグループはつくづく幸せだと思います。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/07/24 by
SaltyDog
>過去の日本の植民地にしてしまったベトナム等
あなた何歳ですか?
まだ若い方ならまず歴史をもっと勉強して
軽率に安易な結論に飛びつかないように
気をつけることをお勧めします。
たとえばこのような映画を見ても、
簡単に「ああ、日本は悪かったんだ」などと
すぐ思ってしまう段階からまず脱して製作者の
政治的意図を疑うくらいの知性を持ちましょう。
もういい年の方だったら・・・
ご愁傷様です。 -
歌謡曲論議
2007/07/25 by
sikent whisper
odysさんへ
追加です。
私は歌謡曲もポップスもロックもバラードもクラシックもジャズも全て一様に大好きです。そこは誤解なさらないでください。私などがあえて言うまでもなく、どれが高級でどれが低級というものでもありません。個人の好みの問題です。
また、当時のodysさんのグループサウンズに対する個人の思い出をぶち壊す意図も全くありません。GSはあれで一時代を築き貴重な音楽を遺しました。私も青春の思い出としてこころに残っています。
ただショーケンが語っていたのを紹介したまでです。彼がGS全部を代弁したわけではありませんでした。あたかもGS全員の意見のように書いたのはたしかに誤りでした。ショーケンの個人的な述懐というべきでした。
日本のもともとの音楽土壌は歌謡曲や和製ポップスでしょうから、ロックで刺激を受けて音楽を始めた人がいつか土壌である歌謡曲やポップスへ幅を広げてもそれは自然なことでしょう。
歌謡曲という言葉はスカパーTVでブルーコメッツがブルーシャトウを大ヒットさせたことで他のGSに歌謡曲的な方向性をつけてしまって申し訳なく思っていると語っていた中で使われていたことばで私はそれを引用しただけです。誤解しないでください。またその時「雨の赤坂」なぞは、歌謡曲そのものですと幾分自嘲気味に作曲した三原さん自身が語っていたのも覚えています。堂々と胸を張って歌謡曲を歌ってよかったと思います。本来、日本人の血に脈々と流れる旋律なのですから、、、。
要はどのジャンルの音楽であろうと自分が納得してやっていれば他人がとやかく言うことではないのは言うまでもありません。
ただ、ロックがやりたくて音楽を始めて、GSでデビューして、それが出来なかった人がいたとしたら、それは可哀相だったでしょうと言っているだけなのです。
ご理解いただければ幸いです。 -
sikent whisperさん
2007/07/25 by
odys
sikent whisper さん、またまた丁寧なお返事、ありがとうございます。
うーん、自作自演でないとダメ、というお考えを持っておられるのは分かりましたが、どうも私には納得しかねます。自分の歌いたいものは自分で作るしかないのでしょうか? 他人の作った曲にだっていいものは沢山あるし、また歌い方やアレンジによって同じ曲でも全然違ったものになるわけだから、他人の曲を斥けるというのは偏狭な態度だと思いますけどね。
ビートルズはたしかに自作自演で通したかもしれない。しかしそれはレノンとマッカートニーという傑出した才能が二人揃ったという音楽史的にも稀な幸運からでしょう。歌えても作詞や作曲はできない、或いは作詞もしくは作曲どちらかの才能はすごくあるけど歌は下手、というケースだってある。一つの才能しかない複数の人間が協力して、それが最終的に曲のヒットにつながって悪いという理由はありませんよ。
例えばフォーク歌手の吉田拓郎は、森進一のために「襟裳岬」を作曲しています。作詞はまた別の人間で岡本おさみ。森進一が歌うこの曲は、それまでの彼の演歌歌手としてのイメージを打ち破って新しい境地を開かせ、また他方で歌詞も日常性や浅い感傷性につきまとわれがちだったフォークソングとは違った独自の高潔な詩的雰囲気を漂わせていて、いわば三者の共同作業によって素晴らしい成果をあげたわけです。
それと同様に、作詞家や作曲家は、従来と違ったGSという声の楽器を得て、それに見合った曲を作るべく強いられたはずです。作詞家や作曲家というのはそういうものであって、いわゆる歌謡曲歌手のためであっても歌手の特性や持ち味にあった曲を作ろうと考えていたはず。GSという、それまでとかなり違った声の楽器が登場したのだから、それは作詞家と作曲家にとっては自分の仕事の幅を広げる体験であったでしょう。音楽に関わる仕事というのは、そういう相互性を持つものだと思う。
もっともGSの歌う曲の中にいかにも受け狙いという感じのものがあったことは否定しません。タイガースなら「君だけに愛を」なんかそうでしたね。しかしそういう狙いが透けて見えるということは、要するに曲の出来が悪いわけであって、自作自演のアーティストだって曲には出来不出来があるわけだし、自分で作ったからと言って受け狙いがなくなるわけでもないのだから、GSをそれで批判する理由にはならないんじゃないでしょうか。
自作自演というのは自分の才能だけでやっていかなくてはならないわけだから、ある意味過酷な世界です。ビートルズの解散には、そういう側面もあったように見える。レノンもマッカートニーも音楽活動は続けたけれど、結局ビートルズ時代のような充実した成果はついに生み出せなかった。ポール・サイモンとかミシェル・ポルナレフとか、日本なら加山雄三なんかもそうですね。自作自演のアーティストは一定期間のうちに才能を使い果たしてしまう。長続きしている場合は、はっきり言って二流で一般の人たちにまで受け入れられていないアーティストじゃないのかな。
私はGSにそんなに思い入れがあるわけじゃないんですよ。ただ、日本で一時代を画した音楽現象であったことだけは確かだし、彼らが残したものには名曲が少なからずあると思っています。またGSで活動した人間の一部があとになって落ち目になってから発言したことは、かなり用心して受け取る必要があると考えています。活動していた本人が言ったんだから間違いない、という見方はナイーブに過ぎますね。それは、このスレッドの映画に引きつけて言うなら、日本が戦争に負けたとたん朝鮮人が日本の植民地支配を事実以上に悪く言ったり、日本人でも戦前や戦時中に日本のやったことは全部悪だったと言い出したりするのと似ていると考えるからです。
人間、やりたいことをやって食っていけるとは限りません。音楽の世界だけじゃない。商売にするならマーケティングと無縁には生きられないのです。例えばマンガだってあまりに強烈な個性を持っている漫画家なら一般受けしないということで、せいぜいマイナーな同人誌の世界で終わってしまうかもしれないわけですね。そういう事情はふまえておく必要があるのではないでしょうか。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/07/26 by
silent whisper
odysさんへ
自作でないと駄目とは言っていませんが、ビートルズも気に入った他の歌手の歌をカバーしています。エルビスにいたっては、自ら作らず多くの有能な作曲家に作らせて、その中から、自分で気に入った曲のみを厳選して採用し、歌っていました。選ぶ中で音楽に係わり、自分の音楽性を付与していたと言えます。要は、会社から与えられたものか、ミュージシャンとして自分の音楽ポリシーに忠実に、本人が納得しているかどうかだと思います。
そういう意味では、グループでは、全員の音楽ポリシーを満たす事は、大変であったであろうと推測します。音楽上の意見の相違で脱退していくメンバーもあったでしょう。長年続けていれば、いつか亀裂が入ることも当然かなとも思います。そこが、個人歌手と、グループの違いでしょうね。
GSは、いろいろあったでしょうが、それまで、アメリカのポップス(オールデイズ)を模倣するだけの日本音楽界に初めて和製ポップスを花咲かせた貴重な記念碑ともいえます。私もタイガースの『僕のマリー」や『銀河のロマンス」などは、名曲だと思います。音楽上の分類などは、どうでもよいことです。今思うとスパイダースも初期の「フリフリ」などは、かなりロックしていました。
odysさんと、色々GSについて考え、書くことで再確認にもなり、勉強になりました。面白かったです。私のつたない意見に色々ご返事いただき、ありがとうございました。
毎回、鋭く、的確で、広範囲にわたる、すこし痛い?「突っ込み」に大いに刺激されました。
お元気で。 -
appleさん
2007/07/27 by
odys
>追加:ベトナムについてはホーチミンが書いた1945年9月2日のベトナム独立宣言を興味がありましたら参照してください。ベトナムはフランスからではなく日本から独立したと明確に書かれています。
まず、以前申し上げたことを繰り返しますが、レスは元スレを書き換えたり書き足したりする形ではなく、私やその他の発言者の下に新しくレスを付ける形でお願いします。
以下をご覧になるとお分かりになると思いますが、ベトナムにあっては日本軍の進駐、つまり軍事的な支配はありましたが、正式に主権をフランスから奪ったという事実はありません。ホー・チ・ミンの言ったのは、戦時中に日本軍がフランス総督府に代わって軍事的支配を行ったということであって、フランスに代わって日本がベトナムを植民地にしたというような意味ではありませんよ。
伺いますが、あなたはベトナムについてホー・チ・ミンの独立宣言以外にどんな参考資料をごらんになりましたか?
【参考】ウィキペディアの「ホー・チ・ミン」より
日本は、南方進出の一環として翌1940年北部仏印に、1941年には南部仏印に進駐したが、親ドイツ的なヴィシー政権との関係を維持するため、在来のフランス・インドシナ政庁との共同統治体制を布いた。
日本の敗戦が決定的になった1945年8月13日、ホー・チ・ミンは全国民に総蜂起を呼びかけた。ベトミンの指導下に全国的な民衆蜂起(ベトナム八月革命)が起こり、ベトミン軍がハノイに入城して、9月2日ホー・チ・ミンはベトナム民主共和国の独立を宣言した。 -
再度appleさんへ
2007/07/29 by
odys
お答えがないので、再度書きます。
あなたの書いた他の映画へのレビューから推測するに、あなたは大学生もしくは短大生で、いまインドシナについて授業で教わっているようですね。
そういうあなたが、日本はベトナムを昔植民地にしたと教わっているとしたら、これはソラ恐ろしいことだと思う。あなたのいる大学の教授は間違った歴史を学生に教えているわけですからね。
まあ、おそらく教授がそう教えたのではなく、あなたが勝手に間違って受け取ったのだろうと思いますけれど、確かなことは、インドシナの歴史についてあなたが大学で教わりながら正しく理解していない、という事実です。
言い換えれば、あなたはこの「映画生活」であなた自身のそういう姿をさらけ出してしまっているのだ、ということです。その辺を、もう少し深刻に受け止めた方がいいのではないか、と思いますけども。 -
Re: 意見をしてくださった方へ
2007/08/03 by
ahoyan
なにえらそうにほざいとるんや。odys
>言い換えれば、あなたはこの「映画生活」であなた自身のそういう姿をさらけ出してしまっているのだ、ということです。その辺を、もう少し深刻に受け止めた方がいいのではないか、と思いますけども。
こりゃ自分のことやろが。 -
どう見られたかもひとつの側面
2007/08/08 by
路傍の石
appleさんへ
結局自分の頭で考えればよいと思います。ベトナムにどう思われたかという側面も大切です。色んな角度で考えるべきでしょうね。
日本軍は1945年3月にクーデターでフランスの植民地政府・軍を取り潰し、ベトナムを名目的に独立(ベトナム帝国)させたが、間もなく敗戦となった。しかし、その結果生じた権力の空白はベトナム独立同盟に有利に作用した。また、戦前・戦中のインドシナ派遣軍の軍規の良さはベトナム国民に好印象を与えた一方で、駐留期間の大半においてフランスの同盟国軍として植民地政府に加担したことは、結局のところ日本もフランスと同類の帝国主義国に過ぎないという印象を与えることになった。
第二次世界大戦末期の1945年に、ベトナム北部で大量の餓死者が発生した。日本の一部のグループはその原因を日本軍による大量の食糧徴発とし、推計200万人に近いベトナム人の餓死者を出したと主張しているが、餓死者数については正確な人口統計がないため明確には把握できていない。ただし、ホー・チ・ミンが独立宣言の中でフランス/日本の二重支配によって200万人が餓死したと演説しており、、、。 -
appleさんへ
2007/08/09 by
路傍の石
ベトナムの独立宣言を読んでいらっしゃって感心しました。まだお若いようですが、こういう若者が日本にいて安心しました。歴史は資料だけで分るものでもないし、難しいですね。本当のところは分らないのでは。そこを知ろうと努力するところが人間の素晴らしさかもしれません。
ベトナムの話は、重要だと思います。日本が大戦に巻き込まれていったのも東南アジアへ入っていってアメリカと対立したからです。そこからABCD包囲網が出来て経済制裁を受けて真珠湾へつながりました。今、日本の若者は近代史をあまり勉強しないようですが、それはよくないことです。
appleさんのベトナム独立宣言の話を読んで自分でももう一度近代史を勉強しているとことです。
では。
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