クローサー (2004)
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女の年齢は横顔に出る
2005/06/05
by
倉島穂高
『コンスタンティン』でも思ったんですよ。ティルダ・スウィントンの年齢・性別ともに不祥な不気味な容貌がすばらしくガブリエル役にはまっているのに、惜しいかな、コンスタンティンと対峙してぐっとアップになる横顔が疲れてやつれたオバサン顔なのよね……。本作でも、ジュリア・ロバーツの白い肌、大きな瞳、柔らかそうな髪(私は彼女の髪の質感がすごく好き。さわってみたい髪のナンバーワンです。今回はたぶんちょっと染めてると思うけど)は相変わらずの美しさなんですが、横顔だと目の下やあごの下が意外にキテることがばれてしまう。加齢は不可逆的で本人の努力だけではどうしようもないんだから撮り方に気を遣えよ、と思いますね。年輪を重ねた魅力を強調したいのならばなおさら、それなりの撮り方ってものがあるでしょうに。
ジュード・ロウの演技は完璧。自分の彼氏がこんなヤツだったらはったおしてやりたいぞ、と思わせられる点も含めて、矛盾と葛藤に満ちたキャラクターにみごとなリアリティを与えています。存在の重みもひねくれ具合も同等の役柄をふられたクライブ・オーウェンが無残に破綻しているのと対照的。オーウェンは長広舌と無精髭はダメね。『ボーン・アイデンティティ』と『ゴスフォード・パーク』では素晴らしくセクシーだったのに、『キング・アーサー』でがっかりしたのに引き続きのゲンナリで私の興味の圏外へ……
ナタリー・ポートマンとジュリア・ロバーツは、どちらも巷の評判ほどうまくはなく、下手でもなかったと思いました。ちょっと見はナタリーの圧勝に見えるけれど、これは役得というものじゃないかしら。男2人はヤなヤツ度が同等だけれど、女2人は明らかに違いますもの。脱がないストリッパーという役柄ではじける若さ・美しさと同時にちゃっかり品のよさもアピールし、登場も退場も印象的で潔いアリス=ナタリーは、見るからに作り手から贔屓されているヒロインです。まあ、年齢もキャリアも上なのに、圧倒的に不利な役柄で堂々と対等の勝負ができないところにジュリアの限界があるといえばいえるのですが。
座席指定の映画館で、2組のカップルの男性に挟まれる席にあたってしまった気まずいワタシ……物語が進むほどに、どちらの彼氏もモゾモゾしたり伸びをしたりと明らかに退屈している様子がますます気まずい……
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