バタフライ・エフェクト (2003)
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甘酸っぱい青春映画
2005/05/17
by
りんぼ
SF作品としても出来が良いと思いますが、それに加えて青春映画としても見ることが出来ると思います。
決着の着け方はエヴァンの大人への成長だと思うし、切ないけれどもこれ以上ないエンディングですね。
映画はアドベンチャーゲームをプレイしている感覚に近いかもしれません。
この分岐で間違えたから今度はこう選択、といった二重・三重の展開が面白い。
メメントにも似たパズル要素を持ち、見ながら頭を使う映画は大好きです。
このシナリオ自体六年もかけたそうで、作りこみがしっかりしている。
今までの時間旅行ものとはまた一味違ったパラレルワールドの世界観だが、あながち物理化学の世界では夢物語とも言い切れず、そういった裏打ちもある程度なされています。
映画の中でもエヴァンの特殊能力もただの超能力というものでは捉えず、いわば進化の形態として捉え化学の範疇に収めています。
大学で自分の経験から記憶に対する定説を覆そうとする辺り、極めて現実的な世界の中にいます。
その辺りがとてもしっかり構成されているので、絵空事であるのに、それだけで止まらない説得力を感じます。
中で扱っている問題はドメスティックであり、極めて深刻なものではあるので、辛辣な描写も含まれます。
また、一つ減点する部分があるのでこの評価ですが、それをここで書くとネタバレになるので書きません。
いくつか気になる部分も残りますが、そういったものを圧倒的に凌駕して傑作の映画です。
最近のこの手のものでは間違い無く一番です。
絶対もう一度見たいですね。
隠された演出や、気付かなかった点など、深く味わいたい映画です。
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