機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 (1982)
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撓る金属
2005/12/06
by
アキラ
バンダイに勤めた時、ファーストガンダムの1〜3までを見せられた記憶がある。
当時は不景気で仕事を選べなかった。想像力が貧困な連中との仕事は苦痛だった。
口先だけで伸上がった上司が解った様な口を利く。自分の話が面白いと思ってる。
仕事の時間を割いて語り、そのしわ寄せでプライベートな時間まで裂かれていた。
報道とドキュメントを勘違いして「ドキュメントなんて作品じゃねえんだよ」
などと一本もドキュメント映画と呼べる作品を見た事がない上司が吐き捨てる。
実際にその現場で殺されかけた私から聞けばチャンチャラおかしいガキの戯言。
それでも他に職のあてがない間は「はい、そうですね」と従うしかなかった。
元々この会社が関わる番組は薄っぺらくて好きじゃないので見ていなかったが
このシリーズはハマるとはいかないまでも、なかなか見るに耐える内容でした。
最近はCG技術の進歩で昔より短時間に低コストで3Dアニメを動かせるようになり
セルアニメみたいにわざわざ数コマずつ絵を描かなくても、形をプログラムして
動きを指定すれば素人でも使えるSHADEやらMayaやらWAV3Dでさえアニメが作れる。
ハードの性能次第でレンダリングに時間がかかったりもするが、便利なものです。
その反面、映像として味気なくなるって難点もある。だからこんな話をよく聞く。
ピクサーが『モンスターズインク』でこだわってたのは毛並みの質感だったとか
ボノが"STAY"のアレンジで気を配ったのは電子音っぽく聴こえなくする事だとか。
その点この時代のアニメーションは手作りの素晴らしさがその絵に表れています。
無機質なはずのモビルスーツの動き一つを見ても実に味なある動きをしています。
リアルで言えば金属だからそんなに撓る訳がないって所を、あえて撓らす表現力。
それこそマンガの"スラムダンク"やら"明日のジョー"のクライマックスみたいな
情熱を描写に込めるって事が(その力量としてはちょっと弱いが)できています。
1作目2作目と木馬VSジオンの話は長く感じたがクライマックスの決戦は見応えあり。
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