レッド プラネット (2000)
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非科学的SF映画
2008/02/11
by
牧坂満
「ショコラ」に出演していたキャリー・アン・モス見たさにDVDを購入してしまいました。監督はCMを数多く手がけたアントニー・ホフマンとのことだけあって映像的には楽しめました。またヒロインの船長の名前がケイト・ボーマンということは、スタンリー・キューブリック監督作品の「2001年宇宙の旅」におけるデイブ・ボーマン船長の孫娘という設定なのでしょうか。但し、問題点山積みのSF映画になっています。それは科学的考察による練り込まれた脚本とうたってありますが、火星を地球化するための宇宙計画にしては御粗末過ぎました。まず現代のロボット工学においての最低限度の安全機能として、絶対に人間に対して危害をくわえないという考えがあります。工学博士などの講演に行けば分かりますが、彼らは現代の自動車事故は車という不完全なロボットの状態で生産化したことに問題があるとさえ言い切ります。富士通ファナックのロボットによる生産工場に見学に行ってみると工学博士たちの言っていることを理解納得出来ます。よって、2050年製のAMEEにリモートコントロール装置が整備されていない科学的ミス。火星軌道上で太陽の表面で起きるフレア爆発により、γ線が宇宙船に降り注ぐγ線バースト状態に陥ります。でもγ線って放射線の一種なので、人体に対する殺傷能力や物質への変性作用はありますが、宇宙船自体がパニック状況になることは変ではないでしょうか。また太陽系の星では火星より地球の方が太陽に近いのですから、フレアによって地球は壊滅していなければなりません。科学の集大成としての火星地球化計画なのに火星基地が崩壊していた事実を何故NASAは知らなかったのでしょうか。現代でも存在するテレメトリー機能すらなかったというのでは理科好きな小学生でも失笑してしまうではないでしょうか。マトリックスのスタッフとCM監督による映像の楽しさとキャリー・アン・モスの魅力に助けられて20点アップしました。
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