プロフェッショナル (1966)
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ランカスター・アクションの集大成
2007/01/28
by
夢寝由来
リチャード・ブルックス監督にとって10年ぶりの西部劇。西部劇は専門ジャンルではないが自身の痛快な脚本と豪華キャストによって傑作になった。モーリス・ジャールの音楽は可もなく不可もないが、コンラッド・ホールの望遠を多用したカメラワークの切れが良い。
富豪実業家に雇われた4人の専門家(銃・馬・弓・爆薬)たちが誘拐された?若妻を革命軍要塞から奪回する話。
銃のプロがリー・マーヴィンで実年齢は最年少だが、遥かに老けて見えるからリーダーとして違和感はない。馬のプロがロバート・ライアンで最も地味で前半に熱中症で倒れ時には見方を危機に招くが情をもっている。弓のプロ=ウディ・ストロードはリーダーの忠実な部下といった感じ。本能とハッタリで世渡りしている爆薬のプロをバート・ランカスターがパワー全開で演じる。キャラは同監督と組んだ「エルマー・ガントリー」に似ている。4人は個人技+連携プレイで次々に危機・難関を克服して若妻CC奪回に成功するが、逃避行最後はやはりランカスター単独vsジャック・パランスら追跡隊複数の岩場銃撃戦になる。ここでパランスが“金の為に死ぬ奴は馬鹿だ”と言うとランカスターが“女の為に死ぬ奴はもっと馬鹿だ”というやり取りが良い。リーダーの座こそマーヴィンに譲っているが、ロック・クライミングや逆走機関車の貨物車屋根を走る等の見せ場はランカスターがしっかり独占しています。もしかしたらランカスターの映画生活20周年記念映画かもしれない。
4人がこのレビューに共感したと評価しています。
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メニーサンクス
2008/02/04 by
牧坂満
映画生活の若葉マーク者ですので、折角、レクチャー頂いた「七人の侍」の論評を見ることができませんでした。再度、詳しく教えて下さい。…但し、貴殿がご興味を持たれ評論された「プロフェショナル」はハリウッド映画界がイタリアンウエスタンに乾坤一擲の反撃に出た記念すべき名作西部劇ですね。リチャード・ブルックス監督の西部劇で、豪華キャストは4人の専門家たちだけに限らず、若妻役にクラウディア・カルディナーレを起用、革命軍のボスにジャック・パランスという凝り用は見事でした。ウディ・ストロードはセルジオ・レオーネ監督による「ウエスタン」でもいい味を出していましたが、私が最も好きな黒人俳優でもあります。ジャック・パランスのセリフ“金の為に死ぬ奴は馬鹿だ”は「続・夕陽のガンマン=地獄の決闘」の三人に言える言葉であり、バート・ランカスターの“女の為に死ぬ奴はもっと馬鹿だ”は当時の女性ファンが三人にはこうあって欲しいと願ったヒーローの条件なのではないでしょうか。硬派のリーダーにマーヴィン、軟派のヒーローにランカスター、いつもヘマをやる脇役にライアン、信頼出来る部下にストロード。イタリアンウエスタン以後の「ワイルドバンチ」と並ぶハリウッド製西部劇の傑作であり、ランカスターの映画生活20周年記念映画にも大いに賛同します。
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こちらこそ感謝!しています。
2008/02/08 by
夢寝由来
牧坂さま、びっくりしました。
>ランカスターの映画生活20周年記念映画にも大いに賛同します。
という意見。感激です。淀川長治さんが存命なら“お馬鹿さん、そんな事を思うヒマがあったら「山猫」を見なさい”と一喝されそうですが…。
私は『孤独で偏屈な世捨て人』を演じるランカスターを敬遠してます。やはり原点である『熱い豪快な行動派』に惹かれますから。双方隔てなく受け入れられる人はかなり心の広いファンらしいですが淀川さんは間違いなく【山猫派】の代表でしたね。
また、「続・夕陽のガンマン/地獄の決闘」や「ウエスタン」や「ワイルド・バンチ」(ライアンのキャラが本作と重なる)へのつながりも参考になりました。
今後も情報及びご指導を宜しくお願いします。
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