電車男 (2005)
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かっこ悪くてもいい
2005/06/22
by
りんぼ
電車男の過去ログは読んでいましたが、それ以上に映画としての構成の良さ、見せ方がしっかり出来ているのは本当に良かったと思う。
特に恋を諦めかける電車男にはものすごくシンクロしました。
ちょっと自分の失恋経験を思い出しましたね。
だからエルメスの台詞は凄く胸に突き刺さった;;;
いや、辛いほうでね・・・
この映画、特に上手いのは掲示板の住人たち。
出て来る全員に愛着が持てるように設定したところが良かった。
夫婦の話も凄く良かったし、看護婦、三バカトリオ、ひきこもりと、それぞれの人生を浮き彫りにさせながら同時に物語が展開していくのはオリジナルとして成功していると思う。
彼らは電車男のキューピットとなって彼を成長させていくが、実は自分たちも成長していくという展開にはすごく温かみを感じました。
だから随所で自然と涙腺が緩んだのでしょう。
決して泣かせの映画ではないのに、自然と涙が出て来る。
私はこういう涙が一番好きです。
そして電車男の山田孝之さんが凄く良かった。
私は見る前に一番気になっていたのが電車男自体がどう描かれるかだったのですが、すんなり彼で受け入れることが出来た。
本当にダメなオタク青年として描かれていたことが良かったし、ちゃんとかっこ悪いところをかっこ悪くしているところが良かった。
この辺りをしっかりすることで、この映画は成立していると思う。
見る人によっては告白シーンの電車男はかっこ悪く映るかもしれない。
実際、映画館で横に座っていたヤンキー風の人たちはこのシーンで退席したりしていました。
でも、私はこのシーンの彼のボロボロさに胸を打たれたし、逆にかっこ良く見せようとしたらダメだと思うのです。
結局、オタクであれ誰であれ、見てくれなんかより最後には自分の中の真心が重要なんだと、ちょっと教わった気がしました。
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