蝋人形の館 (2005) »レビュー

田舎雰囲気ホラー系が好きな方なら!

70点 2006/04/16 by dante

蝋人形の館

 ジョエル・シルバー&ロバート・ゼメキスの立ち上げたダークキャッスル・エンターテイメントの第五弾作品。
 自分はダークキャッスルエンターテイメントというだけで優先的に、そして少し贔屓目に鑑賞してしまいます。
 内容の良し悪しに関わらず、このホラー映画ブランドは結構「こけおどし」が多いです。
怖いことは怖いし、登場人物も犠牲にはなるんだけどそこまでに行くのに「幽霊屋敷」のようなノリを通過しなければならない。
「なんかなぁ〜〜」という感じ。

しかしこの作品は今までと少し毛色が違います。
きちんと全編に渡り「不穏な空気」と「真の恐怖感」を漂わせています。
どちらかと言えば「テキサス・チェーンソー」のような感じ。
これはリメイク前の「蝋人形の館」では見られなかった演出でまさに「今風」なのでしょう。

ヒロインもたくましいです。
「テキサス・チェーンソー」のジェシカ・ビール、「クライモリ」のエリザ・デュシュクを彷彿とさせます。
まさに傷付き、精神を磨耗しながらも戦うヒロイン像です。


登場人物はいたってシンプル。
人間よりも蝋人形のほうが多いですw
それだけに最後の「オチ」は途中から読めてしまった。
むしろ最初と最後の「彼」と殺人鬼ヴィンセントが双子だと思ったくらい。


クライマックスの燃え上がる蝋人形館の中での対決は中々良く出来ていると思います。
ラスト直前の、ヴィンセントがナイフで蝋の壁をゆっくり切り開き一卵性双生児の人形を切り離すという比喩は個人的に好きです。
その後のヴィンセントとボーの折り重なりも。


オチは観る側を少し驚かせるくらいで、「それでその後は!?」と引っ張る感がなくていいです。
これで終わりときちんと区切りをつけてくれるホラーは潔くすがすがしいものです。


未公開映像・「Jennifer Killed」はストーリー的には蛇足ですが、削るには少し勿体無い演出シーン。特典として確認できて良かったです。
その他メイキングも楽しめます。


エンドテーマMY CHEMICAL ROMANCEの「HELENA」はかなりイイです。
ちょうどこの数週間前にアルバムを100円で入手。
青田狩りのつもりで買ったので奇妙な偶然に嬉しい驚きでした。


期待していなかったけど意外に面白かったので
70点

痛々しいシーンも多いので耐性ない方はご注意を。

 

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採点者数
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満足度平均
72
ファン
2人
観たい人
7人

 

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