ALWAYS 三丁目の夕日 (2005) »レビュー

熱い論争を拝見して

50点 2006/12/28 by 未登録ユーザ tosizou

初めてです。
何とはなしに、このサイトにぶち当たってしまった。
そしたら、あの映画『三丁目のーー』で熱いやりとりをしているので、面白くて、参加したくなってきた。
 
と言うのも、僕は、昭和33年当時は11歳で、ちょうどあの映画に出てきた子どもらと同世代なのです。
と言うより、今、『2007年問題』視されている団塊の根源たる22年生まれなんです。

僕は、あの映画を視終わって、正直言って落涙しました。
でも、何に涙したのかと言うと、最後の場面で茶川と子どもが抱き合うシーンになんです。
あれは、あの当時の設定でなくても(いつの時代、どこの国でも)、あのようなつくりをされれば、顔中くしゃくしゃにされるんですよね。そして、ああゆうシーンは大体見ている側も想定できる。そのとおりに終わってくれたみたいな、ちょっとがっかりするものでもあったが。
僕は、その後でしたか、なぜ、あそこに東京タワーの建設が必要なのか、わからない。
ただ、単純に、『その当時に、東京タワーはできたのです』と視聴者に伝えたかったのかなあ。
何か、安っぽくて。

着ている物の論議もありましたが、僕らも、穴の空いている服を平気で着ていましたね。
ああ、場所ですが、東京の中央線で下って、杉並区の駅の近くです。当時、あの辺りの駅の周りは、赤線だか青線だかの名残がまだあって、そして、戦後の復興真っ只中のときで、建物のつくりが粗末で汚く不潔でした。
でも、それは、今だから言えることで、当時はみんなが、同じだった。ひざ小僧には穴が開いていたし、”青ッパナ”たらしている子が本当に多かった。そして、よくオデキが出来た。よく、お袋が、「たこの吸出しだよ」といって、塗ってくれたのを思い出す。

古きよき時代などという表現をされるけど、今だから言えるんだよね。当時は、必死に、みんな生きていた。
だって、駅には、まだ、体中に白い包帯を巻いた傷痍軍人が\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"物乞い\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"をしていましたからね。
そして、いわゆる、禁止用語の『乞食』という人たちもたくさん町を歩いていました。それは、今のホームレスなんかよりずっと、もっと惨めな姿でしたね。
戦争の爪あとですか。
犠牲になった人たちでしょうね。

あの映画、見終わって、涙はしたけれど、何か違うって感じ残りました。
冷蔵庫。
僕も、何か、抵抗を感じましたよ。あの当時は、モノを大切にとか、リサイクルとか、粗大ごみとかの観念がなかった。だから、捨てるってコトには抵抗はないんだが、何だか、電気冷蔵庫に変えると言う動機が簡単すぎる。高かったし。
テレビは、確かに、ああでしたね。
プロレスが始まる金曜日の8時になると、大勢集まってきた。でも、隔週で、デズニーと交代でやっていたから、「なんでえー」なんていって帰っていったおじさんもいた。そうそう、あの番組『三菱ダイヤモンドアワー』っていうんだった。

あの当時を知らない人間が、映画、作るとああなるかもね。タケシやタモリでも入れて(同世代)作れば、も少し細やかだったかも。

全体として、あの町並みはどうして作ったのかなあ、と感心してみていました。
僕は、映画については、全くの素人で、CGというものも良く知らない。
だから、あんなに見事に作れるのかって感動してました。
でも、それと、当時があのままだったかと言うと、ちと、違う。『臭い』が感じられないのです。
僕の家の周りにも、まだ戦前に作られたアパートがたくさん残っていて、とにかく汚ねえし、臭いんだよね。独特の『におい』ってものがあった。
ションベン臭い。

あの映画、きれい過ぎて、クサさが伝わってこない。
そう、全体として、美化しすぎかな。
昭和30年代でしょう、そんなにいい時代であるわけがない。
政治的にも、大きな疑獄事件もあったし、冤罪と言われている殺人事件もあったし、その中で、庶民はぎりぎりの生活を強いられていた。だから、隣から、しょうゆでも砂糖でも借りるのは日常で、そうしないとお互いに、生活が成り立たなかったんですよね。
奇麗事じゃないんだよね。

最近、映画と言うものが良く分からないんです。
あの『ラストサムライ』
ぼくには、どこがいいんだかーーー。
何も、感動しない。
同時期の『たそがれ清兵衛』は、庄内地方でしたか、当時の武家社会や風俗描写が良く描かれていました。
でも、藩を代表して果し合いをして、見事相手を倒すって言うのも、ありきたりでつまらない。あんな結末にしなくても、といいたい。
原作は山本周五郎ですか。彼の作品だからって、全てがいい訳ではないでしょう。
せっかく良かったのに、最後のくだりがつまらなかった。
今度の、『武士の一分』
どうなのかなあ。
僕は、ひねくれ者だから、今から”キムタク”に文句が出そうでーーー。

 

5人がこのレビューに共感したと評価しています。
ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。

  • Re: 熱い論争を拝見して

    2006/12/31 by 未登録ユーザ ラヴィ

    自分はs45年生まれですが、だいたい同じ印象です。
    ただ、暗部を排除するのはそれほど罪ではないと思います。
    そういうことに気の回る人はそもそもこの映画にはあまり関心がありません。
    他の映画を見て存分に愉しめることでしょう。

    この作品にまつわる肯定的なムードは
    見せる側と、楽しんだ側の、曖昧な部分がうまくかみ合って(実際はちぐはぐなんでしょうが)できたものでしょうね

返信を投稿

名前 ※ニックネーム可
メール ※表示されません
見だし
内容
※ネタばれ、個人・作品に対する誹謗中傷はご遠慮下さい。
※ネタばれや質問などは掲示板
オプション この作品のお知らせメールを受け取る(返信をお届けします)


掲載情報の著作権は提供元企業などに帰属します。
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.

ユーザログイン

Mail
Pass


この映画のファン

  • のびた
  • 名画座の怪人
  • OJN
  • ミ⇒ジュ☆
  • アオ
  • 一休小僧
  • w×6
  • yoshi
  • しぃ
  • イチゴ娘
  • JackEnzo
  • もんちゃ
  • くぼてぃん
  • jjj
  • ジンジャー

 

ユーザ登録をするとこの映画のファンに加わることができます

関連動画クリップ

動画未投稿です

動画を投稿する

関連DVD

-ALWAYS 三丁目の夕日-夕日町のひみつ

  • 定価:2940円(税込)
  • 価格:2521円(税込)
  • OFF:419円(14%)

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版

  • 定価:7140円(税込)
  • 価格:5826円(税込)
  • OFF:1314円(18%)

ALWAYS 続・三丁目の夕日[二作品収納版]

  • 定価:6930円(税込)
  • 価格:5475円(税込)
  • OFF:1455円(20%)

携帯で見る

qrcode

満足度データ

100点
229人(36%) 
90点
119人(19%) 
80点
120人(19%) 
70点
56人(8%) 
60点
44人(7%) 
50点
22人(3%) 
40点
10人(1%) 
30点
8人(1%) 
20点
5人(0%) 
10点
6人(0%) 
0点
5人(0%) 
採点者数
624人
満足度平均
83
ファン
44人
観たい人
94人

 

満足度ランキング

満足度 投稿数 観たい ファン 全作品