ギター弾きの恋 (1999)
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画面の裏から熱く語りかけてくる
2005/08/31
by
理屈屋
淡々と、あたかも実在するかのような、しないかのような、とあるギター弾きの恋を語る物語です。
この人は本当にいたんだろうか?この話は実話なんだろうか?
そういう疑問を抱えながら見させられるのが、現実とも空想とも見分けのつかない、何とも言えない微妙な雰囲気を作り出す効果を上げています。
監督はウディ・アレンさんでして、非常に独特の雰囲気です。
監督の作品を見させていただくのは、まだ3作目なんですが、手法と言い雰囲気と言い、伝えようとしていると思われるメッセージと言い、全てに一貫したものを感じます。
この作品のみに独特なことを言いますと、全編音楽が途切れる事がないと思えるほど、常に切なげなギターの音色やジャズの音楽に溢れています。
哀しく切ない雰囲気を作るのに大きな効果を発揮しています。
お話としては、変人と言えるほど個性的で利己的なアーティストであるギター弾きの男が、純真で欲のない、もしくは自分の欲望に素直な、悪というものを微塵も感じさせない女性と出会い、そして別れるというだけの話であるように見受けられます。
論理的なイメージは全然ないにもかかわらず、画面の裏からもの凄く熱っぽく、しかも相当に理屈っぽく、説明したがり語りたがっているように感じます。
嵐のように降り注ぐその目に見えない言葉の雨に、私の頭は一杯になってしまい、画面を見る目には、自然に涙が滲むのでした。
不思議な映画です。感動すると思います。
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