ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] (2005) »レビュー

愛すべき4人のキャラクター。

70点 2005/10/29 by 碧井ライト

ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]

 他のアメコミ作品よりも知名度に欠けるものの、配役が優れているからか、なかなか楽しめた。痛快だし、迫力があるし、飽きさせない。軽快なジョークを飛ばしながら、ややこしい部分は相当割愛する軽いタッチに仕上げているけど、この手の作品なら単純明快でOK。頭の中をカラにできる。
 ストーリー性は薄く、CGも特筆すべき点がないため、本作はファンタスティック4のメンバー4人のキャラクターで支えられていると言っていい(もちろん、ヒール役はいる)。この4人、スターを揃えている訳じゃなく、一見、大した奴らじゃなさそうだが、なかなかの曲者である。僕が知ってたのは、『セルラー』で注目株のクリス・エヴァンスぐらいかな。いや、ヨアン・グリフィスは『キング・アーサー』に出ていたっけ?っていうぐらい、イメージが違う。ベン・グリム役のマイケル・チクリスも渋いけど、やっぱりこの人、スー・ストームを演じたジェシカ・アルバでしょ。終始、目がクギづけ。美しいけど、幼い可愛らしさを包含する彼女、僕は未見の『ダーク・エンジェル』に出ていたらしいけど、要CHECKアクトレスだ。
 繰り返しになるが、ストーリーはとにかく割愛している。「ちょっと、良いとこ取りなんじゃないの〜」って気もしないではないが、新しいスタイルとして受け入れられると思う。観客が何を望み、何を観に来ているのかで、色々なカタチがあっていい。スピード感のある、取捨選択の時代だから。
 僕自身はスパイダーマンも、バットマンも、デアデビルも思い入れがないので、比較する必要もないけれど、ヒーロー像としては弱い。1人1人じゃ悪役にかなわないんじゃないかな。だけど、そこが愛すべき点でもある(昔の阪神タイガースみたいに)。続編は間違いなくあるでしょう。ただ、次回もこのキャストが揃わないと、あまり面白くないような気がする。(Koji.H)

 

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