クラッシュ (2004)
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ポール・ハギスの怖さ
2007/05/19
by
としぞ。
オープニングすぐに映し出される、幾筋もの轍が交錯する映像は、ぶつかり合い、通り過ぎていく心のメタファーか。ならば、そこに降り注ぐ雪の意味は・・・?
人種や格差による差別や銃といったアメリカの社会病理を、様々な人間による群像劇の手法を取ることで複合的な視点を提示した物語。「ミリオンダラー・ベイビー」でその才能を世に知らしめたポール・ハギスの脚本・監督作だけに、複数のエピソードを有機的にリンクさせながらひとつのテーマに収斂させる構成は見事。いわゆる「感動的なヒューマンドラマ」として成立しているのだけれど、そんな「感動」よりもハギスの怖さを強く感じた。個人的には、その「怖さ」の先にあるものがハギスの伝えたかったことなのではないか、と思うのだが、それについて書くにはネタバレになってしまうので、掲示板に続きをアップします。興味が沸いた方がもしおられたら、そちらをご覧ください。
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