ホテル・ルワンダ (2004)
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仁義なき戦いアフリカ篇
2008/03/31
by
牧坂満
ルワンダの大虐殺の写真がマスコミによって、全世界に報道されたとき、何も出来ない自分自身に酷く腹立ちを覚え、事後処理に過ぎませんが、所属する“ライオンズクラブ”を動かして、全世界のライオンズクラブから募金と人材派遣を募って、行方不明者の探索と精神的障害を負った人々へのケアーのために国境無き医師団とナースを派遣する一翼を担いました。
死体が折重なって急流を下りアフリカ最大の湖ヴィクトルア湖に流れ込んだので、その死体を魚取り用の小舟に引き上げる人々。クルディスタン、ボスニアヘルツェゴビナ、ソマリア、イエメンなど戦争や内戦による大虐殺は後を絶ちませんが、深作欣二監督が映画「仁義なき戦い」で述べたメッセージ…“人間の世の中から戦争という名の暴力が消え去るのはいつの日であろうか”を思い起こさずにはいられません。
「ホテル・ルワンダ」は冷静沈着な男が、絶体絶命の危機をインサイドワークで切り抜けて、自分自身と周りの人々の生命を守り抜く話ですが、主人公を演じた俳優の迫真の演技が見事で、観客である私たちに生命存亡の危機状態を擬似体験させてくれました。
しかし、ルワンダの川を流れ、ヴィクトルア湖の岸辺や道路に溢れ返る死屍累々の画面に圧倒されながら、その死に希薄感を覚えてしまうのです。死者たちの親類縁者にとっては重い出来事なのですが、紛争や戦争による大量殺戮行為の結果となると、その死を希釈してしまう面は否めません。
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