白バラの祈りゾフィー・ショル、最期の日々 (2005)
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ある女性が貫いた信念(75点)
2006/04/08
by
むぎわら帽子のジミー
反ナチを掲げたレジスタンス活動を行った罪に問われて処刑される、実在した女子大生ゾフィーの最期を描いた映画。彼の兄が同時に捕まり、同じ運命を辿ることを考えると彼を主人公にしてもよさそうなもの。しかし、あくまでもカメラは全編に渡ってゾフィーに密着しています。やはり、こういう映画は女性を主人公にしたほうが、より観客の心に深く刻み込まれるんでしょうね。
感情的に盛り上げたりはせず、あくまでも時系列に沿って、たんたんと逮捕→取り調べ→裁判→処刑という過程を描いていきます。回想シーンは一切なく、BGMも控えめで、観客は経過をじっと見守る存在と化す...
私は、ナチス時代に興味がある人間なので、ラストまでまったく退屈しなかったけど、そうでない人が観ても、のめり込めるかどうかはちょっとわからない。しかし国は違っても、当たり前のように自由を謳歌している私たちの "今" があるのは、過去に命をかけてそれを勝ち取った人たちのおかげ、というのは知っておく必要があると思う。
取り調べがいつしか議論と化しているあたり、「さすがはドイツ人!」と思いました。同時に、ナチスの側にも慈悲や良心を持つ人がいたことが描かれていることも印象的。ゾフィーを演じたユリア・イェンチの演技に、喜怒哀楽のメリハリが欠けていたのが難点でしたが、昨年の「ヒトラー 最期の12日間」に続いて、見応えがありました。こういう映画は何本でも観たい! さて、「ヒトラー・カンタータ」は、いつ一般公開してくれるのかな?
2006/04/08 名演小劇場(2)
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