ジャケット (2005)
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その男は二度死ぬ(55点)
2006/06/04
by
むぎわら帽子のジミー
湾岸戦争で負傷した男が、収容された精神病院で実験めいた治療を受けた際に未来への時間旅行を体験する、というお話。舞台となる時代が1992年、男が時間旅行する未来が2007年という設定で、現代人には「まだ記憶にある浅い過去」「ほんのちょっぴり先の未来」を描いているものの、15年間の社会や世相の変化はほとんど取り上げず、主人公のプライベートな範囲での人間関係のみに終始しています。
記憶に障害があり、ある状況下に置かれると自力でタイムワープできるようになる設定は、たしかに1年前に公開された「バタフライ・エフェクト」に似ています。個人的には好きなタイプのストーリーで、前半は興味津々でしたが、中盤あたりで集中力が切れてしまった。彼が何をしようとしているのか、あやふやに感じてしまったのです。通りすがりで出会っただけのヒロインの行動も、やや不自然に感じた。
私にはよくわからなかったけど、この映画は未来のない男の未来を描くことで、未来に希望を託しているような気がする。人間にはいつか訪れる "死" という未来が待っているが、そこにたどり着く過程でどれだけ多くの人を幸せにできるか? を問うているのだと思う。
2006/06/02 ゴールド劇場
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