ブレイブ ストーリー (2006)
»レビュー
もっと無駄を減らして
2007/07/24
by
ゴウ
なんとしてもヒットさせなければ!というプレッシャーからなのか、とにかくたくさんのシーンを詰め込みすぎで忙しい展開だ。この、次から次へと先に押し出される感じは、近年のアニメのトレンドなのだろうか??お話の流れを必死になぞっているだけという感じなので、感情移入が難しく、その後の感動させる予定だったストーリーも台無しになっている。序盤でもっと丁寧に、人物同士の愛情あるコミュニケーションを描くべきだろう。キャラクターの心の流れが唐突なのである。
顔だけ出して、いる意味のないキャラクターも多い。絵づら、見栄えのためにキャラクターを用意するのではなくて、映画であることを考えて、キャラクターの数を絞り、逆に主人公とのコミュニケーションの密度を上げた方がいい。
ミツルとワタルの絆の描き方ですら浅いから、ラストだってウソ臭く、心が揺さぶられない。そもそも主人公がビジョンという世界を気に入るとするエピソードが描かれていないのに、いきなり家族のことよりビジョンを救いたいと言い出す気持ちの変化も、「はぁ?」という感じだった。
また、全体的にド派手なシーンで押してくるわけだが、ド派手は最後の最後に取っておいてほしい。映画はスタジオの技術力を見せびらかす場所ではない。キャシャーンよろしく、力加減のバランスが悪く飽きがくる。
とはいえ、最後、運命というものに対しての解釈が、子供にも大人にも訴えかけるものであり、ただ魔王を倒して終わりというファンタジー作品でない点は評価できるだろう。きっと原作は、もっともっと面白いんだろうなぁ、そう感じさせてくれた作品だった。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.









