ぼくを葬る (2005) »レビュー

どう生きるのか

90点 2007/06/19 by 未登録ユーザ たまリンゴ

ぼくを葬る

最高のエンディングシーン。心の奥底に焼きつく1カットでした。
どう死を迎えるかは、どう生きるかということ。
「僕は一人で死ぬはずだった」という言葉とは裏腹に、疎遠になっていた愛する人々と自分の中で折り合いを付けながら、静かに、静かに死を迎えるロマン。
あのラストシーンは、決して哀しいものなのではなく、どう彼が生き、生を全うしたかが描かれていたのだと思う。だからこそあの穏やかな顔があるのだろう。
この世に生きている以上、人との関わりをゼロにして、死を迎えることは出来ないのだと実感した。

圧巻は、ジャンヌ・モローの存在感。
あのしゃがれた声で「今、あなたと死にたい」と一言。
フランソワ・オゾン監督は、本当に大物を使うのが上手ですな。

追記ですが、日本版トレーラーで使われていたBGM、かなりイケてます。すごい探しまくって、やっとCD手に入れました。

 

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