ぼくを葬る (2005)
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極めてシンプルでパーソナル
2008/04/13
by
Hiro.
DVDにて鑑賞。
オゾン監督の作品はこれで4作目の鑑賞。
どこがいいのか、明確にわからずに、なんとなく気になって追いかけていたのだけれど、今作でそれが見えた気がした、かな。
主人公はフランス人の若手のクリエイタで、ゲイ。
監督個人を強く反映したキャラクタであるという想像は僕でなくても自然と導き出されるものだと思う。
その彼が突如、余命3ヶ月を告げられて、自分のなかの抽斗を整理してゆくというストーリィ。
家族との、過去との、仕事との、未来との関係を自分なりに整理し、けりをつけてゆく。
上映時間も短いので寄り道も複線もなく、極めてシンプルなストーリィ。
オゾン作品らしく、映像は繊細で美しく、フランス映画らしく(?)BGMもほとんどない。
また、登場人物の数も、数えるほどで、ストーリィとカメラは主人公のロマンからは離れることはない。
このシンプルでパーソナルな展開だからこそ、今まで見てきたオゾン監督の作品よりもわかりやすいし、見えやすい。
あくまで個人的な感想ではあるけれど、
この人の作品は、全部、
何かを失う。もしくは失おうとしているヒトが、
その喪失を自分のものとして受け入れる。
その姿を描いている。
僕が惹かれたのは、その部分なんだということ。
たとえば、この作品なんかでは死に至る病気の表現が綺麗過ぎるとか、そういう部分が気になることがあるかもしれないけれど、優先されたのは、心象であるということを思えれば、そこは問題視なくても言いかと割り切れるかな。
少なくとも、アキモト映画なんぞよりは、こちらのほうを支持したい。
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