カサノバ (2005)
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ヴェネチアに行きたくなる。
2006/07/06
by
りんぼ
予想外に純愛映画でした。
いや、純愛の範疇をどこまでにするかで微妙なんですが、結末を含め予想外でした。
大元の「カサノバ」はあまり知らないので、どの辺りまでがオリジナルなのかは知りませんが、この映画は独自の路線を進んでいる気がっする。(間違ってたらすいません)
そういうところも含めてなかなか面白い。
全体的にはシェークスピアを彷彿させる内容だ。
自分の正体を隠したり、勘違いしたりという恋愛ものの展開は、現代ではあまり見られなくなったが、写真が余り普及していないこの時代ならではの話が逆に新鮮に感じた。
また、もっとシリアスなものかと思っていたら、随所に小気味の良い笑いがあって飽きない。
登場人物が皆、好感が持てることも重要だろう。
脇役がなかなか良かったのも見所。
気に入ったのは、カサノバの家来。彼がなかなか良い味を出している。
カサノバの活躍も、彼のサポートがあったればこそだろう。
それから、ヒロインの母親。彼女は後半でとても魅力的だ。
恋をすると人は綺麗になるというのを照明しています。
本筋はカサノバが真実の愛を知るまでの話になっている。
カサノバが多くの愛を求めるのは彼の中に大きな喪失感があるからだ。
そして、カサノバが多くの女性に恋するのと、真実の愛を見つけるの過程が、家族の喪失と獲得に符号する。
喪失感が真実の愛で埋められ、結果、家族を得る。
そういう見方をすると、この映画はカサノバの成長物語と見れなくもない。
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