カサノバ (2005)
»レビュー
「これは私の物語ではない」(カサノバ談)
2007/04/06
by
理屈屋
あの、これ、詐欺ですよ。
正直に言って、これが第一感の感想ですね。
いや、ちゃんと「これは私の物語ではない」って、ご丁寧に冒頭でイキナリと最後に再びと、2回もちゃんとお断りが入ってはいるのですけれど、「カサノバってどんな人物なの?」とか考えて「この作品を見てみようかなー」と思って見た人は、映画が終りそうな頃になって、「ちょ、ちょっと待てぃッ!」もしくは「ええかげんにせいよッ!」と、声に出して言ってしまうでしょう、たぶん。
ま、カサノバという名前のプレイボーイが出てくる、軽快で楽しいラブ・コメディ(しかもコメディの色の方が濃い)ではありますが、いわゆる「カサノバの物語」ではないので、注意が必要ですね。
ただ、非常に個性豊かだったり、人とちょっと違った考え方を持っていたりする人々がたくさん出て来て、あーでもないこーでもないと騒動を繰り広げ、主人公のカサノバなる色事師の目論見がバレたりするのではないかなどとハラハラさせられつつ、最後には予定調和的であったり、部分的に史実を大きく歪めたりしつつ、それなりに満足の行く結末に行き着きはするので、ま、楽しくて面白い作品ではありますが…。
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