鉄コン筋クリート (2006)
»レビュー
忠実に描かれた世界観。
2008/03/18
by
ゴリアテ
松本大洋作品の世界観を忠実に見事な程に描いた作品。
スピーディー感に宝町という世界観が非常にキャラクターとマッチしており、宝町を見ているだけで十分に楽しめる。
空から見た町の風貌が見事だ。
声優の起用もお見事で特にシロ役の蒼井優は端から喋っていても存在感が際立つし、重要なシーンほど見事な演技を披露してくれる。
クロやネズミや木村もどれも見事な程嵌っておりキャラクターに命が吹き込まれた感じだ。
内容は観念的なものが描かれているので、後半以降は非常に内容が掴み辛い。
孤独と仲間、闇と光、クロとシロ、色々と対比をさせながら自分自身と戦うクロの姿は印象的だ。
対照的な二人ながら支えあいながら今まで生きてきた。
そのバランスが崩れる(宝町の同義に)事でクロの孤独(闇)が浮き出て、闇に支配されていく姿がイタチという(冒頭のマッチが効果的に演出されている)もう一人の自分に上手く世界観をマッチさせて演出されている。
ただ、やはり入りづらい世界観かもしれない。
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