魂萌え! (2006)
»レビュー
熟年女優の演技を堪能
2007/02/13
by
vivie
いゃあ、すごかったですね。風吹ジュンVS三田佳子、本妻対愛人の一本勝負。「年上の愛人に負けられるもんですか」、「十年も愛人がいたことを知らなかったくせに」、二人の意地のぶつかり合い、青い火花が散ってるって感じでした。おふたりの演技がまた出色で、自分と境遇は違っても、どちらにも共感させられましたが、同時に切なかったりもするのは、阪本さんの手腕でしょうか。
しかし、ただ考えても埒が明かないことに拘泥していても、状況は変らないわけで・・・・。というわけで、見知らぬ世の中に足を踏み出し、あちこちに頭をぶつけながらも、もっと自由に、もっとしなやかに、魂の開放を遂げて行くヒロインに大いに共感。常盤貴子が演じる娘の視線の温かさも効果的でした。
あっ、忘れてはいけないのが加藤治子。あのしたたかばあさん、可笑しくて哀しくて、その存在自体が人間喜劇、基調はコメディの本作にさらに花を添えていました。
うーむ、亀の甲より年の功。まさに熟年パワー炸裂の一作でした。
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