マイアミ・バイス (2006) »レビュー

ガンとロマンスと男の美学

90点 2008/05/09 by ラブアゲイン

マイアミ・バイス

「ガンとロマンスと男の美学」
マン映画の全ての要素を満たした、非常にマンらしい会心作。

ポイントは二つ
1つは、得意とするガン演出にはハリウッドでは唯一無二なほど磨きが掛かっている点。
もう1つは、不得意なロマンスに対しては、今回も難ありではあるが、それすらも「男も濡れるビジュアル」でハッタリをかましまくって強引に切り抜けてる点。
僕はココにマイケル・マンの成長を見ました。
とにかく「男のビジュアル」を映像化したいマンの意気込みは、TVシリーズ「マイアミ・バイス」のファンの不評を買うほど、映画の「マイアミ・バイス」をシリアス・クールに変貌させてしまっている。しかしながらその映像、見る価値は充分にあります。
この映像のハッタリだけで、「広げるだけ広げた捜査の割にこじんまりしたクライマックス」だとか、「コン・リーとC・ファレルのドラマにイマイチ乗り切れない」という難点をマンは、映画監督の力量でかわしてしまってるところには驚きと満足感を覚えました。話自体にもそれはど破綻がある訳では無いのも良い。

個人的に好きだったコン・リーは、キャラが少し甘い存在なのが残念ではある(C・ファレル=男の美学の1つに利用されただけ)が、ハリウッドの大作で顔を見ることが出来て嬉しいかぎりである。彼女が無表情のままいきなりサルサで腰をクネクネさせたのは笑えた(監督よ、そこはそれなりにやりようがあったでしょうに!!)

 

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