ブラック・ダリア (2006)
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凄惨な死体のはずが・・・。
2007/12/27
by
名画座の怪人
世界一有名な若い女の全裸死体。それは腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた!!
・・・・・・・・・という触れ込みでしたが、全然怖くないのは何故? 死体がちゃち過ぎるんですよね。どっかの遊園地の蝋人形にしか見えない。後のほうに出てくるナッシュに殺された一家の死体もそうだが、あえて無機質な感じにしたかったのだろうか?
死体を前にした捜査員たちの演技も不自然で。あれだけ凄惨な死体であれば相当の悪臭を放っていたのではないか。誰一人として鼻をつまんだり、顔を背けたりしないのは変ですね。
説明がつかない点も幾つか。
何故死体を発見されやすいところに放置したのか? 犯行現場に埋めてしまえば分らないのに。
顔を傷つけた動機は理解できるとして、何故胴体まで切断し内臓を抜いたのか?
原作では説明されているのだろうか?
実際のブラック・ダリア事件は迷宮入りしたらしい。なので事実にもとづかないフィクションである。日本で言えば3億円事件をモチーフにした作品みたいなもので被害者を除けば犯人ほか事件の関係者全て架空の存在のようだ。
1947年というから丁度60年前である。一種の時代劇だと思えば面白い。
警官も人の子。買収くらいは日常茶飯事。表ざたにできない事件は死体と共に闇に葬った。
容疑者の弱みを握るから役得もあった。・・・そんな時代のお話。
八百長ボクシングで出世した二人の刑事とわけあり美人の三角関係。
成金一家のスキャンダルまみれの過去と私生活。
女優を夢見た若き娼婦の哀れな末路。
ラストが少々辻褄合わせに忙しいことを除けば、なかなか見ごたえのある作品でした。
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