手紙 (2006)
»レビュー
犯罪者への同情=犯罪を容認することではない。
2006/12/08
by
poohポンチ
皆様のご意見すべてを読んだわけではないですが、
子どもには見せられないとか、若い人の見方は危険だとかの書き込みを見ました。
私はそういうことはないように思いました。
あの描き方からは、兄の犯罪は故意の殺人ではないですし、
素直に人間として同情に値することだったのではと思うのです。
犯罪者にも色々な背景があることは、
間違った理解ではないですよね。
ただし、どんな背景があろうとも、犯罪者・被害者はもちろんのこと、
その周囲の人間を、否応無しに苦しめることになるという現実。
この映画はそのことをテーマにしているのではないですか?
子どもだろうと若い人であろうと、それを感じないことはないと思うのです。ただ、それをきちんと理論的に表現する手段をもたないだけではないでしょうか。
本当は優しい人であっても、万一人を殺すようなことをしてしまったが最後、一生涯が台無し。大事な家族をも一生苦しめることになる。
このことは、必ず心に残ると思います。
兄役の玉山さんの演技は心を打つものがありました。
どんなに悔いてもやり直しがきかない罪を犯してしまった人の、
大きな苦しみを演じきっていたと思います。
私は是非子どもにも見せてあげたいと思います。
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