手紙 (2006)
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今考えるべき問題
2006/12/11
by
t☆
私のすごく身近な人には加害者になる立場の人と、被害者になる立場の人とが両方いました。どちらも亡くなりましたが、その死に疑問を感じる事などが毎日あります。8年前から一日も頭から離れることは無く、思い出しては涙がとまりません。それから人の心について深く考え続け、心理学関係の本も読んで、自分に出来ることを考えては何も得られず悔しい思いをし、自分自身が生きて楽しむことも分からなくなっていました。加害者と被害者は表裏一体で、加害者を生む事自体を無くさなければならないのにもかかわらず、今の世の中のあり方は全く逆の方を向いていると思います。この作品を通じて、ただ加害者を叩いているだけでは、犯罪やそれを生み出す人の心の闇は消えないなと思いました。罪を犯した人を恨むのではなく、その罪やそれを生み出した暗い何かの方が恨むべき正体であり、罪は罪で、絶対に消えることは無く、許されることの無いものだというのがひしひしと伝わってきます。けれど、どんな人も元々は誰かから愛され愛する権利のある生身の人間で、罪を犯したその人だけに責任を擦り付け生きている今の自分や周りの人達の冷たさこそが、犯罪を生み出しているのだろうと思い知らされました。怒りを買いやすい難しいテーマを、ここまでひとの心に忠実に描いた作品は初めてでした。今度、友達と一緒に見に行ったり、家族を誘ってみたりして、終わった後にお互いの意見を交換してみたいと思います。
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