手紙 (2006)
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感動できん!偽善が恐い!
2007/12/25
by
あんキモ
キレイごとっぽくて、感動できない。何故、感動できるんでしょう??それは(映画だから当然ですが)他人事(ひとごと)だからでしょう。加害者の家族の人権も考えなきゃって、“偽善”だと思う。
強盗殺人って、魔が差してやることじゃない。強盗殺人して学費を稼ぐって、意味がなさすぎる。その時点で呆れて家族の縁を切って良い。どうせ、縁を切っても兄弟であることは何一つ変わらないけど。
兄が強盗殺人犯だったら、それなりの生き方は受け入れるしかない。ひどい差別をする人も、あまり差別しない人も、結婚してくれる人もいる。そんなことは世の中当たり前のこと。人は、差別ばっかりしてる。私もそうです。私は精神科医療の現場にいますが、患者さんの家族が一番患者さんを差別してる。精神病なんて、いまだにひどい差別をされている。
差別の原因は無知。
じゃあ、兄が犯罪者だからって差別するのは、そんなにひどいでしょうか?兄弟に犯罪者がいる場合、他の兄弟も犯罪者となる確率は普通よりは高いのではないでしょうか(勘違いされているようなので追記します。確率でものが言える範囲も承知しているつもりです。何かは言えませんが、書いているこの私も、望ましくない確率を背負っています。)。でも、もし高いとしても、それはあくまで確率(あれ?ちゃんと確率は確率に過ぎないって最初から言ってるのですが…)。でもでも、あなたは、確率で人を見ていませんか?兄弟が優秀だと、本人も優秀だと思うでしょ。お近づきになりたいでしょ?殺人犯の兄弟がいたら、あまりお近づきになりたくないでしょ?両親が重度の精神病者だったら、あまりお近づきになりたくないでしょ?そんなもんです。キレイごとは止めましょう。偽善は止めましょう。少なくとも、それを知るのが、その人の人柄を良く知る前か後かで、その人をどう思うかが大きく違うんじゃないでしょうか?(それを乗り越えて聖職者のようになりたい人も、未熟なうちは差別するでしょう。)
それを考えると、主人公はいろいろ恵まれているとさえ思います。理解してくれる数少ない友人や職場の先輩や会長がいて、頭も顔も良くて(そういう設定ですよね)、人前で喋る才能もあって、ブスでもバカでもない女性が感心を持ってくれて、結婚できて可愛い子供も出来て。かなり恵まれている。世間に感謝しなきゃ。それほどの差別をされているとも思えない。あんなもんじゃないかと思います。もっと下らないことで、もっとひどい差別をされることも世の中多いですよ。
むしろ、すぐにキレて物を投げたり壊したりするシーンをみて、「あーやっぱり兄弟だな」と思っちゃいました。器物破損は犯罪的行為です。あれじゃあ、良家のお嬢様と結婚して上手くいくわけがない。嘘をついて逆タマに乗ろうとするし、別れる時にちゃっかりお金もらうし、男気がなさ過ぎ。
ストーリーも、美しい田舎娘が無条件に自分に興味を持ってくれて、あか抜けて着飾って自分に会うために働いているバーに突然現れて、、、って調子良すぎ。それだけで人生ラッキー。感謝しなきゃ。そんなこと、なかなか無い。
加害者の家族のことを考えようって、かなり偽善に思えます。加害者の人権は、すでに日本では守られ過ぎが問題になってるんです。ほとんどの犯罪は、罪が軽すぎるって感じる人がほとんどです。今時、犯罪の罪を軽くしようって感じる人いますか?
この映画に感動した人って、被害者と残された家族の無念を少しは考えてるのでしょうか?被害者の家族が許してくれるわけないでしょ。加害者の家族と会いたいわけないでしょ。許すとしたら、自分が許すことで、自分が救われるからであって、加害者のためではない。加害者が死刑になったって許せない。でも、許すことで自分が救われるから自分のために許す。でも、やっぱり本当は許せない。そういう葛藤に一生苦しむ。
それに比べると、一人しか殺していないのでいずれ社会復帰する犯人、その弟、ずいぶん守られているって思います。日本は、本当に加害者に甘い。
加害者やその家族の気持ちになって、加害者やその家族のことをもっと理解してあげましょう!!って被害者の家族に言えません。言えるとしたら、それは100%偽善です。被害者は永遠に救われないのです。
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
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Re: 感動できん!偽善が恐い!
2007/12/24 by
ななし
>兄弟に犯罪者がいる場合、他の兄弟も犯罪者となる確率は普通よりは高いのではないでしょうか。
よくもこんな事を軽々と口にできますね。
確率って何ですか?
こういう問題を簡単な言葉で片付けてはいけません。
僕には映画「手紙」の主人公と同じ境遇に合った友達がいました。
彼は身内に犯罪者がいることを誰にも隠しませんでした。
彼は兄を反面教師にしているといつも言っていました。
彼は兄を憎んでいるし、でも感謝もしている、と言っていました。
母親は精神的に参ってしまい寝たきりになってしまいました。
彼は大学を中退して工場とコンビニであくせく働きました。
彼には父親もなく、彼は母親のために人生を捧げる決意をしました。
しかし彼の看病も虚しく母親は他界してしまいました。
まもなく彼も母親の後を追いました。
自殺する一週間前に彼からメールがありました。
そのメールの最後の行。
「俺のたった一人の友人に幸あれ(笑)」
これが加害者の家族が背負わされるべき罰なのでしょうか。
この時、僕は加害者側の家族の気持ちしか知れません。
映画で言うところの視聴者目線です。
被害者がこれ以上の悲しみに暮れている事は容易に想像出来ましたが、
僕にとって直接関係があったのは親友である加害者の弟だけです。
しかし彼は僕から言わせれば完全に被害者になってしまった。
このように立場によって見え方、感じ方は変わるのものです。
この映画は単に加害者の弟にスポットをあてた商業映画。
それ以上でもそれ以下でもない。
少なくとも他人事ではない自分はこの映画に感動しました。 -
Re: 感動できん!偽善が恐い!
2007/12/26 by
C.ロナウド
視野が狭い気がいたしますね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: 感動できん!偽善が恐い!
2008/01/14 by
luppy
> 加害者の家族のことを考えようって、かなり偽善に思えます。
↑この様にこの映画をとらえられた方って結構いるんじゃないかと思います。この映画は確かに加害者の苦悩が中心で本当に大事なシーンや言葉が強調されてないからそのような話だと思われても仕方ないと思いました。
この方には是非!!東野圭吾の原作を読んで頂きたいです。原作はちっともきれいごとじゃありません。
加害者の家族は差別されて当然、それを知ることも加害者の犯した罪に対する裁きである、その上でどうするか。
罪を犯したまわりの人間が完璧に幸せになれる方法なんかあるわけがありません。
でもそのなかでどうしていけばいいのか。...正しい答えもありません。
犯罪があふれているこの世の中でとても考えさせられるすばらしい作品です。 -
Re: 感動できん!偽善が恐い!
2008/01/17 by
smee
私は、映画を見たことはありませんが、原作は何度も繰り返し読んでいます。
映画でどの程度原作を再現しているかは分かりませんが、あなたの感じたことは原作が表現していることそのものです。あなたがこの映画を観て、反論したこと、その反論が原作でのメッセージなのです。
私は、「手紙」が映画化され簡略化されて本当のメッセージがあなたのように感じられないのが嫌で見ませんでした。
だから、ぜひ原作を読んでみて下さい。
>じゃあ、兄が犯罪者だからって差別するのは、そんなにひどいでしょうか?
原作では、差別はして当たり前だと表現していますが、そんな重要なメッセージを映画は表現していなかったのでしょうか。
私も映画見てみようと思います。 -
Re: 感動できん!偽善が恐い!
2008/02/02 by
luppy
↑原作では、差別はして当たり前だと表現していますが、そんな重要なメッセージを映画は表現していなかったのでしょうか。
私も映画見てみようと思います
是非そこがどうか見てみてください。 -
映画だけ見た♪
2008/03/02 by
ta_ka
実際だったらもうちょっと加害者の人に厳しいのかな〜…
沢尻エリカさんは可愛すぎておいし過ぎじゃないですか(笑)?
とりあえずこんな泣いた映画は初めて。って言ったのも初めて。この後『ただ君を愛してる』の映画も見たけど、何の感情もわいて来なかった;;
映画は一日一本だね!
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