エコール (2004)
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美しい悪夢
2006/12/04
by
はなよ
自然は美しく、人もやさしく穏やかにみえるのだけど、なにか怖ろしさを感じる。それは、その静謐さも美しさも薄い卵の殻のようなに表面的なもので、生々しく醜悪な現実がその下に隠されていることを感じるからではないだろうか。この不自然な世界のアンバランスさ脆さは、まるで思春期の少女の心そのものだ。
少女たちはエロティシズムを感じるには子供っぽく、何もかもがおとぎ話のようにみえる。リボンの色がチャクラの色に符号している事や、水は感情を象徴するものであることを考えると、現実的な解釈とはまた違う象徴的な解釈もあり得ると思う。
観客は、最初から最後まで少女たちと同じだけの情報しか与えられず、未来も見通せないまま終わってしまう。下手なタネあかしを求めているわけではないが、妙に欲求不満が残ってしまった。
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